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Transcription
- 主人公:
- …頭がズキズキする…。俺に何が起こっているんだ?
- 主人公:
- そういえば…戦闘?があったような…鉄虫が襲撃してきて、
俺は朦朧とした意識の中で何とか戦闘指揮を執っていた…。 戦闘は無事に終わったのか…? - ソワン:
素晴らしい指揮でしたわ。ご主人様…。
- ソワン…?いつからそこに…?
- ソワン:
驚くのはまだ早いですわ。この素晴らしい光景をご覧くださいですわ。
- 素晴らしい…光景…?
- 主人公:
- 目の前の光景に俺は開いた口が塞がらなかった。
- ダッチガール:
あ…司令官。気が付いた?私なんかが料理なんてしてもいいのかな…?
- ダッチが料理をしている…だと?
- 主人公:
- ダッチガールが料理だなんて信じられない。
- 城壁のハチコ:
ひぃ~ん…。ご主人様ぁ~!ハチコは腕が痛いです~。
- 主人公:
- あっちではハチコがボウルに穴が開きそうな勢いで
生クリームを泡立てていた。 - ソワン:
ご主人様が命じられた通り、
皆さんを立派なキッチンメイドにしてみせますわ。 - ダッチガール:
あれ?これ失敗しちゃったみたいだけど…、大丈夫かな?
- ソワン:
はぁ…世話の焼けるバイオロイドですわ。
- 城壁のハチコ:
ふぇぇん…!ハチコも、ハチコも助けてください~。
- ハチコ?ペロはどこ行った?
- 城壁のハチコ:
はい!ご主人様!ペロがどこに行ったのかわかりません!
どうなさいましたか? - 聞きたいことがちょっとあってね。
- 城壁のハチコ:
ご主人様!それならハチコにもお答えできるかもしれません!
ハチコにお任せください! - 主人公:
- …ハチコが答えられるだろうか…?
- ソワンについて何かわかるか…?
- 城壁のハチコ:
ご主人様…?ごめんなさい!ハチコもよく分かりません!
- そうだろうな。
- 城壁のハチコ:
ですが、ソワンを迎え入れたのはご主人様です。
それだけは確かに覚えてます! - 主人公:
- え…!?俺があの明らかに危険そうな奴を迎え入れた?
- 城壁のハチコ:
それからというもの……ご主人様もみんなも
だいぶお疲れのようで……ハチコは心配です…。 - 城壁のハチコ:
特にご主人様はさっきみたいによくぼーっとされることが多くて…
- ソワン:
ご主人様と何をお話になっているのか分かりませんが、
サボリは容認いたしませんわ。 - ソワン:
ハチコさんも早くこのお茶を飲んで自分の仕事を再開しなさい。
- 城壁のハチコ:
ハチコは…これ飲みたくないんだけど…うぅ…
- 主人公:
- ハチコはぶるぶる震えながらソワンに渡されたお茶を飲むと、
また取り憑かれたように生クリームを泡立て始める。流石にこれはおかしい。 - ソワン:
次はご主人様の番ですわ。冷めないうちにお召し上がりくださいませ。
- 主人公:
- 必死に周りを見回してみたが
目の焦点が合っていないメイドたちが黙々と仕事をしているだけだった。 - ソワン:
ご主人様は私にすべてを預けるとお約束されましたわ。
今は私がここのメイド長ですわ。 - ソワン:
ご主人様にこのような無礼を働くのは気が引けますが、
私にはこの方法しか思いつかないのですわ…。 - 主人公:
- ソワンは…注射器にお茶を充填する。
- ソワン:
至高の快楽を受け入れる準備はできましたか…?
- 主人公:
- こいつは俺の意思など全く関係なしのようだ。なんなんだ…
- ソワン:
ふふふ。ご主人様が私に嘘をつくのがいけないのですわ…。
- 主人公:
- ソワンは慣れた手つきで俺の首にお茶入りの注射器を刺した。
- ソワン:
少しは気持ちが楽になりましたか…?
- 主人公:
- ソワンが注射した「お茶」のせいか?
気分が急速に落ち着いていく。 - ソワン:
…私は残念でございますわ…
ご主人様が何度も何度も心にもない事をおっしゃるので… - 主人公:
- …それは…ごめん…。すまないことを…した…。
- 主人公:
- …ほら…ソワン…オレにはキミが必要だ。オレのそばにいてくれ…。
- 主人公:
- …おれのかおに…やわらかいソワンの…髪の毛が…あたった…。
- 主人公:
- これが今日最後の記憶。