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Transcription
- CSペロ:
……
- 城壁のハチコ:
クンクン…!ご主人様!?ご無事ですか?ハチコが参りましたー!
- 主人公:
- 俺のことを心配するバイオロイドたちが駆けつけてくれた。
心強い。 - 心配ない、ハチコ。俺は大丈夫だ。
- ソワン:
このような扱いを受けるだなんて…
まるで私が罪人にされているような気分ですわ…。 - CSペロ:
ご主人様の前で全部白状してはどうですか!?
ここに来た目的は何なのですか!? - 城壁のハチコ:
ほら、早く!言ってください!!ハチコたちを操っていたんですよね!?
本当にバイオロイドなんですか!?この…詐欺師! - …ハチコ…さすがに俺もそこまでは…。
- 主人公:
- 詐欺師という言葉でソワンから危険な雰囲気が漂い始める。
しかし俺の横にはペロとハチコがいてくれている、何も怖くない。 - ソワン:
…今、私に何と言いましたか…?
- 城壁のハチコ:
ソワンは詐欺師です!ハチコを騙しました!
- 一旦落ち着こう。ハチコ。
- 主人公:
- 俺がハチコをなだめていると、ソワンは口を開いた。
- ソワン:
…心外ですわ。ご主人様。
私は何故こんな仕打ちを受けなければならないのでしょうか… - ソワン:
私は今まですべてを賭けて、この身を捧げるご主人様を探し求めてきましたわ。
- ソワン:
そんな私をご主人様は温かく迎えてくださいましたわ。
覚えていらっしゃいますよね? - だから…その辺がちょっと曖昧で…
- ソワン:
いいえ。ハッキリとさせますわ…。
- ソワン:
「ツナ缶だけを食べさせようとしてくるバイオロイドにはもう飽きていたんだ。
歓迎するよソワン…」 と仰いましたわ。 - 城壁のハチコ:
……
- CSペロ:
……
- 主人公:
- 艦内は一気に重たい沈黙が充満した。
- 主人公:
- メイドたちは俺の顔だけを見ていた。
- 主人公:
- いや…俺はそんなこと言った覚えなんて…。え?
- CSペロ:
それは…その通りです。ソワンの言うことが正しいです。
ご主人様は確かにそう仰いました。 - 城壁のハチコ:
ふぇぇん…それは確かにおっしゃいましたよぉ…。ご主人様はひどいです…!
- ソワン:
私はご主人様の栄養状態を正常になるまで回復させ、味覚で感じられる
すべての快楽をお届けいたしましたわ…。 - ソワン:
それなのに…私にこのような仕打ちを…。
- 主人公:
- これはまずい…。そもそもの原因はどうやら俺にあるようだ。これはどうしようか…?
- あ…あれだ。ポイントがずれてるんだって!
- ソワン:
…どういうことでしょうか。
- お前のやり方は間違っている!
- 城壁のハチコ:
そ、そうです…!ご主人様の言う通りです!
ソワンは料理とあのお茶でハチコたちを操りました!とっても悪い事です! 早く追い出しましょう、ご主人様! - ソワン:
皆さん私の料理をとても褒めてくださいましたわ。
私のように料理が上手くなりたいと言ったのは誰でしたか? - 城壁のハチコ:
うっ…た、確かにそう言ったけど…
- ソワン:
食材の下ごしらえもまともに出来ないメイドたちに
私の貴重なノウハウを伝授いたしましたわ。 もう…私も我慢の限界ですわ…! - 主人公:
- ソワンは横目で自身の武装を確認した。これは危険だ。
ひとまずは落ち着かせないと…。 - ソワン!とにかく、お前は間違ってる!今から…!
- ソワン:
………
- CSペロ:
…ご主人様…?…今から…?
- 城壁のハチコ:
うんうん!今から!?
- 主人公:
- くそっ…!俺も訳が分からなくなった!何だ?今から…えーと!
- オルカ料理大会を始める!
- 主人公:
- 艦内には再び重い沈黙が充満した…。
- ソワン:
…私の聞き間違いでしょうか?今、料理大会と仰いましたか?
- 主人公:
- ハチコは尻尾を下に垂らしてるし、
ペロの瞳孔が細くなってる。 俺も訳が分からなかったがこのまま突き進む! - 主人公:
- ソワンを追い出せばいいだけの話だった。
しかし、何でよりによって料理大会だなんて言ってしまったのか。 - CSペロ:
- ……
- 主人公:
- …思い出した。
俺がソワンの料理を払いのけた時の ソワンのあの悲しそうな表情を思い出したからだ。 - 城壁のハチコ:
ハチコは…ただソワンを追い出せばいいだけの話だと思いますけど…
- CSペロ:
……
- CSペロ:
ご主人様がやれと仰るのなら私はそれで構いません。料理大会…面白そうですね。
- 主人公:
- 武器でもある手を猫のように舐めて俺をチラッと一瞥するペロ。
洞察力のあるペロなら俺の本当の考えを理解してくれてるはず?だよね…? - 城壁のハチコ:
でもハチコは料理に自信がありません。
- ソワン:
本気ですか…。ご主人様?
あのメイドたちに私の相手など到底無理ですわ。 私を侮辱しようというお考えですか? - オルカのメイドたちも馬鹿にはできないぞ?
- 城壁のハチコ:
ハ…ハチコは料理は下手だけど、
悪い料理人には勝てると思います! - ソワン:
…私はご主人様の命令に従うだけですわ。
- ソワン:
この屈辱はじっくりと返させていただきますわ…。
覚えておくことですわ…コンパニオンの珍獣さん。 - 主人公:
- こうしてなんとも無茶苦茶なオルカ料理大会が始まった。