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バニラA1
いかがでしたか?ご主人様。ご満足いただけたでしょうか?
Transcription
- バニラA1:
いかがでしたか?ご主人様。ご満足いただけたでしょうか?
- いつものだね…。たまにはバニラも作ってみたら?
- バニラA1:
……
- 何でもない。
- ソワン:
ご主人様?では私が作った料理をお召し上がりくださいですわ。
- まだ飲み込めてない…ちょっと待って。
- 城壁のハチコ:
う~ん…うーん…えっとぉ…その…
- 主人公:
- バニラとソワンの出してくれた料理を口に押し込んでいると、
奥でグズグズしているハチコの姿があった。 - どうした?
- 城壁のハチコ:
あの…ご主人様。ハチコは新しい料理を作ってみました…。
お召し上がりになりますか? - 主人公:
- …かわいい。
- もちろんだ。
- 城壁のハチコ:
えへへー!ありがとうございます!ご主人様!
- 主人公:
- ハチコが恥ずかしそうに取り出した皿の上には、
紫がかったパイ一切れがちょこんと乗っていた。 - おっミートパイじゃないのか!いただきます!
- 主人公:
- しかし、ハチコの紫パイは俺が予想した味とは全然違った。
- …果物じゃなかったか。
- 主人公:
- 紫色だったし、果物っぽいから
甘い味と香りがすると予想してたんだが…。……これは一体……(もぐもぐ) - 城壁のハチコ:
ご主人様のためにキノコを入れてみました!
お肉は飽きましたよね?もっと持ってきます~! - 主人公:
- う~ん。不思議な味だ。なのに嫌じゃない。口の中が痺れるほどにクセになる…!
- 主人公:
- ここで俺は何かおかしいと感じた。痺れる?それに…
- ちょっと…お腹の調子が…おかしいぞ?
- バニラA1:
…ご主人様?
- バニラA1:
…ご主人様…?どうしましたか!?ご主人様!?
- 主人公:
- 重度の吐き気と冷や汗が止まらない。
- バニラA1:
ソワン!?ご主人様の状態が尋常ではありません!
- ソワン:
どいてください。ご主人様!?ソワンですわ!
私の声が聞こえますか?! - 主人公:
- 舌が固まる奇妙な感覚を覚えた俺はすでに口が動かず、
自分の身に起きている症状も伝えることができずにそのまま倒れた。