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Transcription
- 主人公:
- カカオは発酵と乾燥が必要だ。
- 主人公:
- 数十日は必要な作業らしいのだが、時間の関係上
フォーチュンが優れた科学技術で生産した オルカ特製乾燥装置で何とかなった!科学ってすごい! - フォーチュン:
かわいい姉妹たちが困っているのは見過ごせないからね!
これでみんなの作業が少しでも捗ればいいんだけど。 - フォーチュン:
お姉さん、他の仕事があってもう行かなきゃいけないの!
上手くいくといいわね!司令官! - T-14ミホ:
司令官?ケーキを焼く匂いがしてきたね?いい匂い!
みんなすごい頑張ってるね~。 - 主人公:
- やはりメイドたちには戦闘で汚れたエプロンより
小麦粉が付いたエプロンの方がずっと似合うな…。 - 主人公:
- …ところで、ケーキ作りって
こんなに煙が出る作業だったかな? - 炉端のポルティーヤ:
きゃあぁぁぁぁ!!火事です~!火事!!
- 城壁のハチコ:
うわはぁっ!火はハチコが引き受けます!
代わりにハチコが作ったケーキを見ていてください! - 炉端のポルティーヤ:
ハ…ハチコ?これはチョコケーキではなくて…お肉…ですが?
- T-14ミホ:
あはは!!意味が分かんない!超面白い!
- 主人公:
- ミホはこんな混沌とした中でも楽しそうに声を出して笑っていた。
- 主人公:
- 時間はあっという間に過ぎてしまった。艦内に立ち込める煙のせいで
フォーチュンはぶつぶつ言いながら換気施設を点検しに行った。 - T-14ミホ:
ケホケホッ…!すっごい煙…えっと、大体出来上がったみたいね?
- T-14ミホ:
はい!では早速審査を始めます!
最初はコンスタンツァさんのケーキから食べてみましょう。 - コンスタンツァS2:
負けられません…。ご主人様のメイドは私です。
- T-14ミホ:
ふむふむ…。うーん、やっぱり……普通の味ですね?
特にケチをつける部分もなければ特別な点もなく…… - 美味しいけど、確かに…。
- T-14ミホ:
文句のないケーキでした!6点差し上げましょう!
- T-14ミホ:
次はポルティーヤさんの…おっと…何でしょうかこれは…
「真っ黒に固まった何か」ですね。 審査員ですので恐れずに試食してみます! - T-14ミホ:
ガリ!ガリ!ゴリ!ゴリ!
- 真っ黒に焦げた砂糖みたいだなこれ。
- T-14ミホ:
4点…いいえ!3点…差し上げます…。
- 炉端のポルティーヤ:
えっと、それは…砂糖を加熱するとカラメルがですね…?
うぅっ…実はガントレットの火の加減を間違ってしまい…失敗です!…うぁぁぁ~ん! - T-14ミホ:
う~ん…オルカには高性能のオーブンがありますから、
次回はオーブンを有効に活用してみてはどうでしょうか! - T-14ミホ:
次は!ペロさんのホワイトチョコレートケーキですね!
- T-14ミホ:
驚きました!完璧なチョコケーキでした!
- う~ん…甘過ぎなような…。
- T-14ミホ:
ポイントは…7点を差し上げます!
- 主人公:
- 俺はミホが目にも留まらぬ速さでペロのケーキを包装し
弾倉ポーチに入れるのを目撃した。そこに入れて大丈夫なのか…? - T-14ミホ:
…しーっ。
- 俺は何も見ていなかった。好きにしろ。
- T-14ミホ:
次に行きましょう。次は…誰でしょうか?ハチコさんの……。ハチコのは……
- T-14ミホ:
…ミートパイですね…
- 城壁のハチコ:
うわぁ~ん…!ハチコはハチコなりに一生懸命作りました!
- T-14ミホ:
失格です!失格!お題はチョコケーキでしたので!
- 城壁のハチコ:
ふぁ~ん!どうしよう!美味しくなかったでしょうか?
- 大丈夫だ。ハチコ、これすごく美味しいぞ。
- 城壁のハチコ:
えへへ~!ご主人様が美味しかったのならそれで満足です~!
- T-14ミホ:
はい!…次…次に行きましょう~。
ダッチガールさんのケーキを食べてみましょう! - ダッチガール:
お…お願いだから大きな声で言わないで…。
- T-14ミホ:
ワオッ!これは立派なケーキですね。驚きました!
ダッチガールは料理も上手なんですね? - ダッチガール:
嘘でしょ…そんなはずない。
- T-14ミホ:
自信を持ってください!私が保証します。6点です!
- ダッチガール:
何かの間違いじゃない…?
- そんなことないぞ。本当に甘くて美味しい。ありがとう、ダッチ。
- ダッチガール:
わ…私は…ううん…。ありがとう二人とも。
- T-14ミホ:
次は~!チョコケーキの匠。バニラさんの作品を試食してみましょう。
- バニラA1:
……
- T-14ミホ:
……
- …これは…
- T-14ミホ:
…ふむ。これは防腐処理されてる…製品ですね。それもかなり有名な会社の製品…
- バニラA1:
何か問題でも?
- T-14ミホ:
ううん、問題ない…。あれ?でもバニラ、これ…料理では…ないよね?
- バニラA1:
…ふん。私はソワンが何を企んでいるのか知りたかっただけですので…。
失礼します。 - T-14ミホ:
そ…そうだよ!製品を使うのは反則だよ!バニラ、失格!残念だけど失格です!
- T-14ミホ:
それじゃ最後は~!ソワンさんの…
- T-14ミホ:
野菜…ケーキです…。みんなどうしてまともに作ってこないの…?
- ソワン:
審査員?まずは私のケーキの味を確かめてみてくださいますか?
- これはチョコケーキだ!すごく美味しい!
- T-14ミホ:
嘘でしょ…?美味しい!すごく美味しいんだけど?どういうことなの!?
- CSペロ:
ふん…!正攻法で勝つ自信がなかっただけなんじゃないですか?
- ソワン:
パフォーマンスが味に及ぼす影響を無視してはいけませんわ。
- ソワン:
それに、普通のチョコケーキでは面白みに欠けると思いまして。
では…私はこれで失礼しますわ…。 - T-14ミホ:
はぁ~これは言うまでもなくソワンのケーキが一番美味しかった。
- 認めざるを得ないな。
- CSペロ:
はい?ご主人様まで…真剣に審査してください!
- T-14ミホ:
9点…完璧だった。こんなに美味しいケーキは食べたことがない…。
- 主人公:
- いつの間にか近づいてきたバニラは指でソワンのケーキを少しつまんで
味を確かめると、顔をしかめた。 - バニラA1:
…悔しいですが…。私の負けを認めましょう。
- T-14ミホ:
バニラは最初から失格だけどね……
とにかく、勝者は決まったわね! - T-14ミホ:
勝者はソワンさんです!皆さん拍手を~!私はこれで!美味しかったわ!またね!
- 主人公:
- ソワンは座ったまま静かに頭を下げただけで、
「当然だ」という風に特に何の反応も見せなかった。 - 主人公:
- その様子を見たメイドたちは悔しさを隠せないようで、
「次のテーマはまだか!?」と俺をすごい目つきで見ていた…。