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主人公
- 息を切らしながらメイドたちが帰還してきた。

Transcription

  1. 主人公:

    - 息を切らしながらメイドたちが帰還してきた。

  2. 主人公:

    - 息を整えていたメイドたちは俺の隣にいるソワンに気が付くと、瞬時に武器を構えた。

  3. 城壁のハチコ:

    がるるる!ご主人様から離れてください!

  4. CSペロ:

    ……今まで姿が見えないと思っていたら、こんなところに居たんですね…!

    1. みんな落ち着け。俺は大丈夫だ。
  5. ソワン:

    …私はご主人様の仰せのままにいたしますわ…。

  6. 主人公:

    - 素直に命令に従う素振りのソワン。やはりソワンの危険な雰囲気はだいぶ和らいでいるように感じる。

  7. T-20Sノーム:

    まぁまぁ…。ではみなさん料理をはじめてもらえますか?時間があまりありませんので。

  8. 城壁のハチコ:

    あっ!はい!ではでは、ハチコが一番最初に始めます!

  9. CSペロ:

    フン!そうはさせないわ!

  10. 主人公:

    - 勝負に目覚めたオルカのメイドたちは、それぞれの作業を始めると、料理とは関係ない炎があちこちで吹き出した。

  11. T-20Sノーム:

    司令官はこれまでも、いつも家族と一緒でしたね。

    1. うん?どういうことだ?
  12. T-20Sノーム:

    私が思う家族とは…ひとつの場所に座り、食事を…

  13. 城壁のハチコ:

    うわ~ん!火事です。火事火事~!

  14. バニラA1:

    どいて下さい!消火器はどこですか?ハチコ!

  15. T-20Sノーム:

    家族というのは、ひとつの場所に集まって食事を…

  16. バニラA1:

    第2区画は手遅れです!隔壁を下げてください!ブロックします。

  17. コンスタンツァS2:

    何ですって!?まだ料理を始めてすらいないんですけど?名誉挽回しないといけないのに!!

  18. バニラA1:

    しっかりしてくださいコンスタンツァ!!早く管制室へ!!

  19. T-20Sノーム:

    火が…広がっています。司令官。

  20. T-20Sノーム:

    司令官?見てください。ソワンさんが……皆さんのお料理を…

  21. 主人公:

    - オーブンから広がった火はしばらく燃え上がり、貴重な機器を次々と燃やした。落ち着いた頃にはバイオロイドたちは暗い表情で座り込んでいた。

  22. 城壁のハチコ:

    ハチコが…ハチコのせいです…申し訳ありません…

  23. ソワン:

    お疲れ様でしたわハチコさん。料理は何ともありませんね。

  24. 城壁のハチコ:

    ふぇ?本当ですか?…どういうことですか?

  25. 主人公:

    - ソワンはあの騒ぎの中あちこち飛び回って料理を安全な場所に移動させていた…。

  26. 主人公:

    - 鎮火し、一生懸命に後始末をしているフォーチュンには申し訳ないが、大会を続行しなければならない。

    1. よし!食べてみるか!
  27. 主人公:

    - しかし…ここで問題発生。

  28. 主人公:

    - 大口を叩いてみたが、実はもうお腹がいっぱいで破裂しそうだった。これ以上は食べられなさそうだ…。

  29. 城壁のハチコ:

    どうしましたか?ご主人様…?

    1. いや、えっと…。
  30. バニラA1:

    まさか…もうお腹が一杯になられたから食べられない。などと仰らないでしょうね?胃袋もその度量と同じくらい小さいんですか?

    1. うっ…相変わらず厳しいなぁ…。
  31. 主人公:

    - あちこちからざわめきが聞こえてくる。これはまずいぞ…。皆さんお怒りだ…何とかしないと…。

  32. 主人公:

    - そうだ…!こんなのはどうだ。

    1. ソワンが俺の代わりに審査する!
  33. 主人公:

    - ソワンは俺の提案を受け入れ難いようだが、さっき仰せのままにと言っていたしな。

  34. バニラA1:

    本気ですか?信じられません。ご主人様、ソワンに何をされたのか完全にお忘れになったのですか?

  35. 城壁のハチコ:

    はい!はい!ご主人様がそう仰るのならハチコは構いません!それでは、どうぞ!ハチコは美味しいミートパイを準備しました!ノームから先に食べてみてください!

  36. バニラA1:

    私はソワンに食べさせるために作ったわけでは……。あぁ…もう。…ハチコ!…卑怯です!私の鍋が先です!

  37. 主人公:

    - 未熟ながらも頑張って作った料理を我先にとノームとソワンに食べさせるメイドたち…。

  38. 主人公:

    - どれ位の時間が過ぎたか…

  39. 主人公:

    - ついに結果発表の時間だ。

  40. T-20Sノーム:

    はい。全部美味しかったです。結果は、全員満点です。

  41. 城壁のハチコ:

    ええ~!?本当ですか!?

  42. バニラA1:

    信じられません!私の料理とハチコの料理が同レベルだなんて!納得できません!もっとちゃんとした審査員をお願いします。

  43. T-20Sノーム:

    ソワンさんも同意しましたよ。皆さんおめでとうございます。

  44. バニラA1:

    同率一位だなんて本当に最悪です…!こんな大会……参加しなければよかった!

  45. T-20Sノーム:

    あ…バニラさん…どこに行かれるのですか?

  46. ソワン:

    ……

    1. どうした?
  47. ソワン:

    .........