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Transcription
- 主人公:
- オルカの情報通タロンフェザーは、呼び出しをかけるとすぐに現れた。
- 主人公:
- そして…
- E-16タロンフェザー:
ふふふふ、お探しのものはここに…。
- E-16タロンフェザー:
5つのアングルから見ることができる多視点映像、音質も非常に良いですので
お役に立つと思いますよ。 - 主人公:
- …あいつ、まるで俺が呼び出すのがわかってたような感じだったな…
- ……
- 主人公:
- 複雑な気分で机の下や植木鉢の後ろを確認していると、艦長室のドアが開いた。
- エンプレス:
司令官~呼び出しってどうしたの?
- 天空のエラ:
司令官様~
- セティ:
あ…、失礼します…ノックもせずにすみません…
- 天空のエラ:
またボードゲームで遊びたくなってお呼びになったんですか?
- はは、今日は違うよ。
- 主人公:
- 抱きついてくるエラを流れるように抱きかかえて、ソファーに座らせた。
- セティ:
あ…
- セティ:
…わ、私も…
- エンプレス:
コンパニオンの子がオルカに入ってきたって聞いたから、多分そのことなの?
- 天空のエラ:
コンパニオンじゃなくてバトルメイドだって聞いたけど?
- エンプレス:
えぇ?じゃあ何で私たちのこと呼んだの?
まさかやっぱりボードゲームがしたくて呼んだの? - ちょっと厄介でな…。
- セティ:
あっ…
- 主人公:
- いっつもエラが勝つからつまんないの~と不満を言うエンプレスに笑いかけながら、
セティも抱きかかえてソファーに座らせてあげた。 - エンプレス:
ふ~ん…これは確かに私たちを呼び出すのも無理はないの。
- 主人公:
- タロンフェザーから提供してもらった映像を見ながら状況を説明した。
- 主人公:
- それはそうと、あいつ…撮影技術が日に日に向上していってる…
どうやったらこのアングルから撮影できるんだ… - セティ:
所属先はバトルメイドですけど、コンパニオンのように動物の遺伝子を
持っていらっしゃるということですね? - そういうこと。
- エンプレス:
そういうことなら任せるの!私たちの得意分野なの!
- 天空のエラ:
私は動物のことはよくわかりませんけど…
- エンプレス:
今まで一緒に色々見てきたから大丈夫なの!
- エンプレス:
司令官よりは詳しいと思うよ?
- 主人公:
- すると、俺とヒルメが会話する映像をじっと見ていたセティが口を開いた。
- セティ:
う~ん…警戒心がとても強いですね。
- セティ:
ここまで警戒心が強い子と…あっ、すみません。
- セティ:
ここまで警戒心が強い方と仲良くなるのは、かなりの時間がかかります。
- エンプレス:
そうなの。警戒心が強い動物は一日や二日じゃどうにもならないの。
- 天空のエラ:
ましてやそれがバイオロイドだから…
- エンプレス:
も~っと時間がかかっちゃうの!
- エンプレス:
司令官、もう命令しちゃうのはどう?俺に心を開きなさい~って。
- それはさすがに…
- 主人公:
- 命令で行動を強制することはできても、心はどうにもならない。
- 主人公:
- もしそんなことができたとしても、そこまでしたくはない…
- エンプレス:
じゃあ、もう、正攻法でいくしかないの!
- セティ:
ゆっくりと慎重に、時間をかけるしか方法はありませんね。
- そうか…でもどうしてこんなに警戒してるんだろう?
- 主人公:
- おかしな妄想はさておき、俺はもちろん他の隊員にも
かなりの警戒心を見せている。 - セティ:
私の考えですが…この警戒心の裏には恐怖があるのではないかと思います。
- 怖がってる…?
- セティ:
はい。
- 主人公:
- 確かにヒルメはずっと何かに怯えている様子だった。
- 主人公:
- なるほど…小さな野生動物が、ぷるぷる震えながら牙や爪を見せて
威嚇しているような感じか? - じゃあどうしたらいい?
- セティ:
動物の遺伝子が混ざったバイオロイドの方に通用するのかはわかりませんが…
- セティ:
一般的な動物の場合、まず自分が危険な存在ではないということを
覚えてもらわないといけません。 - セティ:
時間をかけて、同じ空間にいる時間を少しずつ増やして、
同時に慎重にハンドリングも並行していくんです。 - セティ:
匂い……も効果あるでしょうか?
- エンプレス:
あるんじゃない?動物の遺伝子の発現が強いんだよね?
コンパニオンの子たちも司令官の匂いは好きだしね。 - 確かにそうだな。
- 主人公:
- ハチコとフェンリルが俺に抱きつく時、必ず顔を埋めて匂いを吸ってるな…。
- 主人公:
- ペロとポイ、スノーフェザーもそうだった気がする。
リリス…はちょっと違う意味かもしれない…。 - セティ:
これは小型の動物に限定される方法なんですが、
通常、手にご飯を乗せて食べさせながら、匂いに慣らしていきます。 - 主人公:
- セティはそう言うと、ケージからチンチラのタイガーを出して手の上に乗せた。
- 主人公:
- タイガーは手の上をクンクン匂いを嗅ぎながら動き回っていたが、
セティがヒマワリの種をあげると、慣れた手つきでそれを食べ始めた。 - エンプレス:
ご飯は効果ばつぐんなの!本能には逆らえないからね。
- 天空のエラ:
そうです。私もタイガーとペン子に餌をあげてたらすぐに仲良くなりましたね。
- エンプレス:
ちょっと、ペン子って何なの!
- 天空のエラ:
でも63191って呼ぶのも可哀想すぎるし…
- エンプレス:
私がいた場所だけでもペンギンが数十万羽もいたのに、
一羽ずつ名前をつけるなんて無謀すぎるの! - エンプレス:
誰が誰だか見当を付けて区別するのも、この私だからできることなんだから!
- 流石!エンプレスは頭がいいなぁ。
- エンプレス:
今私のことバカにしたでしょ!?
- 主人公:
- エンプレスはぷんすか怒りながら文句を言っていたが、
セティが何やらもじもじしているのに気が付いた。 - エンプレス:
ふふ~ん…ほら、私が手伝ってあげるの。
- セティ:
あっ…!
- セティ:
ちょ、ちょっと待って…!
- エンプレス:
ほら、司令官。司令官もタイガーを抱っこしてみるの。
- 主人公:
- エンプレスはセティの手からタイガーを抱き上げて、俺の手の上に乗せた。
- 主人公:
- おぉ…ふわふわでふにゃふにゃ…。
感触を確かめていると、タイガーが俺を見上げて首を傾げた。 - 持ち方大丈夫か…?変な持ち方して怪我させたりしそう…
- セティ:
あぅぅ…
- 天空のエラ:
大丈夫ですよ。優しく撫でてあげてください。
- こ、こう?
- 主人公:
- 指でお腹をくすぐると、タイガーは気持ちよさそうに体を丸めた。
- エンプレス:
わぁ、司令官、素質あるんじゃない?もう懐いてるの。
- エンプレス:
じゃあ今度は私のペン子も抱いてみるの。
- 天空のエラ:
ペン子って…文句言ってたくせに~
- 主人公:
- 慎重にタイガーを返すと、居ても立っていられない様子だったセティは
安堵のため息をついた。 - セティ:
す、すみません…タイガーは神経質な子なので心配で…
- エンプレス:
それが過保護って言うの!うちのペン子みたいに強く育てなきゃなの!
- セティは本当に動物が好きだね?
- セティ:
はい、みんな可愛い子ばっかりですから。
- エンプレス:
司令官、セティの言うこと鵜呑みにしちゃダメなの。
- エンプレス:
この子は趣味が変わってて、何でもかんでも可愛いって言うんだから。
- 天空のエラ:
そうです。この前一緒に滅亡前のドキュメンタリーを観ていた時も、
深海魚のことを可愛いって言ってたんですよ? - セティ:
だ、だって本当に可愛いんですもん…
- 主人公:
- いつのまにか、三人の会話は雑談へと変わっていた。
まぁ、ある程度話も聞けたし構わない。 - 主人公:
- 要するに、同じ空間にいることに慣れさせていって、ゆっくりと時間をかけて
距離を縮めないといけないってことだな…… - 主人公:
- 埠頭を確保中の部隊を確認して、もう一度ヒルメに会いにいこう。