シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- 興奮気味の自分を何とか落ち着かせながら通路を歩く。
- こんな気持ちは久しぶりだ……
- オルカの隊員達は戦闘員も非戦闘員も皆、常に忙しい。
- だから、こんなこと、気が乗らないかもしれない……
- でも、みんななら!この気持ち、分かってくれるはず!
- いや、他のみんなが反対しても!あいつならきっと……!
- そんなことを考えながら歩いていると、目的の部屋の前に到着した。
- ゆっくりと深呼吸をし、勢いよくドアを開ける。そして俺はこう言った!
- みんな、アイドルになろう!
- P/A-00グリフォン:
……
- P-22ハルピュイア:
えっ…。
- ……
- 主人公:
- グリフォンとハルピュイアの反応は……まぁ想定の範囲内だ。
- 主人公:
- しかし、一人だけ……!ここに居るたった一人だけは……!俺のこの想いを―
- P-49スレイプニール:
ははは……司令官、何言ってるの?
- はれ…?
- P-49スレイプニール:
私達がアイドル?あはは、何かの冗談?
- はれれ……?
- P-49スレイプニール:
あ、そろそろ偵察に行く時間じゃない?
ハルピュ、みんなを集めてくれる? - P-22ハルピュイア:
あ、うん…。
- 偵察って……出撃までまだ6時間もあるけど……?
- P-49スレイプニール:
ほら、こういうのって早め早めに準備しなくちゃね~
- P-49スレイプニール:
じゃあ私は先に行ってるわ。
みんなゆっくりでいいから、待ってるわね~ - P-22ハルピュイア:
あ、あはは……
- P/A-00グリフォン:
はぁ……、ほんとバカなんだから……。
- 主人公:
- 俺のアイドルプロジェクトが冗談で済まされたというのもショックだが、
それよりもスレイプニールが心配になった。 - …スレイプニール、どこか具合でも悪いのか?
- 主人公:
- と、俺が言うと、ハルピュイアとグリフォンは同時に深いため息をついた。
- P/A-00グリフォン:
いつものこと。またバカなこと言い出して怒られただけよ。
- P-22ハルピュイア:
この前ね、戦隊長も司令官と同じことを言ってたの。
- …アイドルになろうって?
- P-22ハルピュイア:
うん……
- くそっ!先を越されたぁ~!!
- P/A-00グリフォン:
あんた何言ってるの?
- 主人公:
- なるほど、グリフォンのいつものツッコミを見て、大方の予想はついた。
- あのなぁグリフォン…一応戦隊長だぞ?あんまりキツイ言い方したら…
- P/A-00グリフォン:
な、何勘違いしてんのよ!!違うわよ!バカ!!
- P-22ハルピュイア:
今回はグリフォンじゃないの。
- グリフォンじゃ……ない!?
- P-22ハルピュイア:
あはは……えっとね……
数日前。
- P-22ハルピュイア:
はぁ、さっぱりした。
- P-22ハルピュイア:
リンティ、フェイスパック使ってもいい?
- P-29リントヴルム:
いいよ~
- P-22ハルピュイア:
ありがとう。今度ちゃんと返すわね。
- P/A-8ブラックハウンド:
あっ、私も使うね~
- P-29リントヴルム:
いいよ~
- P-22ハルピュイア:
リンティ、いつまで手鏡と睨めっこしてるのかしら?
- P/A-8ブラックハウンド:
そのうち鏡が割れちゃうんじゃない……?
- P-22ハルピュイア:
リンティ、今日もすごく可愛いわよ?だからもうそのくらいでいいんじゃない?
- P-29リントヴルム:
ふむむむ~……、そうですかねぇ……?
……ん!そうですね!んじゃ、ボクもパックし~よおっと! - P-29リントヴルム:
あ、そうそう。みんな、司令官と最近会いました?
なんだかこの頃、見かけない気がするんですよね~。 - P-22ハルピュイア:
私は昨日会ったけど、すごく忙しそうだったから、一言二言話して終わったわ……
- P/A-8ブラックハウンド:
最近、いつも以上に忙しそうにしてるよね。
よく会議してるみたいだし、何だかちょっと心配だな……。 - P-29リントヴルム:
ふむふむ、そうなんですね。じゃあこんな時こそリンティの出番ですね!
司令官にプリティ成分を補給して―あれれ!? - P-29リントヴルム:
パックが!もうほとんど残ってませんよ!?
- P-22ハルピュイア:
ごめんなさい……ちょっと使いすぎちゃったみたいね……。
- P-29リントヴルム:
そういえば、みんなボクのパックばっかり使ってましたよね?
自分のはどうしたんです?もう全部使っちゃったんですか? - P-29リントヴルム:
こういうのは使いまくれば良いってものじゃないですよ?
- P/A-8ブラックハウンド:
えっとね。最近、戦隊長が1日に10回くらいパックしてて、
私たちのパックも全部使われちゃったのよ。 - P/A-00グリフォン:
あのバカ、この前なんてパックしたまま出撃してたわ。
- P/A-00グリフォン:
ゆで卵のお化けみたいなのが飛んでて、本当にびっくりしたんだから。
- P-29リントヴルム:
あっ!そういえば……リンティも化粧品とか、たくさん貸した気がする!
- EB-48Gフレースヴェルグ:
……ほほう?これは何かの【予兆】ですね……?
- P-49スレイプニール:
みんな!
- P-49スレイプニール:
私たち、アイドルになろう!
- EB-48Gフレースヴェルグ:
ついに……
- EB-48Gフレースヴェルグ:
ついにこの時が……来てしまったか!!こうしてはいられません!
- P/A-00グリフォン:
何を言い出すかと思ったら……
- P/A-00グリフォン:
はぁ……、これ、話聞かなきゃダメ……?
- P-49スレイプニール:
ずっと我慢してたけど、やっぱりやろうよ!絶対楽しいわよ!
- P-49スレイプニール:
私たちで曲を作って、プロデュースもしてデビューしちゃお!
大丈夫!みんな可愛いし、絶対成功する! - P/A-8ブラックハウンド:
戦隊長。
- P-49スレイプニール:
そうね、ブラックハウンドは癒し系路線で!
- P/A-8ブラックハウンド:
あのね。
- P-49スレイプニール:
バンドとかやるんだったら、う~ん……やっぱりベースよね!
- P-49スレイプニール:
衣装は……統一感を出すためにもクールな感じは生かしつつ、
アクセサリーなんかで可愛らしさをアピールする方向で― - P/A-8ブラックハウンド:
ちょっとここに座ってくれる?
- P-49スレイプニール:
あ、うん。
- P/A-00グリフォン:
…あ~あ……怒らせちゃった。
- P/A-00グリフォン:
いつも優しいけど、怒ったら怖いのよね……
- P-22ハルピュイア:
笑いながら淡々と喋るのが本当にね……
- P/A-8ブラックハウンド:
私達の偵察担当エリアが前より増えてることは知ってるよね?
- P-49スレイプニール:
もちろん!
- P-49スレイプニール:
それを心配してるのね?大丈夫!それなら問題ないわ。
動線とかをちゃんと計画すれば― - P/A-8ブラックハウンド:
そ。じゃあ見せて。
- P-49スレイプニール:
あ……それはちょっと……
- P-49スレイプニール:
そ、そう!まだ完成してないの。
で、でも安心して?もうすぐできるから!あと少しだから! - P/A-8ブラックハウンド:
うん。そうかもね?戦隊長の能力はよく分かってるわ。
- P-49スレイプニール:
えへへ……、それじゃあ…!
- P/A-8ブラックハウンド:
まだ終わってないわ。
- -:
<30分後>
- P/A-8ブラックハウンド:
結局、司令官に頼る部分が多すぎるじゃない。
こういうのは、もう少し余裕ができた時に考えるものじゃないの? - P-49スレイプニール:
うぇぇ~ん……。
- P/A-8ブラックハウンド:
私だって本当はやりたいわ。だからいつか必ず、やりましょう? ね?
- P-49スレイプニール:
……。
- P-49スレイプニール:
うぅぅ……え~ん。
- P-22ハルピュイア:
…ってことがあったの。
- P/A-00グリフォン:
まぁ、だからって急に真面目ちゃんになるとは思ってなかったけど……
- P/A-8ブラックハウンド:
無駄な希望を抱かせないように、しっかりと現実を教えてあげただけよ。
- P-22ハルピュイア:
あ、噂をすれば……
- や、やあ……
- P/A-8ブラックハウンド:
こんにちは、司令官。どうかしましたか?
- P/A-00グリフォン:
アイドルになろう!だって。
- P/A-8ブラックハウンド:
え?
- P/A-00グリフォン:
私たちがアイドルだなんて、本当バカよね~?
- P/A-8ブラックハウンド:
司令官、本当なんですか……?
- う、うん。
- 主人公:
- ブラックハウンドは困り顔で俺を見つめている。
スレイプニールを泣かせた後だ……これは気を引き締めて話さなければ…… - スレイプニールにも伝えてくれ。帰ってきたらみんなで話そう。
- P-22ハルピュイア:
分かったわ。司令官。