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P/A-00グリフォン
ねぇ、いつまで待てばいいのよ?

Transcription

  1. P/A-00グリフォン:

    ねぇ、いつまで待てばいいのよ?

  2. P/A-8ブラックハウンド:

    もう来るはずなんだけど……。何かあったのかな?

  3. P-49スレイプニール:

    私が教えてもいいのに、自分のレッスンに集中してって言うのよ?プロデューサーって何であんなに優しいんだろ……

  4. P/A-8ブラックハウンド:

    うん…本当にそうよね……

  5. P/A-00グリフォン:

    あっ、来たみたい。

    1. 悪い、待たせたな。
  6. P/A-8ブラックハウンド:

    いえ、大丈夫です。それで……その後ろにいらっしゃる方は……?

    1. そう!紹介する!ドラキュリナ大先生だ!
  7. P-49スレイプニール:

    あっ……

  8. P/A-8ブラックハウンド:

    ああ……

  9. P/A-00グリフォン:

    うぅ……

  10. ドラキュリナ:

    どうしてこの私が、こんなことしなきゃいけないのよ……。

    1. 大先生には、ボイストレーニングを担当してもらう。
  11. ドラキュリナ:

    私はね!エンターテイメントな仕事がしたいって言ったけど、こーゆーことじゃないの!私と言えば、でわかるでしょ!?

    1. まぁまぁ……トマトジュースでも飲んで……
  12. ドラキュリナ:

    ごく…ごく……はぁ……まったく……仕方ないわね……。次からはこんな頼み、絶対に引き受けないんだからね。

  13. ドラキュリナ:

    それで……?この子たちを指導すればいいの?

  14. ドラキュリナ:

    ふ~ん、どんな素人を指導するのかと思ったら、結構有名な子たちじゃない。

  15. P-49スレイプニール:

    ほらね!今の聞いた!?プロデューサー!

  16. P-49スレイプニール:

    私、昔は本当に有名だったんだから!

    1. …本当だったんだ……
  17. P/A-00グリフォン:

    あんたねぇ……スカイナイツは広報の仕事もやってたっていうの、忘れたの?

    1. いや、それは知ってるけど……。
  18. 主人公:

    - スカイナイツがかつて有名だったことは、資料でも見たことがあったから知っていたが、いつも一緒に過ごしているせいで全く実感がなかった。

  19. P-49スレイプニール:

    へへっ、これで信じてくれた?

  20. P-49スレイプニール:

    私の姿を一目見ようと、何キロも行列ができたんだから!

    1. それは流石に……
  21. ドラキュリナ:

    フン。でも、このドラキュリナ様の人気には敵わなかったけどね。

  22. ドラキュリナ:

    テーマパークに行く前の最後の引退ライブなんて、数万人のファンが押し寄せたんだから!

  23. ドラキュリナ:

    今はもうそんな経験が出来ないから、本当に残ね―ちょっと……みんなして何でそんな目で見るのよ?

    1. ……。
  24. P-49スレイプニール:

    …大丈夫よ。この子の実力は本物だし……

  25. P/A-00グリフォン:

    私、こんな複雑な気持ちでレッスン受けないといけないの……?

  26. P/A-8ブラックハウンド:

    ……本人に悪気は無いんだし、レッスンに集中すれば気にならないわよ……

  27. ドラキュリナ:

    な、何よ……何なの?

    1. 気にするな……それより、トマトジュースをどうぞ。
  28. ドラキュリナ:

    そ、そう……ありが―じゃあなくて!!何なのよ、も~!

  29. ドラキュリナ:

    私、何かした!?何かしたんなら言ってよ!―きゃっ!?

    1. 大丈夫、ドラキュリナはそのままでいいんだ……
  30. 主人公:

    - 何も知らないドラキュリナを思わず抱き寄せてしまった。

  31. ドラキュリナ:

    は、はぁ!?ホント何なの!?ていうか力、強っ!?

  32. P/A-8ブラックハウンド:

    あ……やっぱり身体能力もそんなに強くないんだ……そっか……

  33. P/A-00グリフォン:

    ほらっ!だから、こんな雰囲気になるんだってば!!っていうかあんた、いつまでその子抱いてるつもり?窒息死するわよ?

    1. あっ、ごめん。つい……
  34. ドラキュリナ:

    はぁ、はぁ……あなたねぇ……!

  35. P/A-8ブラックハウンド:

    そ、それはそうと、ドラキュリナさんに教わればいいんですね?

  36. P/A-8ブラックハウンド:

    プロデューサーも一緒にいてくれるんですか?

    1. ごめん、まだやることがあって…。ドラキュリナ、よろしく頼む。
  37. ドラキュリナ:

    大丈夫。心配しないで。引き受けたからにはしっかりやるから。

  38. ドラキュリナ:

    ん~、じゃあ……そうね。まずは1人ずつ前に出てきてちょうだい。「あー」って声を出してみて。

  39. P-49スレイプニール:

    はい!