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Transcription
- P-22ハルピュイア:
わぁ……
- 主人公:
- 夕食を終えて、オードリーから受け取ったアイドル衣装を
ハルピュイアに渡した。 - P-22ハルピュイア:
…夢みたい……。すごく嬉しい。
- P-22ハルピュイア:
ありがとう……。えっと……
- P-22ハルピュイア:
ぷ、プロ、デューサー………
- 主人公:
- 先日からプロデューサーという呼び方をやけに意識している気がする……
- 主人公:
- ハルピュイアが読んだという恋愛小説を一度読んでみなければ……
- 似合ってるよ。気に入ってくれた?
- P-22ハルピュイア:
うん!
- P-49スレイプニール:
プロデューサー、今忙し…―
- P-49スレイプニール:
あれ?
- P-49スレイプニール:
ハルピュイアも衣装もらったのね!よく似合ってるじゃない!
- P-22ハルピュイア:
ありがとう。今さっきもらったの。
- P-49スレイプニール:
じー……。
- スレイプニールのも完成したらすぐに渡すから。
- P-49スレイプニール:
へへ。
- 主人公:
- 熱い視線を送っていたスレイプニールは、照れ笑いしながら顔を赤くする。
- P-49スレイプニール:
あの、プロデューサー…?
- P-22ハルピュイア:
あ……
- P-22ハルピュイア:
私は先に部屋に戻ってるね。衣装、ありがとう!
- P-22ハルピュイア:
(……戦隊長、頑張って。)
- P-49スレイプニール:
え……?
- 主人公:
- ハルピュイアがぽしょりと囁くと、スレイプニールは
ちょっと間の抜けた顔をした。 - P-49スレイプニール:
…あ。
- P-49スレイプニール:
そ、そ、そ!そんなんじゃないわよ!?勘違いしないでよ!
- P-22ハルピュイア:
あれ、違った?
- P-49スレイプニール:
ち、違うわよ!アイドルがプロデューサーとそんなことするのは、
タブー中のタブーなんだから! - P-22ハルピュイア:
それはそうだけど……
- そうなのか。残念……
- P-49スレイプニール:
な、な、な、何よ!?その反応!?
- P-22ハルピュイア:
禁断の関係……
- P-49スレイプニール:
禁断だろうが金蘭だろうがダメなものはダメなの!!アイドルデビューするまでは―
- ほお、デビューした後ならいいってことか?
- P-49スレイプニール:
うううぅぅ~……!プロデューサーまで!もう~!!!
- 主人公:
- スレイプニールは完全に拗ねてしまい、機嫌を直してもらうのに
けっこうな時間がかかった……。 - P-49スレイプニール:
はぁ…………
- P-49スレイプニール:
あのね……
- 主人公:
- スレイプニールが神妙な面持ちで切り出した話は、
思ったより普通の内容だった。 - スレイプニール、真剣なんだな。
- P-22ハルピュイア:
うん。ちょっとカッコよかったわ。
- P-49スレイプニール:
……絶対に成功させたいの。
- 主人公:
- 「最高のステージにしたいから協力してほしい」という普通の話だったが、
スレイプニールの目はいつになく真剣だった。 - P-49スレイプニール:
私がいなかった間も、合流した後も……みんなにはたくさん迷惑を
かけてきたわ……。 - P-49スレイプニール:
だからそのせめてもの償いとして……。
- それなら無理にアイドルじゃなくても……
- P-49スレイプニール:
…私にできることはこれしかないから。
- P-49スレイプニール:
世界には楽しいことがいっぱいある。でも私にできる一番楽しいことって、
ステージの上で一生懸命歌って踊って、観客の歓声を一身に浴びることなの。 - P-49スレイプニール:
それを……みんなにも味わってもらいたいの。
- P-22ハルピュイア:
戦隊長……
- P-22ハルピュイア:
戦隊長のこういう所をみんなが知れば、
きっと戦隊長のこと見直すと思うんだけどなぁ。 - 正直、俺も見直した……
- 主人公:
- そんな姿を見ていたら、スレイプニールを抱き寄せて、
頭を撫でてやりたい気持ちが込み上げてきたが、今はプロデューサーではなく 司令官としてアドバイスをすることにした。 - スレイプニールは立派なリーダーだよ。情熱的で、能力もある。
- P-49スレイプニール:
ありがとう…。
- だから、もう少しだけメンバーに目を向けてみよう。
- P-49スレイプニール:
……分かった。私、頑張る!アイドルも、戦隊長も!
- よし、その調子。
- 主人公:
- スレイプニールはいつもの調子に戻って、勢いよく立ち上がった。
- P-49スレイプニール:
私、練習に戻るわね!
- うん。ミューズと話せるようになったら呼ぶよ。
- P-49スレイプニール:
了解!
- P-22ハルピュイア:
プロデューサーったら、良いこと言うじゃない。
- そうかな…司令官として普通のことを言っただけだよ。
- P-22ハルピュイア:
ふふ、そっか。プロデューサーの仕事も頑張ってね。じゃ、私も行くね。
- 主人公:
- ハルピュイアを見送ると、パネルに目をやる。
- あっ。
- 主人公:
- 話に夢中でメッセージに気づかなかった……。
ミューズの復元が完了したとの報告が入っていた。