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EB-48Gフレースヴェルグ
では……

Transcription

  1. EB-48Gフレースヴェルグ:

    では……

  2. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ワン、ツー。

  3. 主人公:

    - 今日はBlooming Heartの練習を見る日だ。

  4. 主人公:

    - ドラム  フレースヴェルグ。キーボード  ハルピュイア。ギター  スレイプニール。

  5. 主人公:

    - コンセプトをバンドと決めただけに、しっかりと練習したようで、俺の耳には立派な演奏に聞こえた。

  6. 主人公:

    - 短い演奏を終え、満足そうに俺を見つめる三人。俺はそれに拍手で応えた。

    1. すごいな……
  7. P-49スレイプニール:

    でしょ!?猛練習したんだから!

  8. P-22ハルピュイア:

    キーボードってやってみると結構面白いのよ。

  9. P-22ハルピュイア:

    …隣で教えてあげるから、プロデューサーも弾いてみない?

  10. EB-48Gフレースヴェルグ:

    慣れるまで大変でしたが……その分やりがいもありますね。

  11. P-49スレイプニール:

    そうね。ドラマーこそバンドの心臓……よくやってくれてるわ。

    1. 大変だろ?
  12. EB-48Gフレースヴェルグ:

    大丈夫です。1曲しか演奏しませんから。

  13. P-22ハルピュイア:

    本当に不思議だわ。両手両足が別々に動くなんて……。

  14. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ふふっ。

    1. 歌の練習の方は?順調?
  15. P-49スレイプニール:

    プフッ!

  16. P-22ハルピュイア:

    わ、笑わないでよぉ……

    1. どうした?
  17. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ふふ。

  18. EB-48Gフレースヴェルグ:

    実はですね……

  19. P-22ハルピュイア:

    伝えて~星達の歌を~♪

  20. P-22ハルピュイア:

    ………あれ?

  21. P-49スレイプニール:

    ど、どういうこと……?これ…?

  22. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ほおほお、これはこれは……。

  23. P-22ハルピュイア:

    …私、どうしてこんなに上手く歌えるの……?

  24. P-49スレイプニール:

    凄いじゃない!!

  25. EB-48Gフレースヴェルグ:

    巧みなベンディングと美しい高音……

  26. EB-48Gフレースヴェルグ:

    すでにプロレベルのスキルですよ!

  27. P-49スレイプニール:

    え、もしかしてこっそり練習とかしてた?

  28. P-22ハルピュイア:

    ううん……本なら…たくさん読んだけど……

  29. EB-48Gフレースヴェルグ:

    イメージトレーニング……!やはりイメージすることこそ最強への道しるべ……!

  30. P-22ハルピュイア:

    そ、そういうことなの……?

  31. P-49スレイプニール:

    何はともあれよかったわ。ハルピュが高音パートをメインに担当すれば良さそうね。

  32. P-22ハルピュイア:

    私!?

  33. P-22ハルピュイア:

    戦隊長も歌 上手じゃない。

  34. P-49スレイプニール:

    この曲は私よりもハルピュの声の方が合ってるわ。

  35. EB-48Gフレースヴェルグ:

    同意します。その澄んでいながらも力強い声は、曲のコンセプトにもぴったりです。

  36. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ……全く……!胸部装甲だけでは飽き足らず、歌が上手い……?

  37. EB-48Gフレースヴェルグ:

    まったく!どこまであざといんですか!かー!ギルティ!ギルティですよ!ハルピュ!

  38. P-22ハルピュイア:

    な、なんで?私、何もしてないわよ……!?

  39. P-49スレイプニール:

    パート分けはやり直した方が良さそうね……。

  40. P-49スレイプニール:

    ハルピュが第一小節の出だしと、リフレーンの始めと……

  41. P-49スレイプニール:

    って感じで色々組み直したのに、いざ練習再開してみたら、急に声の出し方忘れちゃって。

  42. P-22ハルピュイア:

    も~、ちゃんと思い出したからいいじゃない。

  43. P-22ハルピュイア:

    うぅ……体で感覚を覚えるっていうのがほんとに難しい……。一生本読んでる方がマシよ……

  44. EB-48Gフレースヴェルグ:

    というわけで、本当に大ピンチでした。せっかく育てたボーカルの能力値が、リセットされたのかと焦りましたよ……

  45. P-49スレイプニール:

    へへっ、でも何回か練習して戻るどころか最初よりもかなり良くなったわ。

  46. P-49スレイプニール:

    本当に凄くて一緒にいた私も驚いたんだから!プロデューサー、腰抜かすわよ……

    1. そ、そんなに……?
  47. P-22ハルピュイア:

    ち、違うわよ~。そこまでじゃないってば~!も~戦隊長はオーバーなんだから……私なんて大したことないわ……

  48. EB-48Gフレースヴェルグ:

    確かに謙遜は美徳です。ですが……ハルピュが大したことないなら、個性も何もない私はどうなるってんですか!?

  49. EB-48Gフレースヴェルグ:

    まったくぅ……!

  50. P-22ハルピュイア:

    え!?ご、ごめんなさい!何だか分からないけどごめん!

  51. P-49スレイプニール:

    あはははっ!二人ともウケる……

  52. 主人公:

    - ハルピュイアの話も聞けたし、練習は順調に進んでいるみたいで良かった。グリフォンとブラックハウンドが心配していたことも、杞憂に終わりそうだな……

    1. また見に来るよ。頑張って。
  53. P-49スレイプニール:

    うん。また来てね~!