シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- 主人公:
- 出入記録を確認したところ、ミューズは昨日の業務時間が終了する直前に、
オルカ号を下船していた。 - 主人公:
- 非戦闘員だからまだ識別信号もない。つまり、直接探すしかない状況だ。
- 主人公:
- 警戒要員に指示し、周辺を捜索してみたが、これといった手がかりを
見つけられぬままリハーサルが終わってしまった。 - P-49スレイプニール:
プロデューサー!どうだった?
- まだ見つかってない。
- P-49スレイプニール:
ど、どうしよう……。一緒に歌おうって約束したのに……
- P-49スレイプニール:
わ、私、探しに行ってくる!
- ちょっと待て。落ち着け。
- 主人公:
- 慌てふためくスレイプニールを落ち着かせ、時計を確認した。
- 開演まで2時間しかない。
- P-49スレイプニール:
でも…!
- 今、他の隊員達が探してる。もう少し待ってみよう。
- 主人公:
- ミューズが一緒にステージに上がるのは4曲目……少しなら時間を稼げる。
- 主人公:
- とりあえず、今は見つかるのを待つしかない。
- 主人公:
- 時間は過ぎ、あっという間に入場開始時刻となってしまった。
- 主人公:
- 観客席は一瞬で満席となり、どの隊員たちも初めてのライブに期待と興奮を
隠せない様子で、会場の熱気は高まるばかりだ。 - 主人公:
- ……しかし、艦長室の空気は最悪だった。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
困りましたね。まだ見つからないなんて……
- P-22ハルピュイア:
もしかして……鉄虫に襲われたりしたんじゃ……
- それはないはずだ。周辺で警備以外の戦闘があったっていう報告はない。
- P-22ハルピュイア:
う~ん……
- P-49スレイプニール:
プロデューサー!
- P-22ハルピュイア:
リ、リーダー!出撃するつもり?
- P-49スレイプニール:
そうよ。私が見つけてくる。
- だめだ。開演まで30分もないんだぞ。
- P-49スレイプニール:
でも……!
- P-49スレイプニール:
ミューズは名誉スカイナイツなのよ!私達の仲間なの!
- P-49スレイプニール:
……絶対に一緒に歌おうって約束したの……
- …俺が必ず見つける。信じてくれ。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
……。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
リーダー、プロデューサーの指示に従いましょう。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
私達が出撃したところで、時間内に見つけられるという保証はありません。
- P/A-8ブラックハウンド:
小隊長の言う通りだわ。
- P/A-8ブラックハウンド:
ね……?リーダー……
- P-49スレイプニール:
でも……
- EB-48Gフレースヴェルグ:
諦めろと言っているわけではありません。
プロデューサーを信じようと言っているのです。 - P-49スレイプニール:
……。
- P-49スレイプニール:
分かったわ……
- ありがとう。みんなはステージに集中してくれ。
- 主人公:
- スレイプニールはしょんぼりと頷く。そこにリントヴルムが近づいた。
- P-29リントヴルム:
リーダー、ボクがメイク直します。
- P-22ハルピュイア:
はぁ……はぁ……。
- P-22ハルピュイア:
はい……衣装持ってきたわ……
- P-29リントヴルム:
早く!時間ないよ!
- P-49スレイプニール:
う、うん。
- P-49スレイプニール:
頼んだからね、プロデューサー!
- P/A-00グリフォン:
でも、本当に見つけられる?
- 正直、半々かな……。
- 主人公:
- これ以上捜索する人数を追加することも出来ない……
とりあえず今出てくれている人員を再編成して…… いや、そんな余裕はない……。 - みんなのライブを見るって約束、守れなくてごめん。
- P/A-00グリフォン:
それはいいから。
- P/A-00グリフォン:
……見つからなかった時の代案はあるの?
- う~ん。どうだろう……
- 主人公:
- もしもミューズの出番までに見つけられなかったら……
- ミューズの代わりに俺が出るか……ダンスも歌も一通り覚えてる。
- P/A-00グリフォン:
うっ……。ちょっとそれはやめてくれる?
- ですよねー……
- P/A-00グリフォン:
うん。だから絶対に見つけて……
- 分かった。ここで応援してるから。
- P/A-00グリフォン:
………うん。
- 主人公:
- グリフォンが出て行った後、捜索ルートを練り直し、
現場の隊員たちに指示を出す。 - 主人公:
- 隊員たちが新しいルートで捜索を開始すると同時に、
甲板からオルカ号全体が揺れるようなドデカい歓声が響く。 - ……始まったか。
- 主人公:
- 俺はスカイナイツの少し遠く、くぐもった歌声を聞きながら、
モニターの地図に集中した。 - 主人公:
< プロジェクトオルカ、スターナイトステージ > 3部に続く。