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Transcription
- ランサーミナ:
みんなのダンス、息ぴったりだったの見た?すっごい練習したんだろうな……
- X-00ティアマト:
うん。出撃ポートで会うたびにすごい疲れた顔してたもんね。
- ランサーミナ:
やっぱりそうなんだ……。
- ランサーミナ:
でも歌ってた時もそうだったけど、最後はみんな本当に嬉しそうだった。
- X-00ティアマト:
きっと―あっ、アウローラ。
- アウローラ:
やっほ~。
- X-00ティアマト:
キッチンの仕事はもう終わったの?
- アウローラ:
うん。料理長が一段落したから休憩していいって~
- ランサーミナ:
…ふ、2人とも仲……良いです…ね?
- アウローラ:
あっ、ミナさん。どうも~。ティアマトからはいつも話を聞いてるわ。
- X-00ティアマト:
その……最近、デザート作りを教わってて……
- ランサーミナ:
ええっ!?いつから?
- ランサーミナ:
ティアマト、いつも出撃とか訓練でそんな暇ないでしょ!?
- X-00ティアマト:
時間ができた時に少しずつ……
- アウローラ:
出撃から戻ってきてそのまま来た時とか、料理長に追い返されたりもしたよね~?
- X-00ティアマト:
…あの人、ちょっと怖いよね……。
- アウローラ:
で、でも実はいい人なのよ?
- ランサーミナ:
そんなことより……何で言ってくれなかったの……?
- X-00ティアマト:
も、もう少し上手になってから話そうと思ってたの。
- アウローラ:
下手なうちは誰かに話すのって、ちょっと気が引けるよね。
- アウローラ:
だから私も料理を習ってるって、あんまり言いたくないもん……
- ランサーミナ:
あれ?アウローラさん、料理苦手なんですか?
- ランサーミナ:
あんなに美味しいデザートを作れるんだし料理も上手なんじゃ……
- アウローラ:
あはは……料理はまともにしたことがないの……
- アウローラ:
この前、ワカメスープを作って料理長に評価をお願いしたら、
一口飲んだ後しばらく黙ってて…… - アウローラ:
「5年は覚悟してもらわないといけませんわ。」
- アウローラ:
って言われちゃった……
- ランサーミナ:
もしかして、司令官に料理を作ってあげるつもりなんですか?
- アウローラ:
うん。料理長はデザートまで完璧に作れるから、一人でフルコースを
担当できるけど、私はそれができないから……それで。 - ランサーミナ:
みんな、自分がやりたいことやってるんですね……
- ランサーミナ:
ティアマトもそうだし……
- X-00ティアマト:
ご、ごめん……本当にそのうち話そうと思ってたの。
- アウローラ:
ところで二人とも今から何するつもりだったの?
- アウローラ:
私、カラオケに行こうと思ってたんだけど。
- ランサーミナ:
カラオケはもういっぱいなんじゃないですか……?
ここで特技自慢大会を見てた方が…… - アウローラ:
それなら大丈夫。
アザズさんがあっちの方に臨時カラオケボックスを作ってくれてるから。 - ランサーミナ:
えぇ~!?本当に何でもありですね、あの人……
- アウローラ:
うん。それでも悠長にしてると埋まっちゃうかもしれな―あっ!
- アウローラ:
司令官!
- よっ。ライブはちゃんと観れた?
- アウローラ:
うん。お菓子を配りながら観てたわ。
- ランサーミナ:
司令官、お疲れ様でした!
- はは、俺は特に何もしてないよ。ティアマトも楽しんだ?
- X-00ティアマト:
はい、とっても。……あの、司令官。
- ん?何?
- X-00ティアマト:
さっきの曲って、もうカラオケに登録されてますか?
- 登録されてるはずだよ。終わったらすぐ歌えるよう頼んでおいたから。
- X-00ティアマト:
わあ……
- X-00ティアマト:
新曲が追加されるのっていつぶりなんだろ……。
- ランサーミナ:
そういえばそうね。今まで残ってるものを歌うだけだったもんね。
- ティアマトは歌が好きだったのか?
- X-00ティアマト:
エ、エミリーと一緒に聞いてるうちに好きになりました……
- アウローラ:
あの、司令官。
- アウローラ:
今からカラオケに行くんだけど……司令官も…い、一緒に行かない?
- あー……ごめん、俺は仕事に戻らなきゃ。
- アウローラ:
そっか…残念だな。
- X-00ティアマト:
あまり無理しないでくださいね。
- うん。今度またメイド服で手伝ってくれたら―
- X-00ティアマト:
わあああ~!それはダメです!!
- ランサーミナ:
メイド服!?
- ランサーミナ:
ティアマト!?メイド服って何!?着たの!?何で言ってくれないの!
- ランサーミナ:
他にも隠してることあるんじゃないの……?全部白状しなさいぃぃ……
- X-00ティアマト:
も、もうないから。メ、メイドはさすがに恥ずかしいし……。
それにたまに着てるだけで毎回じゃ…… - アウローラ:
あはは……
- 余計なこと言っちゃったな…
- アウローラ:
ティアマト、すごく明るくなったよね?
- だな。これからも仲良くしてやってね。
- アウローラ:
心配しないで。もう友達だから。
- アウローラ:
あ、はい、これ。
- アウローラ:
じゃあ、またね~。ほらほら~歌うぞ~!
- 主人公:
- アウローラは俺の手にキャンディを一つ握らせると、
まだやいやい言っているミナとティアマトの間に割り込んだ。 - よし、じゃあ俺は……仕事に戻るか。
- 主人公:
- あちこちから歌声が聞こえる甲板を後にし、艦長室へと向かった。