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Transcription
- チョコの試練、黒い厄災を何とか乗り越えた俺は、やっと日常に戻っていた。
- 通常通り、各地インフラの人員配置と物資供給ルート、
新しく合流した隊員達の部隊配属書類を処理して…… - 鉄の塔に関する定期報告書、ドクターが提出した
「星の落とし子とFAN波の相関性」についての論文、 レモネードオメガの動向諜報結果まで確認が終わり、ため息をついた。 - 先日到着した太平洋に面する島国の偵察も順調に進んでいる……
そういえばリアンと出会ったVRゲームもこの国が舞台だったっけ? - 溜まっていた仕事も終わり、スッキリとした気分で艦長室を後にして、
オルカ号が現在停泊している海岸へと向かった。 - AT-4パニ:
こっちこっち!隊長、こっちに上げて!
- ロイヤル・アーセナル:
よし、今だな!ふん!
- AT-100ビーストハンター:
隊長……
- AT-4パニ:
あははは……
- A-14Bスプリガン:
おおっと!今のは一体どうしたというのか~!?
- A-14Bスプリガン:
優勝最有力とされるキャノニア、ここでミス連発!
- A-14Bスプリガン:
すでにセットポイントです!
- ロイヤル・アーセナル:
ふむ。敵の攻撃……手強いな。
- AT-100ビーストハンター:
隊長、今のは味方のボールでした。
- AT-100ビーストハンター:
このままでは終わってしまいます……。
- AT-4パニ:
あはははっ、仕方ないよ!隊長が球技が苦手ってことはオルカでも有名だしね。
- AT-4パニ:
私が点取るから大丈夫。集中集中!
- AT-4パニ:
レイヴン、リベロなのにごめんけど、全部私にトス上げてくれる?
どんな角度からでもいいから。私がブチ込むからさっ! - AO-2レイヴン:
オーケー!
- AO-2レイヴン:
来るわ!集中集中!
- AO-2レイヴン:
…パニ!よろしく!
- AT-4パニ:
風よ~し、角度もばっちし~。
- AT-4パニ:
ナイスボールだよ!いただき!おりゃぁッ!
- A-14Bスプリガン:
お~!この追い込まれた土壇場でパニ選手の得点です!
- A-14Bスプリガン:
この勝負、どうなるのか全く予想がつきません!
パニ選手がどれだけうまく点数を稼げるかにかかっております! - 主人公:
- 熱戦を繰り広げているビーチバレー大会が目に入った。
- どこもいい感じだな。
- 主人公:
- 春から計画していた隊員達が自分でやりたいことをやる夏の休暇は、
爆発的な反響を呼び、大盛り上がりだ。 - 主人公:
- 隊員たちは三三五五チームを組んで、様々なショーやイベントを企画し、
本格的な夏が始まる前からオルカ号は期待で熱気を帯びていた。 - 主人公:
- まぁ、そのおかげで大量の企画に対して検討と承認をするという業務が追加で
発生してしまったが……、1000に1を足したところで大して変わりはない…… - 主人公:
- 広い砂浜でみんな各自の方法で休暇を楽しんでいる。
- 主人公:
- オードリーが作った水着や直接調達した水着を着て、
楽しそうに笑うみんなを見ていると俺まで楽しくなってくる。 - 主人公:
- ではそろそろ……
- A-15サラマンダー:
何をそんなに考え込んでんの?
- おわっ!?
- 主人公:
- 誰もいないと思って油断していたら、横からサラマンダーが話しかけてきた。
- A-15サラマンダー:
きゃははは!何よ~。なんて顔してんのよ。
- びっくりした…いつからいたんだ?
- A-15サラマンダー:
そうね~。司令官があの子達の体をいやらし~目で見てる時からかな?
- な、何のことかな?いつ俺がそんなことを…
- せっかくだから、この目に焼き付けておかないとな!
- A-15サラマンダー:
またそうやって~、いい子ぶっちゃって~隠すことないんだよ?ん?
- A-15サラマンダー:
- なんとか話題を変えようとしている俺を見て豪快に笑うサラマンダーは、
ふと真剣な顔になった。 - A-15サラマンダー:
おお、なるほど?じゃあさ、賭けに勝ったらもっといいものを
見せてあげるってのは……どうよ? - 主人公:
- 俺の冗談にサラマンダーは親指でズボンを少し下にずらしながら
挑発的な表情で言った。 - A-15サラマンダー:
でもそんなんじゃ困るんだけど。
優勝候補がこんなことでポーカーフェイス保てないなんてさ! - 優勝候補?
- A-15サラマンダー:
うっそ、もう忘れたの?
- ……あ……。あぁ~……
- 主人公:
- サラマンダーがホルスターから取り出した書類を見て、
せっかく忘れていた苦い敗北の記憶が蘇る。 - 主人公:
- ダメなわけではないのだが、一つ返事で許可するには微妙なサラマンダーの
ポーカー大会の企画、俺はその承認をかけて冗談半分で彼女に賭けを挑み、 凄惨な敗北を味わうことになってしまった……。 - 主人公:
- あんなことになるのなら素直に許可しておけばよかった……
- A-15サラマンダー:
ポーカー大会、楽しみにしてるわ。
- 約束通り上限だけはハッキリさせとけよ…
- A-15サラマンダー:
もちろ~ん。
- もう一枚紙があるけど、それは何だ?
- 主人公:
- ポーカー大会の許可書とは別に、まだ何も記入されていない企画書が
サラマンダーの手にあった。 - A-15サラマンダー:
あ、これ?これはねぇ―
- ⁇:
おい!コラ!サラマンダー!
- A-15サラマンダー:
おっと、噂をすれば。
- T-40ハイエナ:
もう一回勝負しろ!テメェが持ってった企画書を賭けてもう一回!!
今度こそテメェの鼻ペシャンコにしてやる!! - なるほど。
- A-15サラマンダー:
え~面倒くさ~、もうやる気ないんだけど~。
- T-40ハイエナ:
うぐぐぐぐっ…!
- T-40ハイエナ:
あっ!ちょうどよかった!司令官!こいつどうにかしてよォ!
勝ち逃げしやがったんだよォ!! - 受け入れるんだ。敗北は恥ずかしいことじゃない。
- T-40ハイエナ:
な、何言ってんの?どうしたの一体……。
- A-15サラマンダー:
きゃはははっ!そ~よ!そうじゃないとね~!
- A-15サラマンダー:
よ~く見ておきな!これが敗北者の正しい態度ってやつよ。
- ぐぐぐっ……
- 主人公:
- サラマンダーに豪快に大笑いされ、平常心を保つのが危うかったが、
何とか持ちこたえた……。 - A-15サラマンダー:
ていうかもう一回勝負しようって言っても何か賭ける物あんの?
あんたもう何もないでしょ? - T-40ハイエナ:
賭ける物?フン、あるよ!
- T-40ハイエナ:
ウチが負けたら…これをくれてやらぁ!!
- A-15サラマンダー:
きゃはははははっ!!今日のおかずとか補給品賭けるつもりじゃないでしょうねぇ?
そんなんじゃ…………え? - 主人公:
- 突然ビーチに爆発音が響き渡る。
ちょうどパニの強烈なスパイクが決まって勝利した瞬間と重なり、 みんな演出の一部と思ったみたいだ。 - 主人公:
- そんな爆発音をBGMに、アーセナルが遠くから俺に向かって親指を立てた。
- 自分は何もしてないくせに……
- 主人公:
- 図々しいと言えばいいのか、いつでも威厳を失わないとでも言えばいいのか…
試合中、ミスをしまくっていたのに全く動じてないアーセナルに手を振って返事する。 - ヴェロニカ:
救援者様。
- どした、ヴェロニカ。
- ヴェロニカ:
本日夕方の記念礼拝は覚えていらっしゃいますか?
- あぁ、覚えてるよ。
- 主人公:
- 念のためパネルでスケジュールを確認した。濃い内容のイベントの合間に、
きちんと「コウヘイ教団記念礼拝」と書かれている。 - ヴェロニカ:
安心しました。特別な日ですので、救援者様には是非ともご参加いただきたいと
思っております。 - 光の降臨……だったっけ?
- ヴェロニカ:
はい。
- 主人公:
- コウヘイ教団で信じられている救援者が降臨する日だと聞いた。
名目上、俺がその救援者となってしまっている関係で何が何だか分からない状況だが、 教団のみんなは特に気にしていないようだ。 - そういえば近くに教団の支部があったよな?
- 主人公:
- アザゼルがオルカ号の運行予定計画を見て、嬉しそうに話してくれたことを
思い出した。文字通りふわふわ舞い上がって喜んでいたな…… - ヴェロニカ:
そうです。上空からの偵察の結果では完全に廃墟となってしまっていますが。
- でもそこに行けば何か残っているんじゃない?
- ヴェロニカ:
はい。アザゼル様が救援者様をエスコートする予定です。
- それも知っていたのか?
- ヴェロニカ:
はい、とても興奮した様子で私の所へやって来て……こほん。
- ヴェロニカ:
「ヴェロニカ!ヴェロニカ!伴…いえ、選ばれし者と一緒にカゴシマ支部へ
行くことになりました!」 - ヴェロニカ:
「いまだ光の痕跡が残る場所で、選ばれし者と二人きりだなんて……
はぁ……夢じゃありませんよね?」 - ヴェロニカ:
……と言っていましたので。
- そ、そう…いつも大変だな。
- ヴェロニカ:
ふふ…
- ⁇:
ニャハハ、ご主人様~♡
- ポイ:
ポイは~、出撃する前にご主人様成分をチャージしにきました~。
- ポイ:
いつもみたいにぃ~ココにた~っぷりと…お分かりですよね~?
- 主人公:
- ニャハハ~と笑いながら腕にまとわりついてくるポイの頭を撫でながら、
ヴェロニカを見た。 - そうだ。出撃だったよな?
- ヴェロニカ:
はい。ええと、もう1人は……
- ……あそこで夏を満喫してるな。
- 主人公:
- 悪いが任務は任務だからな……
- 主人公:
- 名前を呼ぶと、照りつける日差しもものともせずにビーチを
歩き回っていた吸血鬼が堂々とこちらに歩いてきた。