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Transcription
- 宝蓮:
ふぅ、何とか終わった~。
- オードリー・ドリームウィーバー:
おかげさまで無事に終わりました。
- オードリー・ドリームウィーバー:
周辺の見回りをしていたところでしたか?
- エタニティ:
はい。私は静かな場所が好きですので。
- エタニティ:
墓地のような物寂しい場所なんかは特に好きです。
- 宝蓮:
あ、えっと……
- 宝蓮:
そ、その気持ち、私もわかるような気がします。ですよね~?
- オードリー・ドリームウィーバー:
……もちろんですわ。
- 宝蓮:
ではそろそろ……あっ!
- 宝蓮:
オードリー様、オードリー様。いいこと思いついたんですけど~
- オードリー・ドリームウィーバー:
インタレスティング。もしかして私と同じ考えですか?
- 宝蓮:
えへへ、そうかもしれませんね?
- 宝蓮:
あの、エタニティさ~ん?ヘアスタイルを変えてみませ~ん?
- オードリー・ドリームウィーバー:
もちろんファッションも一緒にですわ。
- エタニティ:
私ですか?
- エタニティ:
……いいえ、結構です。私のような陰鬱な女はどうしたって変わりませんから。
- 宝蓮:
お兄さんの髪型が変わったのってお気づきです?
- エタニティ:
はい。もちろんです。ずっと見ていますから、前の髪型も素敵でしたのに、
さらに素敵になられて……改めて永遠を共にしたいと思ってしまいました。 - 宝蓮:
あはは…でもそれです!エタニティさんも髪型を変えてもっと素敵になったら、
お兄さんもエタニティさんにドキドキしちゃうかもしれませんよ! - オードリー・ドリームウィーバー:
衣装はもちろん私が作りましたわ。
- 宝蓮:
どうです?変わってみたくないですか?
- オードリー・ドリームウィーバー:
司令官の魅力に相応しい、美しい女性にですわ。
- エタニティ:
私は……
- 宝蓮:
あらあら、お客さ~ん、お肌がとっても綺麗ですね~赤みも全然ないし~。
- エタニティ:
待ってください、まだやるとは言っていません。
- オードリー・ドリームウィーバー:
豊満ながらもバランスのとれた、とても魅力的なボディですわ。
- オードリー・ドリームウィーバー:
こんな素敵なシェイプなら隠すところなんかありませんわ。
- 宝蓮:
メッシュ素材の水着なんてどうですか?フリルもつけて~。
- オードリー・ドリームウィーバー:
イグザクトリー!ではヘアスタイルは軽いアレンジにしましょう。
全体が変わりすぎても不自然ですし。 - 宝蓮:
は~い。では頭はシンプルにまとめて~、眉と小物で―
- エタニティ:
私はまだ何も答えていませんが……
- オードリー・ドリームウィーバー:
シースルーショールを添えるのもよさそうですね。
あっ、無理にかける必要はありませんわ。 - 宝蓮:
そういうコーディネートならやっぱりチョーカーは外せませんよ~!
- オードリー・ドリームウィーバー:
グゥレイト!
- オードリー・ドリームウィーバー:
それでは早速始めましょうか?
- 宝蓮:
わぁ…!ヤバ……
- オードリー・ドリームウィーバー:
ブリリアント…!
- エタニティ:
み、皆さん……
- エタニティ:
そんなに私の姿が……変ですか?
- オードリー・ドリームウィーバー:
何を仰るんですか。
- 宝蓮:
最高に可愛いですよ~。
- エタニティ:
本当……ですか?
- オードリー・ドリームウィーバー:
オルカのファッションデザイナーである私が保証しますわ。
- オードリー・ドリームウィーバー:
本当にビューティフルですわ。エタニティさん。
きっと司令官に気に入ってもらえます。 - エタニティ:
皆さん……。
- エタニティ:
ありがとうございます。確かに少し消極的だったのかもしれません。
- エタニティ:
遠い未来、ご主人様がお亡くなりになった後の永遠の時を
共にすることしか頭になくて……。 - エタニティ:
その時をただ待っているだけで、現在について何も考えていませんでした。
- 宝蓮:
…う、うん。
- オードリー・ドリームウィーバー:
あぁ……
- エタニティ:
ですが、決めました。今生きておられるご主人様との思い出を作ります。
- エタニティ:
お二人には感謝いたします。このご恩はいつか必ずお返しいたします。
- オードリー・ドリームウィーバー:
そ、そうですか……
- 宝蓮:
は、はい……お気になさらず……
- 宝蓮:
た、楽しい休暇をお過ごしくださ~い。
- 宝蓮:
あの……何か問題が発生したりしませんよね…?
- 宝蓮:
正確には私の初めてのお客さんの身の安全です……。
- オードリー・ドリームウィーバー:
エタニティさんはとても控えめな方ですし、
さすがにそんなことは起こらないと思いますわ。 - オードリー・ドリームウィーバー:
それに宝蓮さんのおかげで、現在のことも考えられるようになったって
喜んでたじゃないですか。 - 宝蓮:
いえいえ~私のおかげだなんて。全部オードリー様のおかげですよ~。
- オードリー・ドリームウィーバー:
ふふ、嬉しいことを言ってくれますわね。
- オードリー・ドリームウィーバー:
そういうわけで、つまりは…私達の目指すところは同じってことですよね?
- 宝蓮:
……そうみたいですね。
- オードリー・ドリームウィーバー:
では、協力しません?
- オードリー・ドリームウィーバー:
実は、もともと企画していたのはファッションショーだったんですが……
- 宝蓮:
え?じゃあ……
- オードリー・ドリームウィーバー:
ふふ、夏じゃないですか。つまり……
- 宝蓮:
ふ~む……となるとぉ……
- 宝蓮:
私はウォータープルーフメイクと小物の準備をしま~す!
- オードリー・ドリームウィーバー:
やはりアーティスト同士は話が早くていいですわ。
- 宝蓮:
うふふ……お兄さんの反応が超楽しみなんですけど~!?
- 宝蓮:
参加者を見てぇ、我慢できなくなってぇ、襲っちゃったらどうしよ~♡
- オードリー・ドリームウィーバー:
う~ん。その可能性もなくはないですわ。
司令官は意外と本能に忠実なタイプですし。 - 宝蓮:
や~ん♡
- オードリー・ドリームウィーバー:
さぁ、では始めましょうか!
- オードリー・ドリームウィーバー:
オルカ号初の水着コンテストを!