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Transcription
- サラカエル:
準備運動にもならん。
- 祈る信徒:
ああ…!!
- アザゼル:
だ、大丈夫ですか?
- 祈る信徒:
使徒様が……光の使徒様がぁ…!!
- サラカエル:
……鉄虫が光の使徒だと!?
- アザゼル:
いけません!うっ…!!
- サラカエル:
……アザゼル。今お前のした行動が何を意味するのか、分かっているのか?
- アザゼル:
……
- サラカエル:
お前は審判者である私の、光を冒涜した者に対する即決審判を妨害した。
- アザゼル:
何かの誤解があるはずです。
- アザゼル:
信徒とは言え、この方もまたバイオロイドです。
- アザゼル:
長い間、孤立していたせいで鉄虫と人間の区別がつかない可能性も……!
- ヴェロニカ:
アザゼル様のお言葉にも一理あります。
- ヴェロニカ:
そういうことならば、鉄虫がまるで自分の巣のように支部の内側にいたことにも
説明がつきます。 - サラカエル:
そういう事情だから聖典の御言葉通りに審判を下すなというのか?
- サラカエル:
……ははっ。ならば問おう。
- サラカエル:
聖典の存在意義とは何なのだ?
- サラカエル:
光の御言葉をその時々で都合よく解釈するのなら、
お前の信仰に何の意味がある…!答えろ! - アザゼル:
きゃっ……!
- ヴェロニカ:
おやめください、サラカエル様!今の私達は教団所属である前に、
オルカ抵抗軍の一員です。 - ヴェロニカ:
その首長である救援者様が定められた規則に従う義務が―
- サラカエル:
それ以前に光の被造物でもある!
- ヴェロニカ:
っ……!
- サラカエル:
…………くそっ……審判者の行動を強制する禁制などなければ……
- サラカエル:
アザゼル、ヴェロニカ。私はもうお前たちを教団の天使とも異端審問官とも認めん!
- サラカエル:
お前たちが崇める救援者が……卑劣にも私に禁制をかけたことを幸運と思え!
- アザゼル:
行ってしまいました……。
- アザゼル:
ヴェロニカ、大丈夫ですか?
- ヴェロニカ:
はい。やはり私達を殺すことはできないようです。
- アザゼル:
サラカエルが本気になったなら、ヴェロニカはもちろん私も
無事ではなかったはずです……。 - アザゼル:
これから……どうしましょう。
- ヴェロニカ:
サラカエル様を私達だけで止めるのは不可能です。
- ヴェロニカ:
それに未確認の鉄虫まで現れた以上、救援者様に連絡して
支援を要請するしかありません。 - アザゼル:
……
- アザゼル:
これは教団の問題です。この聖域も、サラカエルも。
- アザゼル:
復活したコウヘイ教団を率いる天使、アザゼルの名にかけて、
この問題は私が解決します。 - ヴェロニカ:
ですが、それでは状況がさらに悪化するかもしれません。
- アザゼル:
どんな苦難があろうとも、乗り越えてみせます。
- ヴェロニカ:
ですが……救援者様が失望されるかもしれませんよ?
- アザゼル:
……。
- アザゼル:
……それでも構いません。
- アザゼル:
伴侶に……これ以上負担をかけたくありませんから。
- ヴェロニカ:
……
- ヴェロニカ:
行きましょう。飛べない状況です。サラカエル様に追いつくなら急がなければ。
- アザゼル:
ヴェ、ヴェロニカ?
- アザゼル:
待ってください……!