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Transcription
- T-2ブラウニー:
イフリート兵長……イフリート兵長!!
- T-2ブラウニー:
起きてくださいっす、お願いっすぅ!
- M-5イフリート:
除隊……させ……
- T-2ブラウニー:
連隊長の性格ご存知っすよね!連帯責任っすぅ……訓練時間が追加されるっすぅ……
- T-2ブラウニー:
とりあえずこの迫撃砲だけでも私が……あっ、熱っ!熱いっす!!!
- T-2ブラウニー:
こ、こんなものを持って訓練を受けていたんすか!?
- T-3レプリコン:
兵長、頑張ってください……あと少しです……。
- T-50PXシルキー:
私も……もう無理…。
- T-50PXシルキー:
すみません……
- T-2ブラウニー:
シルキー上等兵まで…!
- T-2ブラウニー:
くっ…私も、これ以上は……
- T-3レプリコン:
お二人はあの重たい物を持ちながら訓練をしたせいで倒れただけです。
私と同じ小銃しか持っていないのに倒れるのは許されません! - T-2ブラウニー:
レプリコン上等兵……
- T-3レプリコン:
ふふ……
- T-3レプリコン:
ブラウニー、私たち……仲間ですよね?
- T-3レプリコン:
共に頑張りましょう。この先に地獄が待っていようとも……
- T-2ブラウニー:
上等兵、しっかりしてください!ここはもう地獄っす!
- T-2ブラウニー:
一体誰がせっかくの休暇なのに地獄訓練がしたいだなんて言ったんすか……
- T-3レプリコン:
ブ、ブラウニーじゃなかったんですか?
- T-2ブラウニー:
私がそんなこと言うわけないじゃないっすか!
- T-2ブラウニー:
シルキー上等兵とイフリート兵長まで……なんでそんな目で私を見るっすか!?
まさか疑っていたんすか!? - T-2ブラウニー:
そんなぁ……私も休暇中の計画があったんすよ!
スチオンの大会に参加して優勝するつもりだったのに……! - T-3レプリコン:
その実力でですか?
- T-2ブラウニー:
ひどいっす……!いつもの天使のようなレプリコン上等兵に戻ってくださいっす、
お願いっす……! - ??:
立ちな。
- AA-7インペット:
幹部達も耐えてる。早く立って……。
- T-3レプリコン:
イ、インペット曹長…。
- T-2ブラウニー:
幹部の方も地獄訓練を受けてるんっすか!?
- AA-7インペット:
連隊長が直々に指揮しているのに幹部が抜けるわけにもいかないだろ……
- AA-7インペット:
慰めになるかどうか分からないけど……見えるか?
- T-2ブラウニー:
足首に……砂袋っすか?
- T-3レプリコン:
砂袋をいくつも……
- AA-7インペット:
兵士が倒れるたびに数が増えていくんだよ……早く起きろ……あっ!
- AA-7インペット:
勝利!
- C-77レッドフード:
苦しいか!
- スチールラインの隊員達:
いいえ!
- C-77レッドフード:
お前達は上官に嘘をつけと教わったのか!!
- スチールラインの隊員達:
……。
- C-77レッドフード:
苦しいだろう!苦しいに決まっている!
- C-77レッドフード:
理解する。休暇くらい休みたかっただろう。
恥ずかしいことに自分も同じ思いだった。 - C-77レッドフード:
そういう意味でも、今回の地獄訓練の発案は新鮮であり!衝撃的だった!
- C-77レッドフード:
誰かが命令するでもなく!休暇中に自主的に訓練をするなんて……!
緩んだ紀綱を正そうとするその心構え! - C-77レッドフード:
この連隊長レッドフードはお前達に感動した!
- T-3レプリコン:
ブラウニー……今正直に言えば蜂の巣は勘弁してあげますよ……。
- T-2ブラウニー:
私じゃないと言ったじゃないっすか……どうすれば信じてくれるんすか……。
- M-5イフリート:
そういえばノームは……?どこに行った……?
- T-50PXシルキー:
訓練のスケジュールが発表される前に警備要員の申請をしていました……。
- AA-7インペット:
みんな、連隊長がお話しされてる間が唯一の休憩時間だと思って静かにしてくれ。
- C-77レッドフード:
久しぶりに将兵の皆と一緒に訓練ができて嬉しい。
フェニックス大佐も一緒であればさらによかったのだが。 - T-2ブラウニー:
連隊長の足首にも砂袋が……?何であんなにたくさんあるっすか?
- AA-7インペット:
連隊長は脱落した兵士と幹部の分まで下げてるのよ。
幹部達が心配してやめさせようとしたけど言うことを聞かないんだ……。 - AA-7インペット:
指揮官は誰よりも過酷な訓練を受けなければならないってね。
自分が率先して手本を見せる方だから…… それで幹部も倒れるまで一緒にいるってわけよ。 - C-77レッドフード:
夏の休暇は長い。
- C-77レッドフード:
40km全力疾走、8時間耐久筋トレ。今までやってきた訓練だ。
- C-77レッドフード:
自分は誓おう。地獄訓練はこれまでの訓練よりもさらに徹底的に!
さらに濃密な内容で行う! - C-77レッドフード:
諸君!限界を超える準備はできたかっ!?
- T-2ブラウニー:
敵です!鉄虫の信号っす!
- C-77レッドフード:
そうか!しかしあちらは他部隊の管轄地域だ!
- C-77レッドフード:
その意欲は認めるが、仲間を信じることも―
- T-2ブラウニー:
私、行ってくるっす!
- T-2ブラウニー:
地獄訓練は一旦保留でお願いするっす!!
- T-3レプリコン:
ブラウニー、私達は仲間です!
- T-3レプリコン:
連隊長、私の仲間の援護に行きます!地獄訓練はまた後程!!!
- M-5イフリート:
シルキー上等兵、砲弾の準備は…?
- T-50PXシルキー:
はい!
- T-50PXシルキー:
準備できてます、イフリート兵長!
- AA-7インペット:
連隊長。
- C-77レッドフード:
うむ、支援に行きたまえ。
- AA-7インペット:
それから地獄訓練は……
- C-77レッドフード:
わかっている。兵士たちが復帰次第再開しよう。
- AA-7インペット:
……
- C-77レッドフード:
先程の兵士達の熱い戦友愛を見たか?地獄訓練の成果がもう現れるだなんて……
- C-77レッドフード:
将校が兵士を教育するように、兵士も将校を育ててくれる……
教範に書かれていた内容が目に浮かぶようではないか……。 - C-77レッドフード:
自分も奮起せねば……復帰したら訓練の強度を3倍に上げよう!
- AA-7インペット:
……
- C-77レッドフード:
早く行け、兵士達を支援してやれ。すぐに戦闘開始となるだろう。
- C-77レッドフード:
いや、ここはひとつ自分が指揮を執ろう!