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Transcription
- エタニティ:
うっ…!
- エタニティ:
天使様、掩護をお願いします。
- アザゼル:
光の翼よ……!
- サラカエル:
地上に出るや否や蜂の大群の如く押し寄せてくるか!
- サラカエル:
身の程を知れ……!
- ドラキュリナ:
え、嘘!?あの陰キャ、強いのはわかってたつもりだけど、
本気出したらあんなに強かったの!? - ヴェロニカ:
ところで……先程から妙です。
- ヴェロニカ:
恐らくどこかへ誘導されています。
霧のせいで道に迷った時のように、何者かの意図が感じられます。 - エンジェル:
行き止まりへ向かっている感じではありません。
こちらに行けばさらに広い場所に出ます……。 - エンジェル:
……。
- ヴェロニカ:
エンジェル様?
- エンジェル:
この先は……まさかわざと…?
- アザゼル:
罠でもあるんですか?
- アザゼル:
そうでしたら、多少無理をしてでも迂回して突破しなければ!
- エンジェル:
罠は……ありません。
- エンジェル:
それに迂回すると守護者達が……
- エンジェル:
……アザゼル様、先程お話ししたアレはどうですか?光のパワーは感じますか?
- アザゼル:
……ぼんやりとしか感じられません。
- エンジェル:
そうですか……
- アザゼル:
エンジェル、やはり……
- エンジェル:
気にしないでください。僕に……僕にお任せください。
- エンジェル:
……。
- エンジェル:
それにこれは、本来僕がやるべきことですから。
- ヴェロニカ:
正面に広場が見えます。
- アザゼル:
……至る所に血飛沫の痕と光の懐へと還った信徒達が……
- ヴェロニカ:
人間の……ということは最近のことではないようですね……。
- エンジェル:
過去に起こった惨劇の痕跡です。
- エンジェル:
……すべてが始まった場所です。
- ドラキュリナ:
な、何なのよ……これ……?埋葬もしないでただ放置しとくなんて……。
- エタニティ:
自傷と銃傷……
- エタニティ:
この者達の魂に安息がありますように……
- ドラキュリナ:
鉄虫の仕業なんでしょ?
こんな惨たらしい目に遭ってんのにここの奴らは何で鉄虫を― - エンジェル:
鉄虫の仕業ではありません。
- ドラキュリナ:
え……?
- エタニティ:
……
- エンジェル:
ここは……
- エタニティ:
人間様同士が……殺し合われたのですね。
- 解体者アザズ:
防腐剤の臭いが酷いですね。
- 解体者アザズ:
この状態を維持するためにありとあらゆる手段を使っているようです。
- サラカエル:
……堕落の果て……か。
- サラカエル:
光の懐へと還るべき信徒達の体に何てことを……
- アザゼル:
あの隠された祭壇に人間の銅像を建てた理由がわかった気がします。
- アザゼル:
あれはその時の残酷な光景、人間の残虐性を祭壇で表現していたんですね。
- アザゼル:
そして、私達をここへ誘導したのは、私達が人間である選ばれし者を信じているため。
- アザゼル:
その信仰と信頼を嘲弄したかったのでしょう。
- アザゼル:
すべてが始まった場所だと言いましたよね、エンジェル。それはどういう意味ですか?
- エンジェル:
それは……
- サラカエル:
エンジェル。
- サラカエル:
お前の感情を読む能力は意識がない相手にも可能なのか?
例えば停止している守護者だとか。 - エンジェル:
はい…?
- エンジェル:
周りから感情が突然……!さっきまで何も感じなかったのに!
- アザゼル:
やはり罠だったようですね。
- アザゼル:
バベルの近くに敵がいないなんておかしいと思っていました。
私達が来るまで機能を停止していたようですね。 - サラカエル:
掩護せよ、アザゼル。
- サラカエル:
かかってこい、光に背き闇に仕える者達よ。
この体が倒れ光の懐へと還るその時まで、お前達を一つでも多く断罪してくれる!