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Transcription
- 不屈のマリー:
特異モデルでしょうか。異常なほど頑丈で強力です。
- 不屈のマリー:
さらに厄介なことに……
- 無敵の龍:
1つではない。
- 無敵の龍:
それぞれが異なる方向から接近中だ。後続の鉄虫の数も……相当な数だ。
- 天香のヒルメ:
ぬしよ、あれは……
- 嘘だろ……
- 主人公:
- 初めて遭遇する鉄虫をやっと倒した次の瞬間、
全く同じタイプの鉄虫が複数接近している……。 - 主人公:
- 画面越しでも不気味な雰囲気が伝わってくる。
目であろう部位が赤く光り、表現しがたい不安感に襲われた。 - 主人公:
- 新たな鉄虫の登場と共に、画面は再び鉄虫の反応で埋め尽くされる。
その数も、最初に光の柱が出現した時より圧倒的に多い……。 - くそっ……!足止めされるなんて……
- 主人公:
- 龍の艦隊が近くにある以上、雑魚の数など意味を成さない。
オルカ号に被害が及ぶこともないだろう。問題は時間だ……。 - 主人公:
- ……孤立している隊員達は話が違う。
- ……どうか無事でいてくれ。
- 主人公:
- 支部の方を見ると、さっきよりもさらに太く明るくなった光の柱が、
俺たちを不気味に照らしていた……。 - ヴェロニカ:
……斬っても斬ってもキリがありません。あとどれだけ斬れば……
- エタニティ:
弾薬もぼぼ使い切りました。
- エタニティ:
私は……もうすぐ死ぬのですね…。
- ドラキュリナ:
縁起でもないこと言わないでくれる!?
- ドラキュリナ:
シャレにもならないわ!私は絶対に生きて帰るんだから!
- エンジェル:
お姉さま……。
- エンジェル:
ゴホッ!ゴホゴホッ……。
- アザゼル:
エンジェル、大丈夫ですか?
- エンジェル:
は、はい……ごほっ……。
- アザゼル:
ますます状態が悪くなっていませんか…?……まさか!
- アザゼル:
今までずっと……バベルの制御権に干渉していたのですか!?
- エンジェル:
お姉さまを……ゴホッ、止めないと……!
- サラカエル:
お前は制御をサポートするだけと聞いていたが、そんなことが可能だったのか?
- アザゼル:
当然不可能なんでしょう!?だからこんなに……苦しんで……。
- エンジェル:
うっ、ああぁぁ……。
- アザゼル:
エンジェル……!
- ヴェロニカ:
一度後退しましょう。これ以上進めません……
- ??:
灰は灰に、塵は塵に……
- エンジェル:
あ……
- アザゼル:
こ、これは……!?
- ??:
光の威光に逆らい、混沌に身を投じた者達よ……
- ??:
闇の中で一筋の光を求め彷徨う亡霊に光の安息を……
- ??:
光よ、あの者達にご慈悲を。
- ヴェロニカ:
これほどの威力は間違いない……あの方です。
- ヴェロニカ:
ひとまずは……安心です。
- エンジェル:
ラミエル様……!
- ラミエル:
エンジェル……怪我はありませんか……?
- エンジェル:
ぼ、僕は大丈夫です……ですが……。
- エンジェル:
ラミエル様、僕達のせいで聖火を……。
- ラミエル:
私は苦行と贖罪のために生まれました。
- ラミエル:
このくらい……何ともありません。
- アザゼル:
ああ、光の祝福があらんことを……。
- アザゼル:
ラミエル、本当に会えて嬉しいです。それからありがとうございます。
- ラミエル:
……。
- ラミエル:
外からいらした方のようですね。
- ラミエル:
こんなことに巻き込んでしまい……光に申し訳が立ちません。
- アザゼル:
いいえ。本当に助かりました。
- アザゼル:
それに巻き込まれたわけではありません。
私達の意思で皆さんを助けようとしているのですから。 - ラミエル:
ああ……これほどまでに清廉潔白で篤い信仰心があるだなんて……。
- エンジェル:
ラミエル様、また一人で全て背負い込むおつもりですか……?
- ラミエル:
……アザゼルの堕落もまた、私が償うべき罪なのです。
- ラミエル:
……全て私が引き受けるものです。
- エンジェル:
ラミエル様……
- アザゼル:
では私達がお手伝いします。
- ラミエル:
……。
- ラミエル:
私は罪人です。
- ラミエル:
「鉄の懲罰」の時は言うまでもなく、永遠の眠りと惨劇……何も、誰も守ることが
できませんでした。 - ラミエル:
そんな私が……今さら誰かに助けを乞うなど……。
- サラカエル:
うるさい。永劫の聖火による負担は少しは楽になったか?
- ラミエル:
……。
- サラカエル:
確かにお前は罪人だ、ラミエル。
- サラカエル:
過去と現在、そして未来まで。あらゆる罪はお前に科された。
- サラカエル:
しかし今回は違う。救援者の身の安全が脅かされている。
- ラミエル:
救援者、と言いますと……。
- エンジェル:
はい。お姉さまが言っている光の使徒のことではなく……
現世に降臨した本物の救援者様です。 - ラミエル:
ああ……、光よ……!
- ラミエル:
漆黒のような闇の中で、ついに一筋の光明をお授けになられたのですね……
- サラカエル:
これから何をすればいいのかわかるな?
- ラミエル:
「ついに降臨した救援者を光の被造物は当然の如く褒め称えん」
- ラミエル:
……罪人ラミエル、光の意思に従います。
- アザゼル:
ありがとうございます、サラカエル。
- サラカエル:
何のことだかわからんな。
- アザゼル:
やっと選ばれし者を認めてくれたではないですか。
- サラカエル:
勘違いするな。審判者として混乱に陥った信徒の信仰を正しい道へと導いただけだ。
- アザゼル:
ふふ。そうですか。
- アザゼル:
ですが、私は絶対に諦めませ―
- ??:
本当に……ですか……!?
- ラミエル:
薬を……そんなに……。
- エンジェル:
心配しないでください、ラミエル様。
- エンジェル:
僕も同じく……罪人ですから。
- ラミエル:
エンジェル……。
- エンジェル:
前にもお話した通り、僕は絶対に諦めません。
- エンジェル:
だって……僕が諦めてしまったら……ダメじゃないですか?
- エンジェル:
僕達は…家族ですから。