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Transcription
- エンジェル:
……その後、お姉さまと敵対関係となったラミエル様と僕は、支部の方達から
追われることになりました。だから、隠れながら鉄虫を倒していたんです。 - エンジェル:
「光の降臨」が来るまでにすべてを解決しようとしていましたが、
結局……ついに降臨された救援者様まで危険な目に…… - エンジェル:
うぅっ……ううう……!
- ラミエル:
……エンジェルには何の罪もありません。
- ラミエル:
すべては……原罪を背負う私の責任。
私が必ず……アザゼルを止めます。 - アザゼル:
……光よ。
- サラカエル:
………。
- ヴェロニカ:
サラカエル様、これは……
- サラカエル:
もういい。
- ヴェロニカ:
……。
- サラカエル:
エンジェルの言葉が真実であることは、精神感応の力がなくともわかる。
- サラカエル:
だが……
- サラカエル:
……はっ。それが真実なら、私の信仰には何の意味もなかったということか。
- アザゼル:
はい。何の意味もありません。
- サラカエル:
アザゼル……!
- アザゼル:
私も同じでした。
- サラカエル:
何だと……?
- ヴェロニカ:
……。
- アザゼル:
以前、私が再び降臨して間もない頃……過去の人間達の業の片鱗を目にしました。
- アザゼル:
その後、自分で調べてみました。私達の教団について……
- サラカエル:
ということは……
- アザゼル:
はい。恥ずかしいことに……この上なく混乱しました。
- アザゼル:
ふふ、知ってます?私の伴侶……実は聖典に出てくる
選ばれし救援者ではないんですよ。 - サラカエル:
……何が言いたい?
- アザゼル:
伴侶は聖典に出てくる光に選ばれし救援者ではありません。
だけど……空っぽの私の人生に意味を取り戻してくれました。光を取り戻してくれた。 - アザゼル:
それは……紛れもなく、救いだと思います。
- サラカエル:
………。
- アザゼル:
あなたは伴侶の力と、伴侶に対する私の信仰心を示して見せろと言いましたよね。
- アザゼル:
伴侶は道に迷った一人の天使の心に光明を取り戻し、
この崩壊した世界でコウヘイ教団を建て直してくれた。 それも正しきかたちで。 - アザゼル:
そして伴侶はきっと……ここにいる道に迷った子羊達も救ってくれることでしょう。
- アザゼル:
誰も、分け隔てることなく「公平」に。
- サラカエル:
理想論だ。
- アザゼル:
理想的な未来を見せ、信徒達に生きる希望を与えるのが私達の役目です。
- サラカエル:
………。
- サラカエル:
……はっ。
- アザゼル:
ど、どこへ行くのですか?
- サラカエル:
塔が近くなってきた。
- サラカエル:
……前の方を見てくる。
- アザゼル:
あ……はい……そうですね。
- ヴェロニカ:
感動しました。
- アザゼル:
サラカエルの心にちゃんと届いたでしょうか……?
私、今胸がとてもドキドキしています……。 - エンジェル:
……はい。サラカエル様の心にきっと届いたと思います。
- エンジェル:
先程のお言葉を借りるなら、精神感応の力がなくとも、
確固たる信仰がこもった目を見れば、納得せざるを得ないでしょう。 - アザゼル:
よ、よかった……
- ラミエル:
うっ、ううっ……
- アザゼル:
ラ、ラミエル!?どうしてあなたが泣くのですか……!?
- ラミエル:
うぅぅぅっ……私たちといたアザゼルも……昔はこのくらい澄んでいて、
確かな信仰心を持っていたのに……。 - ラミエル:
うぅ……まるで昔に戻ったような、ううっ……気がして……。
- ラミエル:
うあああああぁぁぁぁぁぁ……!
- アザゼル:
あ……そ、そんなに泣かないで……
- エンジェル:
ううっ……ラミエル様……泣かないでください……僕も我慢してたのに……
- エンジェル:
うぅぅっ……お姉さま……
- エンジェル:
お姉さまぁぁ……ぅぁああああ……!
- アザゼル:
……あ、あれ…?
- アザゼル:
わ、私まで涙が……
- ドラキュリナ:
ど、どうしたのよ……あんたたち……
- ドラキュリナ:
大泣きじゃない……
- エタニティ:
あらあら、涙と鼻水を同時に流されていますね。
- エタニティ:
大丈夫ですか?
- サラカエル:
ちょっと離れて戻ってきたらこの有り様とは……。情けない。
- アザゼル:
ぐすん……すみません……。
- サラカエル:
気をしっかりと持て。
- サラカエル:
あの塔に上がってしまえば、どんな形であろうと決着がつく。
- アザゼル:
はい。そうですね……
- アザゼル:
ちょっと待ってください、何か……感じます。
- アザゼル:
なんだかよく知っている……これは、誰かの気配……?
- C-77レッドフード:
アザゼル様!ご無事でしたか!
- アザゼル:
レッドフードさん……!?どうやってこちらへ……?
- C-77レッドフード:
司令官閣下から特別救出任務を命じられました!
- サラカエル:
一人で来たわけではなかろうな?
- C-77レッドフード:
はい、もちろんです!サラカエル様。
- C-77レッドフード:
我が部隊がエネルギー障壁内に突入後、橋頭堡を確保。
- C-77レッドフード:
状況が若干安定しましたので天使様達の捜索の為、周囲を偵察していたところでした。
- アザゼル:
伴侶…。
- アザゼル:
レッドフードさん、ご覧の通り私達は全員無事です。
- C-77レッドフード:
司令官閣下もお喜びになることでしょう。
- C-77レッドフード:
それからさらに閣下は皆さんの安全が確保できた後、通信が不可能な場合は
皆さんの計画に積極的に協力するようにと指示されました。 - C-77レッドフード:
というわけで、もし計画があるのでしたら、我々スチールラインが協力いたします。
- C-77レッドフード:
ふむ…やはりあの塔が原因でしたか……。
- アザゼル:
はい。私達はあの塔と、塔を動かす預言者と呼ばれているアザゼルを
止める為に動いています。 - C-77レッドフード:
なかなかに難しそうな作戦ですね。あの塔は敵の本拠地、それも心臓部にあります。
- C-77レッドフード:
いくら天使様達の能力が優れていても、少数で突破するには無理があります。
- C-77レッドフード:
しかもその預言者はここでの出来事をすべて把握していると……。
それは本当ですか? - アザゼル:
はい。恐らく……この会話も全て聞いていると思います。
- C-77レッドフード:
ならば、方法は1つしかありませんね。
- C-77レッドフード:
……正面突破です。我が部隊の最も得意とするところです!
- アザゼル:
はい……?
- 解体者アザズ:
一理ありますね。全てお見通しなら小細工など使わないのが一番です。
- ヴェロニカ:
ですが、真っ向勝負で少しでも押し負ければ、取り返しのつかないことになります。
- C-77レッドフード:
我々は何も考え無しに突撃するような無鉄砲な部隊ではありません。
- C-77レッドフード:
ここに来るまでの戦闘で、既に敵の強さは把握しました。
- C-77レッドフード:
皆さんが塔に進入するまでは攻勢を維持し、その後は守勢に転換。
- C-77レッドフード:
暴れ狂うだけの鉄虫が地形地物を利用するはずないので、
天使様達が目的を達成するまでは複雑な路地や建物を利用しながら戦いつつ、 信徒達を救出します。 - C-77レッドフード:
問題はAGSですが……
- 解体者アザズ:
それなら私が何とかしてみます。さっき工場が稼働中だったのを見ました。
- 解体者アザズ:
ついでにバベルの機能にアクセスする方法も探してみます。
- C-77レッドフード:
良いですね。お願いします。
- C-77レッドフード:
奴らが工場を放置しようが、守ろうが、敵の戦力は消耗しますからね。
- C-77レッドフード:
アザゼル様、この作戦でよろしいでしょうか?
- アザゼル:
はい。皆さん、本当にありがとうございます。
- アザゼル:
では、行きましょう。
- アザゼル:
皆さんに光が共にあらんことを。
- ドラキュリナ:
始まったみたいね。騒がしくなってきたわ。
- ドラキュリナ:
ねぇ、陰キャ。そろそろ私達も移動するわよ。
って、何してるのよ? - エタニティ:
ご主人様の安全を祈っているところです。
- エタニティ:
それと今回の件で一つ気付いたことがあります。
- ドラキュリナ:
何よ。
- エタニティ:
私はご主人様と棺の中で永遠を過ごすよりも、
今生きているご主人様と一緒にいることを望んでいるようです。 - エタニティ:
必ず……生きて、生きたご主人様にもう一度お会いしたい。
- ドラキュリナ:
……あっそ。私もなんだかんだ全部終わってあの顔を見たら、
少しは人間に会えて嬉しいって思うかもね~。 - 解体者アザズ:
ふふ……。
- ドラキュリナ:
またあの調子だわ……。
- エタニティ:
何やら面白そうなことを思いつかれたようですね。
- ドラキュリナ:
ちょっと、何してんのよ!
- ドラキュリナ:
まともに連絡出来ないのに、向こうのチームと行き違ったら
どうするつもりだったのよ!! - 解体者アザズ:
ふふっ、すみません。お待たせしました?
- 解体者アザズ:
では行きましょうか。
- ドラキュリナ:
そっちは次の目標じゃないわよ!!あっちにある工場を破壊するんでしょ!
- ドラキュリナ:
あ~も~!イライラする~!
- 解体者アザズ:
あぁ、そのことですか。
- 解体者アザズ:
ご心配なく。すでに手は打っておきました。
時間になったら勝手に崩壊するので。 - 解体者アザズ:
それでは、次の工場に行きましょう。
あなたの言う通り、行き違ってはいけませんから。 - ドラキュリナ:
あんたは何を言っているの……?
- ドラキュリナ:
冗談なのか本気なのかわかんないわよ!