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Transcription
- P-3Mウンディーネ:
司令官!上空偵察の結果、特に危険そうな敵は見つからなかったわ。
- MH-4テティス:
こっちも同じです。雑魚以外は特に変わった鉄虫はいません。
- MH-4テティス:
微かに残った排煙と熱源を追跡してみましたけど、
内陸の奥深くに入っていったみたいです。 - P-3Mウンディーネ:
地上型鉄虫も同じ感じよ。低空飛行で追跡してみたら、
みんな特定の場所に入っていったわ。 - P-3Mウンディーネ:
さらに追跡してみる?
- いや、大丈夫だ。
- MH-4テティス:
わかりました、じゃあ周辺を偵察してきますね。
- うん、よろしく。
- P-3Mウンディーネ:
……司令官は休んだ方がいいんじゃないの?
- 大丈夫だよ。心配しないで。
- P-3Mウンディーネ:
また一昨年のクリスマスみたいなことになって欲しくないから……
- ……
- P-3Mウンディーネ:
本当に大丈夫よね?
- 全然、余裕余裕!
- P-3Mウンディーネ:
……信じるよ?
- 倒れそうになったらウンディーネに最初に言うよ。
- P-3Mウンディーネ:
……。
- P-3Mウンディーネ:
…約束よ?無理しちゃダメだからね。
- 主人公:
- 報告を終えた2人は再び偵察を始めた。
- 主人公:
- ホライゾンと海軍の活躍がなければ、
今回の鉄虫の強襲はさらに苦戦を強いられていただろう……。 - 主人公:
- 海上警戒を担当していた兵力を適切に分配し、本隊を支援してくれた。
そして、さらにはスチールライン部隊が支部に突入できるよう 支援砲撃までしてくれたと聞いた。 - 本当に助かった。
- 不屈のマリー:
閣下、周辺の危険要素はすべて排除しました。
- 不屈のマリー:
安心して進入できます。
- わかった。
- 主人公:
- 警護されながら支部に入ると、
遠くからスチールラインの兵士達が駆け寄ってきた。 - 主人公:
- 致命傷ではなくとも、全員大なり小なり負傷していて、
ここでの戦闘の激しさを物語っていた。 - C-77レッドフード:
勝利!状況が緊迫していたため着替えることができず!この格好で失礼いたします!
- 主人公:
- 先頭に立ったレッドフードが敬礼した。
- C-77レッドフード:
司令官閣下が我らスチールライン部隊に命じられた任務を、
無事に遂行したことをここに報告いたします! - 大変だったね。
- C-77レッドフード:
部隊員達のおかげです!
- C-77レッドフード:
報告書を提出したあと、彼女達の休暇を建議したいと思っております!
- わかった。
- 不屈のマリー:
見事、任務を完遂したな、レッドフード副官。
- C-77レッドフード:
マリー隊長から頂いた任務。副官として必ずや達成しなければなりません!
- 不屈のマリー:
そうか…。
- 不屈のマリー:
ご苦労だった。
- C-77レッドフード:
隊長のご期待に応えることができ、光栄です!
- 不屈のマリー:
そうか、では事後報告を頼む。
- 不屈のマリー:
閣下、もしよろしければ報告は私がまとめた後で差し上げてもよろしいでしょうか?
- そうだね。そうしてもらおうかな。
- 不屈のマリー:
かしこまりました。
- ??:
あっ、ちょっと、ねぇ!人間!
- 主人公:
- 水着姿でいたって真面目に事後報告を始めるレッドフードを見ていたが、
その高い声の方を振り向いた。 - ドラキュリナ:
マジで遅過ぎよ!!ほ、ほんとに死ぬかと思ったんだから!!
- 解体者アザズ:
それが最適解なのですか?ドラキュリナさん?
- ドラキュリナ:
……何よ、文句ある!?あんたが思うようにしたらいいって言ってたじゃない。
- 解体者アザズ:
ふふ、想いを胸の内に秘めておくことと、思うようにするというのは別ですよ。
- 解体者アザズ:
本当に言いたいことはそれでしたか?
- ドラキュリナ:
言いたいこと……
- ドラキュリナ:
い、いや……えっと……だから、その……あのね!ほん―
- エタニティ:
ご主人様……
- エタニティ:
……。
- ドラキュリナ:
あの子は何で私を遮って話し始めたのに黙ってんのよ。
- 解体者アザズ:
ドラキュリナさんと同じで言いたいことが言えないのではないでしょうか?
- ドラキュリナ:
一緒にすんなぁ!!
- 解体者アザズ:
それはそうと……
- 解体者アザズ:
ふふ、お疲れさまでした。司令官。
- 主人公:
- ここにいるみんなは自分たちの力でこの想像を絶する危機を乗り越え、
さらには俺たちオルカの全員を救ってくれた。 - 主人公:
- でもかけたい言葉がありすぎて、なんて言えばいいのかわからなかった。
- 主人公:
- だから今は……
- ……みんな、よくやってくれた。ありがとう。
- 主人公:
- みんなが俺に笑顔を返してくれると、その向こうにいる天使達の姿が目に入った。
- ヴェロニカ:
お待ちしておりました、救援者様。
- サラカエル:
…無事だったか。
- うん……。
- 主人公:
- 気のせいかサラカエルの口調が穏やかになったような気がする。
- 主人公:
- 破壊された塔と地面に転がっている鉄虫の残骸。
ここで一体何が起こっていたんだ……。 - 主人公:
- 輸送機に乗ってここへ向かっている時は、
コウヘイ教団のみんなに何があったのか色々聞かなくてはと思っていた。 - 主人公:
- 倒れている2人の天使の介抱をしていたアザゼルが、
俺を見て立ち上がる。その顔を見て……言葉を失った。 - 主人公:
- アザゼルのその表情には深い悲しみや安堵だけでなく、
簡単には言い表せないであろう複雑な感情が入り混じっていて…… - アザゼル:
……
- アザゼル:
伴侶……
- アザゼル:
あ……
- アザゼル:
この…
- アザゼル:
ここで……
- ……。
- 主人公:
- 何も言わずにアザゼルを抱き寄せた。
- アザゼル:
あ……
- アザゼル:
伴侶……
- 主人公:
- そう小さく言うと、アザゼルは俺の胸の中で気を失ったようにすぐ眠ってしまった。
- ヴェロニカ:
精神的にかなり疲れていたはずです。
- ヴェロニカ:
バベルを制御するために精神感応の能力を覚醒させて戦われ、
最後まで生存者を探し続けて救助されていましたから……。 - サラカエル:
救援者が来る直前まで気を張っていたが……
- サラカエル:
今は……、ふっ。緊張が解けたようだな。
- サラカエル:
……はぁ……
- ヴェロニカ:
私もこれ以上は……
- 主人公:
- 何ともなさそうに立っていたサラカエルとヴェロニカも、
その辺りの残骸に寄り掛かった。 - 主人公:
- 俺たちは輸送機に教団の信徒と負傷者達を乗せた。
- 主人公:
- 全員が乗り込んだのを確認した後、俺も輸送機に乗り込んだ。
- 主人公:
- 荒廃した支部を包んでいた霧は晴れ、そこに太陽の光が差し込んでいた。