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Transcription
- ???:
無知故に行動の結果が分からなかった。
- ???:
傍観したが故に義務を負わなかった。
- ???:
独善的であったが故に過ちを正しいと思った。
- ???:
盲従したが故にそうだと知りながら悪を行った。
- ???:
私の根は血の泥沼に埋まっていた。
- ???:
いくら足掻いても、抜け出せなかったが故に……
- ???:
私はそこで花を咲かせた。
- 主人公:
- カゴシマでの事件の後、俺たちはこれからの行動を決めるため、
会議を開いていた。 - 主人公:
- しかし、議論はまったく進んでいなかった。
- 主人公:
- 原因は選択肢が多すぎるせいだった。
- ラビアタプロトタイプ:
新しい拠点を開拓しましょう。
- ラビアタプロトタイプ:
万が一の時の避難先として使えますし、その地域にいるバイオロイドたちの
安全を確保してあげれば、自然と私たち抵抗軍へ合流してくれるはずです。 - レモネードアルファ:
鉄の王子、鋼鉄の教皇について調査することを提案します。
- レモネードアルファ:
鉄虫にとって重要な存在であることは間違いありませんし、
それらが鉄虫を率いて我々と衝突するのは時間の問題かと思われます。 - 無敵の龍:
世界中にはまだブラックリバーの遺産が数多く残っている。
- 無敵の龍:
これらの封印を解き、抵抗軍に糾合すれば、かなりの戦力となるはずだ。
- 解体者アザズ:
オルカ号を改造しましょう。
- 解体者アザズ:
空を飛べるように……いえ、宇宙に行けるようにするのもアリですね。
どうせなら変形も視野に入れましょう。 - 主人公:
- こんな感じで会議の参加者たちはそれぞれ意見を提示していて……
- 主人公:
- 一部を除いては合理的な意見であったため、どの意見を採用するか
なかなか決めることができずに時間だけが過ぎていた。 - 主人公:
- すると、そこにユミがやってきた。
- コネクターユミ:
司令官。外部からオルカに向けた通信を受信しました。
- レモネードアルファ:
発信者は誰ですか?オルカ号の位置が特定された形跡は?
- コネクターユミ:
発信者は不明です。ですが、私たちの位置も特定されてはいません。
広範囲に発信しているようでしたので。 - レモネードアルファ:
広範囲……通信内容は?
- コネクターユミ:
えっと……暗号化された通信なので解読はできませんでした。
「TO ORCA. BRQK」へ、という内容以外何も分かりません。 - レモネードアルファ:
発信者の位置を特定することはできそうですか?
- コネクターユミ:
北米ということだけは確認できました。
- レモネードアルファ:
オメガの勢力圏ね……
- 主人公:
- その謎の通信のおかげで会議は一気に動き出した。
- 主人公:
- 俺は暗号解析のプロを呼び、北米から発信されたという通信を
解読することにした。 - 主人公:
- その結果……
- スカディー:
残念ですが、量子鍵を使った暗号なので解読はかなり難しいですね。
- スカディー:
同じ内容で繰り返し発信されているので、それをもとに暗号解析プログラムを
稼働させてはいますが……正直言って、私はこれでもかなり難しいと思います。 複製も不可能ですし、発信が止まれば何もできなくなります。 - 主人公:
- スカディーが首を横に振ると、他の隊員たちも似たような反応を見せた。
- 主人公:
- ただ、罠にしては何か腑に落ちない感じがする……
- 主人公:
-俺たちがこの謎の暗号に頭を悩ませていると、
研究で会議に参加していなかったドクターが遅れてやってきた。 - ドクター:
お姉ちゃんたち、どうしたの?
- スカディー:
あっ、ドクター、いい所に。
暗号化された通信を受信したのですが、解読できなくて困っているんです。 - ドクター:
どれどれ……ふむふむ。ひと昔前の暗号システムだね。
BRQK?ブラックリバー系の量子鍵で解読すればいいのかな? - 何か分かりそう?
- ドクター:
う~ん……あっ、080機関の支部に行けば解読する方法が見つかるかも!
- 080の支部?
- ドクター:
だって080機関が最も重要視するのは情報だからね!情報を手に入れる手段なら
山ほどあるはずだよ。その中に解読プログラムくらい絶対あるよ~! - ドクター:
しかもブラックリバー系の暗号システムでしょ?
だったら自分の家の鍵を開けるようなもんでしょ。 - ドクター:
そんで、ここから少し移動すればヨコハマってところがあって、
そこに080機関の支部のUOU学園があるよ。 - ドクター:
そこなら解読手段以外にも、装備や物資が確保できると思うよ。
- ドクター:
まだオルカに合流してない080の隊員や遺伝子の種もあるだろうし!
そこに行こうよ! - 主人公:
- なるほど、現状ではローリスク・ハイリターンな選択肢だと言える。
- 主人公:
- ドクターの提案に反対する者はいなかった。
- よし。とりあえず移動しながら具体的な計画を立てようか。
- ドクター:
ありがとう、お兄ちゃん!
- ドクター:
じゃあお礼に~……
- ドクター:
私んとこの研究室で、博士課程を履修させてあげるよ!
- ドクター:
今なら1+1キャンペーンでなんと!ダブル専攻も可能だよ!
学位が一気に2つになるってこと!どう? - 主人公:
- なんだかすごくお得な気がして、危うく首を縦に振るところだったが、
働く時間が減ることに気が付き、ドクターの提案を断った。危ない危ない…… - 主人公:
- 080機関の支部があるというヨコハマ付近に到着した俺たちは、
通信で支部との接触を試みた。 - ドクター:
こちら080のドクターだよ。私は最後のお兄ちゃ……じゃなくて人間が率いる
オルカ抵抗軍に所属してるよ。UOU学園所属のエージェントがいたら応答して~! - ドクター:
繰り返すよ。こちら080のドクター。私は最後の人間が率いる……
- ドクター:
こちら080のドクター……誰も…いないのかな?
- 主人公:
- その後も何度か通信を試みたが、応答は全くなかった。
- シラユリ:
そのくらいにしておきましょう、ドクター。
これだけやって応答がないということは、支部に誰もいないか 何か問題が発生しているかのどちらかです。 - シラユリ:
司令官、どうなさいますか?鉄虫の群れがところどころに残っていますし。
護衛の隊員を帯同せずにUOU学園へ向かうのは危険です…… - ここまで来たんだ、上陸しよう。誰もいなくても何かはあるはずだ。
- 主人公:
- 俺の言葉を聞いた隊員たちは頷き、各自上陸準備を始めた。
- 不屈のマリー:
先鋒部隊、上陸完了。
- 不屈のマリー:
現在は橋頭堡を確保するため作戦を遂行中です。
- 無敵の龍:
艦隊も火力支援のため近海で待機中。
- 無敵の龍:
港の収容能力を確認した後、小型艦から順次停泊させる。
- 主人公:
- 俺は地図を確認しながら、隣に立っているシラユリに尋ねた。
- それはそうと、本当に教育機関が支部なんだな?
- シラユリ:
はい、表向きにはただの学園ですが、その実態は080機関の支部。
- シラユリ:
ご存知の通り、UOUを上下対称にすると080という文字になりますよね?
- 諜報機関なんだろ?なのにそんな単純な名前で大丈夫だったの?
- シラユリ:
そもそも普通の人が「UOUが080になる」と知ったとしても、
何の意味も見出せませんから。七不思議とか適当な噂で終わります。 もしかしたら“X8X”とか“H8H”って読むかもしれませんし。 - シラユリ:
そして、UOU学園は上流階級とエリートのための教育機関でした。
- シラユリ:
徹底したカリキュラムと学生たちを危険から守るセキュリティ、
学生時代から形成される人的ネットワークなどなど…… - シラユリ:
このように上流階級と密接に関係しているため、
仮にUOUが諜報機関だということを知ったとしても、 むやみに詮索なんて出来ないんですよ。 - シラユリ:
それに、私たちエージェントと親しくなった人たちは、
私たちの正体を知った後も私たちに優しくしてくれました。 - トモ:
私とシラユリもUOUの生徒だったんだよ~!
- シラユリ:
……正確には、特別な任務がない時は学生たちを守り、彼らとの人脈形成に
注力していただけです。 - トモ:
シラユリさ!生徒会長選挙に“出頭”したらいっつも当選してたよね~!
- シラユリ:
トモは……
- シラユリ:
いつも落第ばかりで進級できないので、赤点地縛霊って呼ばれてましたっけ?
- シラユリ:
私があれだけ勉強を見てあげたのに……
- トモ:
あ!これあれだ!虎の心、猫知らず!でしょ!
- シラユリ:
……
- ……
- トモ:
え、なになに?
- シラユリ:
いいえ……なんでもありません。ただ……
- シラユリ:
夢幻泡影の境地に至ったとでも言っておきます。
- C-77紅蓮:
こちらマングースチーム、報告いたします。
- 何かあったか?
- C-77紅蓮:
小規模の鉄虫の群れを発見。上陸予定地から直線距離で3km以内。
- C-77紅蓮:
少数ですが不測の事態が発生した場合、味方への不安要素となるものと
判断されます。 - C-77紅蓮:
交戦許可を要請します。
- 許可する。
- C-77紅蓮:
ありがとうございます。
- C-77紅蓮:
交戦許可を確認。マングースチーム。交戦を開始します。