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Transcription
- ???:
盲従もまた罪。
- ???:
ただ盲従し、悪を行うことに善性など存在しない。
- ???:
悪と分かりながら悪に服従し、悪を為す者に免罪などあり得ない。
- ???:
盲従を定められた者だとして、それが犠牲者に関係があろうか?
- ???:
そして、盲従による悪を許す者はもう存在しない。
- ???:
だから、贖罪は真に果たされることはない。
- 主人公:
- 薔花に関する書面報告が入り、対策会議が開かれた。
- 無敵の龍:
明らかにオルカの隊員に敵意を持っているバイオロイドだ。
- 無敵の龍:
よってこちらが無視したとしても、向こうが攻撃してくる可能性が高い。
- 無敵の龍:
それに無理に生け捕りを試みて死傷者が発生する可能性もある。
こういう場合は先に射殺するのも一つの手だ。 - 主人公:
- 龍は冷静に意見を提示した。
- 主人公:
- すると軍用に生まれた隊員たちは、龍の意見に肯定的な反応を見せる。
- 主人公:
- 反対意見がなければ射殺に決定しそうな雰囲気の中……
- C-77紅蓮:
私は生け捕りを提案します。
- 主人公:
- 紅蓮が反対意見を出した。
- C-77紅蓮:
目標は人類滅亡後も長期にわたって世界を放浪しています。
- C-77紅蓮:
彼女の経験が私たちの役に立つ可能性があります。また彼女が所属していた集団の
他のバイオロイドを包摂するきっかけになるかもしれません。 - C-77紅蓮:
それに、十分生け捕りできる状況で目標を射殺するというのは、
他の隊員たちの士気に悪影響を与えかねません。 - 無敵の龍:
では誰が生け捕りを実行する?
- C-77紅蓮:
マングースチームが。
- 無敵の龍:
雪辱を果たすためか?
- C-77紅蓮:
いいえ。この件はマングースチームが担当すべきことであり、
十分遂行可能なことであるため、投入を要請しているまでです。 - 無敵の龍:
死傷者が発生した場合、責任を取れるのか?
- C-77紅蓮:
私は作戦官です。作戦を指揮し、作戦の結果に責任を持つために存在します。
- 主人公:
- 紅蓮は断固とした表情で言い放った。
- 主人公:
- 龍はそんな紅蓮をしばらく見て、頷いた。
- 主人公:
- そして、隊員たちが俺を見る。
- 主人公:
- 隊員たちと俺の意見が一致するなら、反対する理由などない。
- よし。薔花は生け捕りにする。作戦はマングースチームの主導で実行する。
- みんなはマングースチームを積極的にサポートしてくれ。
- C-77紅蓮:
ありがとうございます、司令官。
- 紅蓮。
- C-77紅蓮:
はい、司令官。
- みんな笑顔で戻ってくるように。
- C-77紅蓮:
……もちろんです。
- C-77紅蓮:
まず、今回の作戦では080機関の支援が必要です。
- シラユリ:
どんな支援が必要でしょうか?
- C-77紅蓮:
エリー・クイックハンドの支援を要請します。
- エリー・クイックハンド?
- シラユリ:
080機関所属の爆発物処理要員です。
- シラユリ:
薔花が建物を爆破したからですね?
- C-77紅蓮:
はい、薔花を生け捕りに出来たとしても、すべてを巻き込んで
自爆されてしまってはかないませんから。 - シラユリ:
ですが、今のオルカにはエリーの遺伝子の種がありません。
- シラユリ:
あるとすれば……
- 主人公:
- シラユリは俺を見た。
- シラユリ:
UOU学園にあるかもしれません。
- UOU学園の確保は終わったんじゃないの?
- シラユリ:
データベースがある場所は確保しましたが、
- シラユリ:
遺伝子の種がある物資倉庫はセキュリティシステムが別です。
- シラユリ:
入る権限のあるエージェントがいればよかったのですが……私どころか
ニッキーさんも持っていません。はぁ…本当に厄介なセキュリティです。 - それだけしっかりしてたから、ちゃんと残ってるってことだろ?
- 主人公:
- 厄介なことには変わりないが、しっかり保管されているということだ。
- 主人公:
- 俺は支部の物資倉庫を確保する人員を選抜し、戦闘指揮を開始した。