シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- サイクロプスプリンセス:
やはり死を克服する過程で力を使い果たしてしまったようだな……
- サイクロプスプリンセス:
運命を見通す余の邪眼は今、竜殺者の貴様には通用しない。
であるからな……今後は明確に!話すように! - うん、気を付けます……。
- グラシアス:
高貴な血統の末裔。体は大丈夫なのか?
- サイクロプスプリンセス:
再びこの姿になってしまったこと以外は問題ない。
- ペレグリヌス:
本当になんにも変わってねぇな……
- ペレグリヌス:
その設定、もう少しどうにかしたらどうだ?
実際、聖女とは同一人物でもねぇじゃねえか。 - サイクロプスプリンセス:
黙れ、この愚か者めが!世界の摂理が乱れるではないか!
- ん……?じゃあお前は自分が俳優だって分かってるのか?
- サイクロプスプリンセス:
貴様……今、お前と言ったか?
- ぷ、プリンセス。
- サイクロプスプリンセス:
余の邪眼は運命を見抜く。
- サイクロプスプリンセス:
余の世界が空想のものであることくらい、現世に目を覚ました瞬間から
悟っておったわ。 - 主人公:
- 言動から考えて、白兎のように作品の中に生きているタイプかと思っていたが…
- …でも、それならどうして演技を続けてるんだ?
- サイクロプスプリンセス:
ハッ、理由を聞くとはな。
- サイクロプスプリンセス:
貴様でなかったら罰を下しているところだったが……。
竜殺者の貴様には特別に答えてやろう。 - ペレグリヌス:
うーわっ!差別だ、差別!いけないんだぞ~。
- 主人公:
- ペレグリヌスの野次をガン無視したサイクロプスプリンセスは決めポーズ……
具体的にはLRLがよく見せてくれるポーズを取った。 - サイクロプスプリンセス:
それは…
- サイクロプスプリンセス:
カッコイイではないか!
- ……
- ペレグリヌス:
はぁ……
- グラシアス:
ふふ。
- サイクロプスプリンセス:
余が生まれたあの「世界」……ミッドガルド!
あの「世界」の運命をめぐる戦いと冒険! - サイクロプスプリンセス:
それらが余の、高貴なる血が流れる心臓を熱くし、魂を揺さぶるからだ!
それ以外の理由が必要だろうか!いや!ない!! - 主人公:
- 自信満々に目を見開くサイクロプスプリンセスにLRLの姿が
自然と重なって見えた。 - そうだね。理解できたよ。
- サイクロプスプリンセス:
ほう、一度で世界の秘密と摂理を理解するとは。
さすがは余と運命の糸で結ばれた竜殺者だ! - お、おう……!
- ペレグリヌス:
大丈夫か?ずっと一緒にいると疲れるだろ?
- 大丈夫、慣れてるから。
- 主人公:
- そうコソコソ話している間に、サイクロプスプリンセスはグラシアスの前で
堂々と仁王立ちしていた。 - サイクロプスプリンセス:
さぁ!夢を叶えた霜のドラゴンよ!余がこの世界を離れている間、
何があったのか詳しく教えるのだ。 - グラシアス:
……使命を全うしてきた。ペレグリヌスと共に……
- 主人公:
- 人類の滅亡後、二人が鉄虫、レモネードと戦ってきた話を深刻な表情で
聞くサイクロプスプリンセス。 彼女はすべてを聞き終わると、ゆっくりと大きく頷いた。 - サイクロプスプリンセス:
人間が滅亡したのか……悔やまれるな……、霜のドラゴンよ。
- グラシアス:
うむ、だが大丈夫だ。私にはまだ……守るべきものが残っておる。
- サイクロプスプリンセス:
竜殺者か。ふむ、やはり時空を超えても深き闇の契約は有効なようだな。
- サイクロプスプリンセス:
余は運命の簒奪者ではあるが、運命を否定することはせぬ。
時空を超え、またそなた達と出会ったこともまた運命。 - サイクロプスプリンセス:
いま一度、竜殺者を眷属として迎え入れ、運命を共にせん。
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスは俺に向かって手の甲を差し出した。
空気を読み、片方の膝をついて、ガントレットに口づけをする。 - サイクロプスプリンセス:
ふふふ、契約はここに再び成立した!早速、余に何かしてほしいことはあるか?
- してほしいこと……あ。
- 主人公:
- 急を要する戦闘任務などはなかったが、ひとつ思い浮かんだ。
- LRLを頼む。しばらく相手を…いや、探検をしてくれないか?
- 主人公:
- さっきLRLを迎えに行った時、アルヴィスが連行されたため
北極探検隊に欠員が生じたらしい。 - サイクロプスプリンセス:
探検か……貴様も共にするのだろうな?
- いや、俺は一緒には行けない。
- サイクロプスプリンセス:
そ、そうか……
- サイクロプスプリンセス:
だが問題はない!この高貴なる真祖のプリンセスが直々に、従者たちを
億万の財宝へと導いてやろう! - ペレグリヌス:
ふぅ…。うまいこと合わせてくれて助かったぜ、相棒。
- でも…バレたらどうするんだ?
- ペレグリヌス:
何が?
- 俺が竜殺者じゃないってこと。
- ペレグリヌス:
あ~そうだな。そこまでは考えてなかった。
- おい……
- ペレグリヌス:
あっ、そうだ。
- ペレグリヌス:
ガキンチョの中ではお前はもう竜殺者だ。少しくらいおかしなところが
あったとしても無意識のうちにうまく辻褄を合わせて納得するはずだ。 だから大丈夫だろ。 - ………
- グラシアス:
いや、もうあれは気付いているな。
- ペレグリヌス:
えぇっ!?
- えぇっ!?
- グラシアス:
あの子は「ドラゴンスレイヤー」の世界観で生きてはいるが、
目と耳を塞いでいるわけではない。 - グラシアス:
ミッドガルドも魔法も…生まれ変わりも存在しないことくらい分かっているはずだ。
- グラシアス:
あの子はただ、今自分に求められている役割を把握し、それを自分なりに
受け止めただけだ。 - ペレグリヌス:
……それがわかっていたから、俺っちの意見を聞き入れたのか?
- グラシアス:
ふふ。
- …じゃあ俺はどうすればいい?
- グラシアス:
心配しなくてもいい。あの子の真祖のプリンセスとしてのプライドは本物だ。
- グラシアス:
あの子がそなたを竜殺者として認めたということは、
そなたは本物の竜殺者に相応しい人物だということだ。 - それならいいんだが……
- ペレグリヌス:
心配すんなって!あいつの性格上、そもそも気に入ってなかったら
今頃大暴れしてっから。 - そうなのか―いや、おい待て。
- ペレグリヌス:
ぷははははっ!!それはそれで面白れぇもんが見れたかもな!
- ……おい。
- ペレグリヌス:
個人的にはそっちの方が……おっと、管理者のお嬢さん。
- ムネモシュネ:
否定。本モデルは現在、箱舟の管理者ではありません。
- ペレグリヌス:
あぁ、そうだったな。相棒が権限をもらったんだったな?
- うん、今は俺が管理者。それでムネモシュネ、どうした?
- ムネモシュネ:
生態保存区域の復旧作業が完了しました。