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Transcription
- 主人公:
- 「性的魅力」というのはどこからやってくるのだろうか?
- 主人公:
- 基本的な常識は一応あるが、細かいところで足りない俺は、
この記憶の箱舟で過去の記録を見ていて……あることに気が付いた。 - …みんな、エッチすぎなのでは。
- 主人公:
- 俺にとってはみんな大切な人だから、あえて考えないようにしていたが……、
バイオロイドはそもそも「商品」として開発された。 そのため、当然ながら基本的に魅力的な外見をしている。 - 主人公:
- しかし、衣装については話が違う……。
基本の衣装が性的な魅力を引き出すようデザインされた子もいるが、 ほとんどはそうではない……本人の役割に合った服装が基本だ。 - 主人公:
- ……そのはずなんだけど……
- う~ん…
- 主人公:
- 意識すればするほど、オルカの隊員たちの肌面積に視線を奪われる。
数日前までは全く何ともなかったのに…… - アウローラ:
司令官~
- …あ。……うん。
- アウローラ:
あれ?どうしたの?
- いや、何でもない。
- 主人公:
- 「性的魅力」というのはどこからやってくるのだろうか?
- 主人公:
- そう、この命題について考えるようになったきっかけは……
このバニーガールコスチュームのせいだ。 - 主人公:
- 普段隊員達が着ている破壊的なデザインの衣装に比べれば、
バニーガールはそこまで露出度は高くない。 - 主人公:
- それなのに……こんなにソワソワするのは何故だ?
- 主人公:
- 動くたびにぴょこぴょこ動くウサ耳のカチューシャと、腰の下辺りに
可愛らしくくっついているウサギの尻尾が俺の心を揺さぶる。 - 主人公:
- もちろん、隊員達自身が持つ素晴らしいボディラインと脚線美、
そして女性らしさを象徴する綺麗な形の胸は言うまでもなく、 それを包み込むカップも美しさをより一層引き立たせている。 - アウローラ:
司令官~聞いてる~?
- 主人公:
- さらに俺は……あの薄い衣装の下がどうなっているのか……知っている。
- 主人公:
- 夢中にならざるを得ない美しい女体が、あの薄い衣装の下に
隠されている…… - 主人公:
- ……美しいものにほんの少しの装飾を加えるだけでその魅力は爆発的に増幅し、
一つの芸術作品へと昇華する……それを今俺は身をもって体感している! - アウローラ:
司令官~!
- 主人公:
- 我思う、故に我在り。
箱舟の記録で見つけた、古代の哲学者が残した言葉。 - 主人公:
- わずか数日前まで、エヴァの言葉に振り回され「自分は誰なのか」について
悩んでいたことが段々馬鹿らしくなってきた……。 - 主人公:
- 俺は誰なのか?俺は何なのか?もうはっきりしている!俺は……!
- アウローラ:
司~令~官~!
- え!?ああ、はいはい。
- 主人公:
- 現実に戻ると目の前には俺の心を虜にするウサギさん……
ではなく、バニーガールの格好をしたアウローラがいた。 - 主人公:
- ぷくーっと頬を膨らませてアウローラは青い液体が入ったグラスを差し出した。
- アウローラ:
これ飲んで。度数はそんなに高くないわ。
- あ、うん。ありがとう。
- アウローラ:
さっきから何考えてるの?
- 別に……
- 主人公:
- お前を見ながらエッチなことを考えていた、とは言えない……。
適当に誤魔化そうとしたが…アウローラは全部お見通しのようでニコッと笑った。 - アウローラ:
気に入った?私達のこの格好。
- え、ん~!?まぁ……
- アウローラ:
えっへへ~、司令官のために着たんだよ~?
だから、恥ずかしいけどちゃんと見てほしいな~? - ……
- アウローラ:
CAFE-amorにも絶対に来てね~
- 主人公:
- このウサギさんは今自分が何をしたのか分かっているのだろうか?
- 主人公:
- 俺の純真無垢な心に火を付けたウサギさんは、可愛らしく挨拶すると
他のバニーガールのところへ行ってしまった。