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Transcription
- 主人公:
- 俺が広場の中央に位置する噴水の前に立つと、
バニーガール、逆バニー、隊員達が一人二人と注目し始めた。 - ニバ:
バニーダイオウ=サン……覚悟を決めたみたいだな!!
- 主人公:
- そう言うニバに頷き、深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。
- -:
(数日前……)
- 主人公:
- アーセナルとアザズの協力を得てカフェアモールを襲撃し、
色々と失敬しながら作戦会議をしていると…… どこかへと姿を消していたニバが現れ、包みを差し出した。 - ニバ:
バニーダイオウ=サン。これを受け取って。
- 何だこれ?
- ニバ:
バニーダイオウ=サンのために準備した。
逆バニーの信念と私の祝福が込められている! - …まさか。
- 主人公:
- 俺の不吉な予感の通り、包みを開くと逆バニースーツが……
- ニバ:
シールも入っている。喜べ、特別に私が使ってるものと同じのを入れておいた。
- ………
- ニバ:
バニーダイオウ=サン?
- 主人公:
- 絶句する俺を見て、ニバの表情は固まった。
- ニバ:
バニーダイオウ=サン……まさか、違うよね?
- ニバ:
バニーダイオウ=サンが本当に逆バニーの魅力を分っているのなら、
問題なく着れるはず!そうでしょ? - ニバ:
ニ……ニヒヒ……、私ったら何を心配してるんだろ!
ほ、他でもないバニーダイオウ=サンが、逆バニースーツを 拒むはずがないじゃ~ん!ニヒヒヒヒヒヒヒ……! - ニ、ニンジンを下に置いて話そうか……?
- 主人公:
- 食べ応えのありそうな巨大ニンジンはいつの間にか俺の喉元に
突き付けられていた。 - ニバ:
バニーダイオウ=サン!さあ!
- くっ…
- 主人公:
- 俺は逆バニーが好きだ。
- 主人公:
- しかしそれは着てるみんなを見るのが好きなだけで、
俺が着るのとは全く話が別だ! - 主人公:
- しかし……このニバという名の逆バニー狂人は、
それを断じて許しはしないだろう。 - 主人公:
- 俺は…選択を迫られた。
- (…これは無理だ。)
- (…着る。)
- 主人公:
- ゆっくりとシャツのボタンに向かっていた手を止める。
- 主人公:
- 決定を下した瞬間、もう後には引けない。
さっきよりさらに多くの隊員達が騒ぎを聞いて集まってきた。 - 主人公:
- 本当に……ここまでしないといけないのか?
- (…着る!)
- (…やっぱり無理だ。)
- 主人公:
- 俺はきゅっと目を閉じ、シャツのボタンを1つずつ外していった。
- 主人公:
- 隊員達がどよめく声が聞こえ始める。
- くうっ…
- 主人公:
- それを無理やり無視して、機械的にボタンを外していく。
- 主人公:
- ついに最後のボタンを外し、ズボンを下ろそうと手をかけた瞬間……
- ??:
ご主人様……!
- 主人公:
- 誰かの声が聞こえ、そして直後、強い衝撃に襲われた。
- 主人公:
- 俺は…そのまま気を失った。
- 主人公:
- いくら何でも、これはないだろう……。
- 主人公:
- 諦めて後ろを振り返ると、目の前には……
- ニバ:
……
- 主人公:
- ニンジンを突き付け、明るく笑っているニバがいた。
- ニバ:
バニーダイオウ=サン?冗談だよね?
- ニバ:
ニヒヒ、ここまで来て裏切るとかないよね~?まさかね~?ニ、ニヒヒ……
- ニバ:
私にあんなのコトしといて、ま、まさか捨てたりしないよね~まさかね~?
- くっ…!
- ニバ:
さぁ、ほら…早く脱いで……
- ニバ:
ニヒヒ……そう!それでこそ真の逆バニーの恩寵を受け―んっ!?
- 魔法少女マジカル白兎:
マジックジェントルマンを騙そうだなんて百年早い!!
- ニバ:
ちぃっ……!もう少し時間を稼げると思ったのに……!
- ニバ:
じゃあバニーダイオウ=サ~ン!私は信じてるから~!
ニバはバニーダイオウ=サンを信じてるから~! - 主人公:
- ……
- ……ふぅっ。
- 主人公:
- あんな風に言われてしまったなら、俺も覚悟を決めるしかない。
これ以上モタモタするのは男としてプライドが許さない! - 主人公:
- ゆっくりとシャツのボタンをすべて外し、ズボンに手をかけた瞬間。
- ??:
ご主人様……!
- 主人公:
- 誰かの声が聞こえ、そして直後、強い衝撃に襲われた。
- 主人公:
- 俺は…そのまま気を失った。