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Transcription
- AG-2Cセイレーン:
あ……!
- や。
- 主人公:
- 明るい雰囲気のカフェに入るとセイレーン…ではなく、店長が出迎えてくれた。
- AG-2Cセイレーン:
司令……じゃ、なくて……
- AG-2Cセイレーン:
いらっしゃいませ、ご…ご主人、様……
- ……
- 主人公:
- 俺はご主人様と呼ばれることに慣れている。
それもそのはず、コンパニオンはもちろんのこと、バトルメイドを含め、 たくさんの子達が俺のことをご主人様と呼んでいる。 - 主人公:
- だが……普段そう呼ばない子に「ご主人様」と呼ばれると……
この普通の単語からも何故だか妙な魅力を感じてしまう。 - AG-2Cセイレーン:
お好きな席にどうぞ。
- 店長のオススメはどこ?
- AG-2Cセイレーン:
そうですね……窓際の席なんかどうでしょうか?ポカポカして暖かいですし。
- じゃあそこにするよ。
- AG-2Cセイレーン:
ふふ、はい。
- AG-2Cセイレーン:
テティスさん、ご注文を頂いてください。
- MH-4テティス:
いらっしゃいませぇ、ご主人様。ご注文はお決まりですかぁ?
- あ~、そうだな。ちょっと待っ―え?
- 主人公:
- テティスはテーブルの上にあったメニューをサッとしまうと、
手に持っていた別のメニューを差し出した。 - MH-4テティス:
ご主人様専用のメニューはこちらでぇ~す。
- …テティスのスペシャルメニュー?
- 主人公:
- メニューには抱っこ、ほっぺにチュー、大人なキスなどと書かれている。
一番下のスペシャルメニューが気になって仕方がないが…… - じゃあ……とりあえず抱っこを1つ。
- MH-4テティス:
申し訳ございませぇん、ご主人様。だっこは品切れですぅ~。
- …抱っこって品切れになるの?
- MH-4テティス:
もちろんです!他のメニューをお選びくださ~い。
- う~ん…じゃあほっぺにチューを。
- MH-4テティス:
ああ~!申し訳ございません、ご主人様。
本日のチューは材料の調達が間に合わず、販売中止となっておりまぁ~す。 - ちゅ、チューに材料って必要だっけ…?
- MH-4テティス:
えへへ、というわけで、他のメニューをお選びくださ~い。
- 主人公:
- なんだかあからさまに誘導されている気がしないでもないが、まあいい。
- よし。じゃあスペシャルメニューを頼もう。
- MH-4テティス:
えっと……ス、スペシャルメニューも今日はダメです。
- ええええ!?
- 主人公:
- この腹黒メイドさんの目的は、俺にスペシャルメニューを選択させること
だと思っていたのだが!? - MH-4テティス:
先に申し上げておけばよかったですね。
本日は大人なキスのみのご提供となっておりまぁ~す。 - ………?
- MH-4テティス:
…そ、それから!本日は特別に!時間制限がありませぇ~ん。
- MH-4テティス:
こんなチャンスを逃すわけにはいきませんよねぇ~?
1時間でも2時間でもテティスに― - MH-4テティス:
あっ……じゃなくてテティス「が」キスをして差し上げまぁ~す。
- AG-1ネレイド:
ご、ご主人様……こちら、サービスのドリンクです……
- おっ、ありがとう。
- AG-1ネレイド:
うぅ……あぅっ!?
- 主人公:
- ドリンクが入ったコップを受け取ろうとして、一瞬指が触れると、
ネレイドはビクッと飛び上がった。 - だ、大丈夫?
- AG-1ネレイド:
は、はい……
- MH-4テティス:
ご主人様、早くお召し上がりになってくださぁい。
へへ~ん、まさかぁ、日和ってるわけじゃーひゃあ!? - まさか。
- 主人公:
- 細い手首を掴んだ瞬間、テティスの顔が瞬く間に真っ赤になった。
- AG-1ネレイド:
う、うああァァ……
- P-3Mウンディーネ:
ちょっと待ったぁ!全然注文が入ってこないと思ったらぁ!!
- お、ウンディーネ。キッチン大変だろ?ドリンク美味しそうだね。
- P-3Mウンディーネ:
え……?ううん、大丈夫よ。思ったより―……じゃなくて!!
- P-3Mウンディーネ:
今遊んでる暇はないの!忙しいんだから!みんな早く注文とってきて!
- え……本当にダメ?
- P-3Mウンディーネ:
えっ……
- 本当に?
- P-3Mウンディーネ:
あ、いや……別に絶対ダメってわけじゃ……ないけど……
でも…お客様もたくさん入ってるし…… パーティーの準備とか歌とか……色々あるし…… - AG-2Cセイレーン:
あの、ご主人様…嫌ではないのですが…今は余裕がなくてですね、ですから……
- あ……ごめん。
- 主人公:
- 申し訳なさそうに説明するセイレーンの顔を見ていたら、
なんだかクレーマーみたいなことをしているのに気が付いた。 - AG-2Cセイレーン:
も、申し訳ございません!カフェもそうですし、
パーティーの準備もあるものでして……! 本当は……ご主人様をお、おもてなし……したいのですが……その…… - いや。俺が悪かった。ふふ……
- 主人公:
- 顔を真っ赤にして体をモジモジさせるテティス、ウンディーネ、ネレイドが
横一列に並んでいるのを見たらなんだか笑いが込み上げてきた。 - 仕事には慣れた?
- AG-2Cセイレーン:
はい。大変ですが楽しいですし、やりがいもあります。
- そっか。今日は味見だけして帰るよ。全部少しずつ注文してもいいかな?
- AG-2Cセイレーン:
もちろんです!そ、それから…
- AG-2Cセイレーン:
何日かすれば……色々と、余裕ができると思います。ですから……
- うん。その時はまた言って。俺なら時間あるから。
- AG-2Cセイレーン:
あ……
- AG-2Cセイレーン:
ふふ。はい!