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Transcription
- 主人公:
- 暇な時間、仕事の代わりに何をすればいいのかコーヒーを飲みながら
悩んでいると、艦長室のドアをノックする音が聞こえた。 - どうぞ。
- アンフィトリテ:
こ、こんにちは、司令官様。
- いらっしゃい。ここには慣れた?
- アンフィトリテ:
はい、おかげさまで……
- …?
- 主人公:
- アンフィトリテは何故か俺と目を合わせないようにしている……
- どうした?
- アンフィトリテ:
あの……私達姉妹は司令官様に大変お世話になりました。ですので……
- アンフィトリテ:
少しでも……お、お礼をしたいと思いまして……
プレゼントを……準備いたしました。 - あ……
- 主人公:
- 恥ずかしそうにしているアンフィトリテを見ていたら、自然と笑みがこぼれた。
- お礼なんていいんだよ。サラシアにも言ったけど。
- アンフィトリテ:
でも……
- アンフィトリテ:
……はい!?シア!?
- うん、サラシアからもプレゼントをもらったんだ。
- アンフィトリテ:
エッ……。
- すごく気持ちよかったよ。
- アンフィトリテ:
えええ……!?
- サラシアも、ちょ~気持ちいい~って言ってたよ。
- アンフィトリテ:
きもちっ……ええええ!?
- え……ど、どうした?
- アンフィトリテ:
……何でもありません。私は司令官様を責められる立場ではありませんから。
ですが…… - アンフィトリテ:
シアだけは……守ってあげたかった……
- 主人公:
- そう言ってアンフィトリテはゆっくりと……
- 主人公:
- スカートをたくしあげた。
- ブゥゥーッ!
- アンフィトリテ:
プ……プレゼント、です……
- アンフィトリテ:
妹のことを思い出してしまって……た、楽しめないかもしれませんが……
それでも……え? - ゴホッ!ゴホッ……!
- アンフィトリテ:
し、司令官様!?
- アンフィトリテ:
…マッサージ機ですか?
- うん。ちょうど欲しいと思ってたんだ。
- 主人公:
- アンフィトリテは呆然とした顔で振動するマッサージ機を見下ろしている。
- サラシアが俺にマッサージしてくれたから、俺もお返しにしてあげたんだ。
- アンフィトリテ:
……
- あ、そうだ…アンフィトリテにもしてあげようか?
- アンフィトリテ:
い、いいえ…私は結構です……
- その…プレゼントなら無理しなくてもいいから。
- アンフィトリテ:
ですが……
- 主人公:
- 顔を赤らめるアンフィトリテを見て、俺もつい視線が下に向かってしまった。
どうしてもさっきの光景が…… - 主人公:
- 慌てて足をきゅっと閉じたアンフィトリテがおそるおそる口を開く。
- アンフィトリテ:
本当に……大丈夫なのですか…?
- うん。こういうプレゼントは特に……大丈夫。
- アンフィトリテ:
ですが、ミューズさんとスレイプニールさんもこういうプレゼントを
準備していたのですが…… - 準備してるんだ……。あっ、えっとあの子たちはちょっと別というか…
- 主人公:
- そういうのはお互いの気持ちを確認した者同士でやる
ちょっとしたイベントだと言って、なんとか取り繕った。 - アンフィトリテ:
そ、そうでしたか。失礼しました。
- アンフィトリテ:
では……私は手先が器用なので……
- アンフィトリテ:
気温もかなり低い地域ですし、セーターや…マフラーを編んで……
プレゼントするのは大丈夫でしょうか? - うん、大歓迎だよ。楽しみにしてる。
- アンフィトリテ:
…はい。では、すぐに作りますね。
- アンフィトリテ:
そ、それから……今日買った下着はセール品でして…返品ができないそうです。
ですので…… - アンフィトリテ:
こ、これはまたの、機会に……
- 主人公:
- アンフィトリテは意味深な言葉を残し、艦長室を後にした。
- …楽しみに待ってるよ。
- 主人公:
- 正直言って、少しだけ見えたアンフィトリテのあの下着は……
思いっきり俺の好みでした。 < アンフィトリテの異世界生活 > END.