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主人公
- 昨日聴いたラジオの内容を思い出した。

Transcription

  1. 主人公:

    - 昨日聴いたラジオの内容を思い出した。

  2. 主人公:

    - あそこまで宣伝されると無性に飲みたくなってくる……

    1. う~ん……
  3. 主人公:

    - 俺はガスが溜まっている腹部を撫でる。

  4. 主人公:

    - ずっと消化不良な感じだが……いつになったら良くなるのだろう。

    1. でも何で急に宣伝なんて始めたんだ?
  5. 主人公:

    - ミルクの情報を改めて精査してみたが、特に変わった内容はなかった……。

  6. 主人公:

    - あいつら……一体何があったんだ……?

  7. 主人公:

    - そうなことを考えていると、勢いよくドアが開き、エルブンの二人が入ってきた。

  8. 主人公:

    - ミルクが入った大きな容器を持っているところを見ると、二人はミルク作りの真っ最中だったようだ。

  9. エルブン・フォレストメーカー:

    司令官、来たよ~!

  10. エルブン・フォレストメーカー:

    投票結果が同点で困ってるのよ~ちょっと休ませて~……

  11. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    再投票してもらうのもアレだし……ねぇ、何かいいアイデアない?

    1. ごめん。特に思いつかない。
  12. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    そっか……あ、そういえば何で私たちを呼び出したの?

    1. 急にミルクの宣伝をしはじめた理由が気になって。
  13. 主人公:

    - 俺はミルクに関する検査報告書を二人に渡しながら聞いた。

    1. もしかして何か問題でもあったのか?
  14. 主人公:

    - 俺が言うと、二人はお互いの目を見て笑い出した。

  15. エルブン・フォレストメーカー:

    何それ~!問題って~。あははっ!

  16. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    こんなことになるなら、普通に聞けばよかったわね。

  17. 主人公:

    - 二人はしばらく楽しそうに笑うと、俺の方を見た。

  18. エルブン・フォレストメーカー:

    ねぇ、司令官さぁ~……。最近やけに私たちのミルク 避けてない?

    1. そ、それは……
  19. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    あんたがミルクを避けるから……飲んでもらいたくて……。

  20. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    もしかして私たちのミルクに飽きちゃったとか……他のミルクが好きになったとか……?

    1. それはないよ。エルブンミルクは本当に美味しい。
  21. 主人公:

    - 二人は俺の答えを聞いて安心したのか笑みを浮かべた。

  22. エルブン・フォレストメーカー:

    じゃあ何で最近飲まなかったの?

  23. 主人公:

    - 変に言い訳して誤解を生むより、正直に言った方がいいだろう。

    1. 実は……最近お腹の調子がよくないんだ。
  24. エルブン・フォレストメーカー:

    な~んだ、やっぱり予想通りだったわ。

  25. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    ほら、これ……あんたのために準備したわ。

  26. 主人公:

    - 二人はそれぞれ白いミルクとチョコミルクが入ったマグカップを差し出してきた。

  27. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    副官に聞いてたのよ……あんた、最近消化不良なんでしょ。

  28. エルブン・フォレストメーカー:

    だから消化に良いミルクを作ってみたの。どう?これなら大丈夫でしょ?

  29. エルブン・フォレストメーカー:

    ここまでした誠意に応えてもらうためにも、私たちが作ったミルクは全部飲んでもらうわよ~?

  30. 主人公:

    - マグカップはちょうどいい温度に温められている。

    1. 一杯ぐらいなら大丈夫だろう……
  31. 主人公:

    - ゆっくりと白いミルクを喉に流し込む。澄んでいると表現すればいいのだろうか……無駄のないスッキリとした味わいだ。

  32. 主人公:

    - 続いてチョコミルクも飲んでみる。甘すぎず、薄すぎず、適度な甘さが口の中に広がった。

    1. どっちも本当に美味しい。
  33. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    本当?本当に美味しかった?

    1. 温かいからか、お腹の調子もよくなった気がする。
  34. エルブン・フォレストメーカー:

    よかった。じゃあもっと飲みな~?

  35. 主人公:

    - そうだな。もうちょっとだけ―

    1. ちょっと待て…マグカップに入っていたのは全部飲んだぞ……
  36. エルブン・フォレストメーカー:

    え?うん。だからおかわり欲しいでしょ?「私たちが作ったミルク」

  37. 主人公:

    - ……嫌な予感がした。

  38. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    たっぷり入れてあげる。

  39. 主人公:

    - マグカップがミルクで満たされていくと同時に、俺の心もどんどん不安で満たされていった。

  40. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    あんたは白いミルクとチョコミルク……どっちが好きなの?

    1. 選ばないといけないのか?俺はエルブンミルクなら全部好き―
  41. エルブン・フォレストメーカー:

    それはそれ!これはこれ!今は選んで。私たちのプライドがかかった問題なの!

  42. エルブン・フォレストメーカー:

    ちょうど同点って言ったじゃな~い!司令官、よ~く考えて答えてね♡

  43. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    あんた、まだ飲めるでしょ?倉庫から持ってくるわ。

  44. エルブン・フォレストメーカー:

    司令官、ミルクはまだた~くさん残ってるから……どっちがいいか決めるまでずっと飲ませるからね?

  45. -:

    < 牛乳戦争 > END.