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ムネモシュネ
…生きているペンギンとチンチラを見るのは初めてです。

Transcription

  1. ムネモシュネ:

    …生きているペンギンとチンチラを見るのは初めてです。

    1. どんな気分?
  2. ムネモシュネ:

    とても…高揚感を感じます。

  3. エンプレス:

    へへ、うちのペン子、可愛いでしょ。

  4. セティ:

    わぁ…タイガーが大人しくしています……

  5. エンプレス:

    タイガーって人見知りしたっけ?

  6. エンプレス:

    この子が知らない人の前で怯えるのなんか見たことないけど。

  7. セティ:

    そ、そんなことありません……

  8. 主人公:

    - 今回はエンプレス、セティと一緒にムネモシュネの部屋を訪れた。

  9. 主人公:

    - 予想通り、ムネモシュネはタイガーとペンギン達に大きな関心を見せた。

  10. ムネモシュネ:

    このペンギン…「ペン子」を本モデルが触ってみてもよろしいでしょうか?

  11. エンプレス:

    もちろんなの!タイガーと違ってペン子は大人しくていい子だか―いたぁっ!?

  12. セティ:

    た、タイガー!

  13. エンプレス:

    い、今この子、私に嚙みついた?ねぇ!?嚙みついた!?

  14. エンプレス:

    うあああっ!?

  15. ムネモシュネ:

    ……

  16. 主人公:

    - 2人のバイオロイドと1匹のチンチラがひと騒動起こしている間も、ムネモシュネは静かにペン子を撫でていた。

  17. ムネモシュネ:

    …です。

    1. え?
  18. ムネモシュネ:

    本当に不思議な…感触です。

    1. それはそう―んあっ。
  19. 主人公:

    - しばらくペン子を撫でていたムネモシュネは、突然俺の頬を触り始めた。

    1. おい…ムネモシュネ?
  20. ムネモシュネ:

    …管理者様の感触はペン子とも本モデルとも違います。

    1. まぁ…そうだろうな。
  21. ムネモシュネ:

    ……

    1. ……
  22. ムネモシュネ:

    ………

    1. …ムネモシュネ?
  23. ムネモシュネ:

    …あ。

  24. ムネモシュネ:

    …もしかして、気分を悪くされましたか?

    1. いや、そうではないけど―
  25. エンプレス:

    し、司令官!タイガーどうにかするの~!

  26. セティ:

    た、タイガー…!

  27. 主人公:

    - タイガーは頬をパンパンに膨らませてエンプレスの人差し指に噛みついていた。

  28. ムネモシュネ:

    動かないでください。

  29. エンプレス:

    このチンチラ、凶暴なの!ムネモシュネにどうこうできる相手じゃないの―……ってあれ?

  30. 主人公:

    - ムネモシュネが両手でタイガーを包み込むと、タイガーは大人しくエンプレスの指から口を離した。

  31. エンプレス:

    …私、今とてつもなく裏切られたって気持ちなんだけど、この感情……普通だよね?

  32. エンプレス:

    タイガーとはそれなりに長い付き合いだと思ったのに~!

  33. セティ:

    す、すみません、すみません……

  34. ムネモシュネ:

    はい、どうぞ。「タイガー」は本当に…「可愛い」と判断されます。

  35. セティ:

    あ…ど、どうも……

  36. 主人公:

    - その後もしばらくムネモシュネは、タイガーとペン子と俺を撫で回していた。