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P-3Mウンディーネ
ああ!

Transcription

  1. P-3Mウンディーネ:

    ああ!

  2. MH-4テティス:

    びっくりした!急に大声出さないでくださいよ。

  3. ネレイド:

    何かいいアイデア浮かんだ?

  4. P-3Mウンディーネ:

    ふふん!もちろんよ!情報保管区域で見つけた記録なんだけど……

  5. P-3Mウンディーネ:

    昔の人間たちはコーヒーが大好きだったらしいわ。だから熱々のコーヒーと甘いデザート、そしてムードのある音楽を聴きながらリラックスしてたんだって。

  6. ネレイド:

    それなら今の艦長室と大して変わらなくない?

  7. ネレイド:

    あそこにもコーヒーあるし、音楽も流れてるよね。

  8. P-3Mウンディーネ:

    エッ……

  9. MH-4テティス:

    きゃはは!「ああ!」って言うほどのことじゃないですね?

  10. MH-4テティス:

    まさかぁ…それだけじゃないですよね~?

  11. P-3Mウンディーネ:

    も、もちろんよ。ちゃ、ちゃんと考えてきたんだから……

  12. P-3Mウンディーネ:

    艦長室じゃなくて、外でコーヒーを飲むの!そう!屋外よ!屋外カフェってこと!

  13. ネレイド:

    あ~……

  14. MH-4テティス:

    へぇ~……

  15. ネレイド:

    ネリネリ、外って聞いていいこと思いついちゃった……ネリネリ達らしく、船の上をイメージしてデザインするのはどう!?

  16. MH-4テティス:

    いいかも!

  17. MH-4テティス:

    念のため聞きますけどぉ~、今思いついたとかじゃないですよね?まさかね~?

  18. P-3Mウンディーネ:

    な、何言ってるの?ずっと前から考えてたことよ!

  19. ネレイド:

    ねぇ!服装はどうするの?いつも通りの格好?

  20. P-3Mウンディーネ:

    え、それは……

  21. P-3Mウンディーネ:

    そうよ、メイド!色んなカフェの中でも特にメイドカフェが大人気だったんだって!私たちもメイドの格好で司令官をおもてなしするのよ!

  22. ネレイド:

    え?でもそれじゃバトルメイドと同じじゃない?

  23. MH-4テティス:

    それなら心配いらないと思いますよ。私も、前に見た資料のことを思い出したんですけど……

  24. MH-4テティス:

    同じメイド服でもですね~こうやってぇ…こうやれば……ほい!

  25. ネレイド:

    こ、これは……

  26. ネレイド:

    ぬ、布面積が……すごく恥ずかしいことになってない……?

  27. MH-4テティス:

    きゃはは!滅亡前はこーゆーメイド服で異性を誘惑したんですってぇ。いまオルカで流行中のバニーガールだけが特別ってわけじゃないみたいですよ。

  28. MH-4テティス:

    これなら他との差別化も図れて目立つんじゃないです?

  29. P-3Mウンディーネ:

    それはそうだけど……

  30. P-3Mウンディーネ:

    これはちょっと……やりすぎのような……

  31. AG-2Cセイレーン:

    皆さん!

  32. セイレーン:

    ただいま交流会から戻ってきました。

  33. セイレーン:

    アイデア会議の方は順調ですか?私もいくつか考えてみましたが……

  34. ネレイド:

    副艦長!おかえり!今いいアイデアが出ててね~!

  35. MH-4テティス:

    メイド服と船上をテーマにしたカフェです。どうですか?

  36. セイレーン:

    はい?メイドカフェですか?う~ん……オルカにはメイドの方が多いですし……

  37. ネレイド:

    うん。だからね、テティスが衣装をデザインしたんだけど……

  38. ネレイド:

    うぅ……

  39. MH-4テティス:

    大体こんな感じです!

  40. セイレーン:

    え……

  41. P-3Mウンディーネ:

    や、やっぱりこれはちょっとやりすぎ…

  42. セイレーン:

    少し恥ずかしいですが司令官のためなら……とてもいいアイデアだと思います!

  43. P-3Mウンディーネ:

    副艦長…?

  44. セイレーン:

    皆さんを信じて正解でした。

  45. ネレイド:

    最初のアイデア自体はウンディーネが出したんだよ!

  46. MH-4テティス:

    屋外カフェ…それからメイド服ってことで私も才能が爆発しちゃいました。

  47. MH-4テティス:

    きゃはは!最高!たまにはやるじゃないですかウンディーネ、ありがと~

  48. P-3Mウンディーネ:

    あ……

  49. P-3Mウンディーネ:

    …ふふっ!もちろんよ。ずっと前から考えてたとっておきのアイデアなんだから~!

  50. セイレーン:

    でも一つ……心配なことがあります……。

  51. セイレーン:

    私たちの中で料理ができる人っていましたっけ?

  52. ネレイド:

    そうだった……ネリネリ、料理は苦手だ。

  53. ネレイド:

    どうしよう?コーヒーもデザートもないカフェなんてカフェじゃないよね……

  54. MH-4テティス:

    確かに……

  55. MH-4テティス:

    料理できる人がいなかったらカフェなんて無理ですよね。

  56. セイレーン:

    残念ですがカフェの話は……

  57. セイレーン:

    あ、そういえばウンディーネさんって昔、司令官のためにデザートを作ってませんでしたっけ?

  58. P-3Mウンディーネ:

    え!?私ですか?

  59. ネレイド:

    そうだったそうだった!!クリスマスの時!チーズケーキ作ってたじゃん!

  60. ネレイド:

    な~んだ!ウンディーネ、料理上手だったじゃ~ん!

  61. P-3Mウンディーネ:

    あ、あれは…

  62. MH-4テティス:

    きゃはは!ウンディーネ、隠すことないのに何で黙ってたんです?

  63. MH-4テティス:

    ていうかぁ、自分で考えたアイデアですもんね。ちゃんとそこまで考えてたんですよね~?

  64. P-3Mウンディーネ:

    …も、もちろんよ!

  65. P-3Mウンディーネ:

    料理くらいできるに決まってるでしょ!キッチンは私に任せなさい!

  66. セイレーン:

    さすがです。ウンディーネさん!

  67. セイレーン:

    ではコーヒーとデザートはウンディーネさんにお願いして、私たちはそれ以外のことをしましょう。

  68. セイレーン:

    とりあえずの役割分担はこんな感じで……

  69. P-3Mウンディーネ:

    副艦長?

  70. セイレーン:

    はい、どうしましたか?

  71. P-3Mウンディーネ:

    ちょっと忘れ物をしてきたみたいで、取りに行ってきてもいいでしょうか?

  72. セイレーン:

    もちろんです。

  73. セイレーン:

    どうぞ行ってきてください、我らがコックさん。美味しいデザート、期待してますね!!

  74. P-3Mウンディーネ:

    どどどどうしよう。私、チーズケーキしか作れないのに……

  75. P-3Mウンディーネ:

    だ、大丈夫よ。まだオープンまで日にちもある……。今から猛特訓すれば……

  76. P-3Mウンディーネ:

    な、何とかなるよね?

  77. -:

    < CAFE-Horizon? > 次のストーリーに続く。