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Transcription
- P-3Mウンディーネ:
ああ!
- MH-4テティス:
びっくりした!急に大声出さないでくださいよ。
- ネレイド:
何かいいアイデア浮かんだ?
- P-3Mウンディーネ:
ふふん!もちろんよ!情報保管区域で見つけた記録なんだけど……
- P-3Mウンディーネ:
昔の人間たちはコーヒーが大好きだったらしいわ。
だから熱々のコーヒーと甘いデザート、そしてムードのある音楽を聴きながら リラックスしてたんだって。 - ネレイド:
それなら今の艦長室と大して変わらなくない?
- ネレイド:
あそこにもコーヒーあるし、音楽も流れてるよね。
- P-3Mウンディーネ:
エッ……
- MH-4テティス:
きゃはは!「ああ!」って言うほどのことじゃないですね?
- MH-4テティス:
まさかぁ…それだけじゃないですよね~?
- P-3Mウンディーネ:
も、もちろんよ。ちゃ、ちゃんと考えてきたんだから……
- P-3Mウンディーネ:
艦長室じゃなくて、外でコーヒーを飲むの!そう!屋外よ!屋外カフェってこと!
- ネレイド:
あ~……
- MH-4テティス:
へぇ~……
- ネレイド:
ネリネリ、外って聞いていいこと思いついちゃった……
ネリネリ達らしく、船の上をイメージしてデザインするのはどう!? - MH-4テティス:
いいかも!
- MH-4テティス:
念のため聞きますけどぉ~、今思いついたとかじゃないですよね?
まさかね~? - P-3Mウンディーネ:
な、何言ってるの?ずっと前から考えてたことよ!
- ネレイド:
ねぇ!服装はどうするの?いつも通りの格好?
- P-3Mウンディーネ:
え、それは……
- P-3Mウンディーネ:
そうよ、メイド!
色んなカフェの中でも特にメイドカフェが大人気だったんだって! 私たちもメイドの格好で司令官をおもてなしするのよ! - ネレイド:
え?でもそれじゃバトルメイドと同じじゃない?
- MH-4テティス:
それなら心配いらないと思いますよ。
私も、前に見た資料のことを思い出したんですけど…… - MH-4テティス:
同じメイド服でもですね~こうやってぇ…こうやれば……ほい!
- ネレイド:
こ、これは……
- ネレイド:
ぬ、布面積が……すごく恥ずかしいことになってない……?
- MH-4テティス:
きゃはは!滅亡前はこーゆーメイド服で異性を誘惑したんですってぇ。
いまオルカで流行中のバニーガールだけが特別ってわけじゃないみたいですよ。 - MH-4テティス:
これなら他との差別化も図れて目立つんじゃないです?
- P-3Mウンディーネ:
それはそうだけど……
- P-3Mウンディーネ:
これはちょっと……やりすぎのような……
- AG-2Cセイレーン:
皆さん!
- セイレーン:
ただいま交流会から戻ってきました。
- セイレーン:
アイデア会議の方は順調ですか?私もいくつか考えてみましたが……
- ネレイド:
副艦長!おかえり!今いいアイデアが出ててね~!
- MH-4テティス:
メイド服と船上をテーマにしたカフェです。どうですか?
- セイレーン:
はい?メイドカフェですか?う~ん……オルカにはメイドの方が多いですし……
- ネレイド:
うん。だからね、テティスが衣装をデザインしたんだけど……
- ネレイド:
うぅ……
- MH-4テティス:
大体こんな感じです!
- セイレーン:
え……
- P-3Mウンディーネ:
や、やっぱりこれはちょっとやりすぎ…
- セイレーン:
少し恥ずかしいですが司令官のためなら……とてもいいアイデアだと思います!
- P-3Mウンディーネ:
副艦長…?
- セイレーン:
皆さんを信じて正解でした。
- ネレイド:
最初のアイデア自体はウンディーネが出したんだよ!
- MH-4テティス:
屋外カフェ…それからメイド服ってことで私も才能が爆発しちゃいました。
- MH-4テティス:
きゃはは!最高!たまにはやるじゃないですかウンディーネ、ありがと~
- P-3Mウンディーネ:
あ……
- P-3Mウンディーネ:
…ふふっ!もちろんよ。ずっと前から考えてたとっておきのアイデアなんだから~!
- セイレーン:
でも一つ……心配なことがあります……。
- セイレーン:
私たちの中で料理ができる人っていましたっけ?
- ネレイド:
そうだった……ネリネリ、料理は苦手だ。
- ネレイド:
どうしよう?コーヒーもデザートもないカフェなんてカフェじゃないよね……
- MH-4テティス:
確かに……
- MH-4テティス:
料理できる人がいなかったらカフェなんて無理ですよね。
- セイレーン:
残念ですがカフェの話は……
- セイレーン:
あ、そういえばウンディーネさんって昔、司令官のために
デザートを作ってませんでしたっけ? - P-3Mウンディーネ:
え!?私ですか?
- ネレイド:
そうだったそうだった!!クリスマスの時!チーズケーキ作ってたじゃん!
- ネレイド:
な~んだ!ウンディーネ、料理上手だったじゃ~ん!
- P-3Mウンディーネ:
あ、あれは…
- MH-4テティス:
きゃはは!ウンディーネ、隠すことないのに何で黙ってたんです?
- MH-4テティス:
ていうかぁ、自分で考えたアイデアですもんね。
ちゃんとそこまで考えてたんですよね~? - P-3Mウンディーネ:
…も、もちろんよ!
- P-3Mウンディーネ:
料理くらいできるに決まってるでしょ!キッチンは私に任せなさい!
- セイレーン:
さすがです。ウンディーネさん!
- セイレーン:
ではコーヒーとデザートはウンディーネさんにお願いして、
私たちはそれ以外のことをしましょう。 - セイレーン:
とりあえずの役割分担はこんな感じで……
- P-3Mウンディーネ:
副艦長?
- セイレーン:
はい、どうしましたか?
- P-3Mウンディーネ:
ちょっと忘れ物をしてきたみたいで、取りに行ってきてもいいでしょうか?
- セイレーン:
もちろんです。
- セイレーン:
どうぞ行ってきてください、我らがコックさん。
美味しいデザート、期待してますね!! - P-3Mウンディーネ:
どどどどうしよう。私、チーズケーキしか作れないのに……
- P-3Mウンディーネ:
だ、大丈夫よ。まだオープンまで日にちもある……。
今から猛特訓すれば…… - P-3Mウンディーネ:
な、何とかなるよね?
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< CAFE-Horizon? > 次のストーリーに続く。