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エキドナ
はぁ、忙しい。ちょっと休もうかしら。

Transcription

  1. エキドナ:

    はぁ、忙しい。ちょっと休もうかしら。

  2. エキドナ:

    あら?美味しそうなクッキーね。ちょっと味見を―んっ!?

  3. ソワン:

    それはご主人様のデザートですわ。その不埒な手をどけてくださいますか?

  4. エキドナ:

    ふん。フォークが飛んできたくらいで、私がビビるとでも?

  5. ソワン:

    同じことを二度も言わせないでください。

  6. エキドナ:

    ……じゃあ司令官にはデザートは食べちゃったから、代わりに私を食べてとでも言っておくわ。

  7. エキドナ:

    ついでに私も……司令官をちょっと味見しちゃうけどね。

  8. ソワン:

    ……

  9. アウローラ:

    あ……そうだ!りょ、料理長!!食材の梱包終わりました!後は運ぶだけですよね。

  10. アウローラ:

    エキドナさん、新しいデザートを作ってみたんですが、よかったら味見してくださいませんか?

  11. エキドナ:

    興味ないわ。今の私は司令官を食べたいの。

  12. ソワン:

    ……そうですか。

  13. アウローラ:

    ど、どうしよう……あの2人がまた喧嘩を始めちゃったら……

  14. アウローラ:

    あわわわ……何か言って注意を逸らさないと……えっと……!

  15. アウローラ:

    あ……その、エキドナさん!!司令官は美味しいと思いますか!?

  16. ソワン:

    ……

  17. エキドナ:

    ……

  18. アウローラ:

    ……あれ?

  19. アウローラ:

    えええええっとえっと、だから!!

  20. アウローラ:

    エキドナさんは食べることが大好きですよね?えと…だから司令官を食べるっておっしゃるので……り、料理長の料理……と同じくらい……美味しいのかな?って思いまして……あははは……

  21. ソワン:

    あなた、今自分が何を言っているのか分かっていますか?

  22. アウローラ:

    いいえ……

  23. エキドナ:

    何を言い出すかと思ったら……

  24. エキドナ:

    司令官みたいな男が美味しくないわけないじゃない!最高の珍味に決まってるわ!

  25. エキドナ:

    舌を絡ませる時もそうだし……特に口で―

  26. アウローラ:

    ふああああああ!もういいです!もういいですぅ!

  27. エキドナ:

    ふん。とにかく美味しいわよ、司令官は。

  28. ソワン:

    それはよかったですわ。エキドナさんのためというわけではありませんでしたが。

  29. エキドナ:

    どういうこと?

  30. ソワン:

    体液と体臭は口にする料理に大きく影響を受けますわ。

  31. ソワン:

    アウローラさんのような特別なケースを除いては。

  32. アウローラ:

    あああぁぁ…

  33. ソワン:

    私の食事管理は完璧ですから、ご主人様からいい香りと味がするのは当然ことですわ。

  34. 炉端のポルティーヤ:

    あの……料理長。

  35. ソワン:

    どうしましたか?

  36. 炉端のポルティーヤ:

    わ、私も食事に気を付ければ…体からいい香りがするようになりますか?

  37. ソワン:

    ポルティーヤさんからは特に何の臭いもしませんから、心配しなくても大丈夫かと思いますが?

  38. 炉端のポルティーヤ:

    で、でも……私、他の人より汗をかくので……いつも気にしてるんです……。

  39. 炉端のポルティーヤ:

    アウローラさんが羨ましいです……汗をかいてもいい香りがしますから……

  40. アウローラ:

    わ、私だって恥ずかしいんだけど!!

  41. アウローラ:

    汗をかくと、司令官が体のあちこちに鼻を押し付けて匂いを嗅ごうとしてく……あぁぁぁぁ……

  42. エキドナ:

    アウローラ、それで?新しいデザートってやつはまだ?

  43. アウローラ:

    あっ、ちょっと待ってくださいね!すぐに持ってきます!

  44. アウローラ:

    そうだ。料理長の分も持ってきますね!いつものようにいちご味でいいですよね?

  45. ソワン:

    それでお願いしますわ。

  46. アウローラ:

    えへへ!分かりました!こんなこと言ってもいいのか分かりませんが、料理長がいちご味が一番好きって知ってすごく可愛いなって思いました。

  47. エキドナ:

    デザート!は・や・く!

  48. アウローラ:

    は、はい!

  49. ソワン:

    ……そういえば、いちご味……最近味わってないですわ……。ふふふ……

  50. 主人公:

    - 食事の時間。ソワンの料理はいつも通り美味しそうに見える。だが……

    1. …俺、気分を悪くすることでもしたかな?
  51. 主人公:

    - テーブルに並べられた料理には全部いちごが入っていた。

    1. 今日はいちごづくしだな……。
  52. ソワン:

    ご安心ください、栄養と味の調和は完璧ですわ。

    1. それは分かってる。
  53. 主人公:

    - メイン食材がいちごなだけで、調理方法と他の材料などに気を遣っているということは一目で分かった。

    1. どこかで大量のいちごでも見つけたの?
  54. 主人公:

    - 最近業務報告をちゃんと見れてないから、知らないのも仕方ないか……

  55. 主人公:

    - いちごパイを一切れ口に入れた俺を見ながら、ソワンが満面の笑みを浮かべた。

  56. ソワン:

    いいえ、そうではありませんわ。

  57. ソワン:

    私がただ……いちご味が好きなだけ……ですわ。

  58. -:

    < いちご1000% > END.