シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- B-7ストラトエンジェル:
ちょ、ちょっと待って!はぁっ…はぁっ…ちょっと休んでも……いいですか。
- B-11ナイトエンジェル:
最近変ですね?この前よりも体力が落ちた感じがしますが。
- B-7ストラトエンジェル:
そ、その……、夜間作戦のせいで運動する時間がなかっただけですよ。
- B-11ナイトエンジェル:
それにしては体が重たそうに見えます。まるで―
- B-11ナイトエンジェル:
…ストラトエンジェル。体重を量ってみましょう。
- B-7ストラトエンジェル:
……!?今はやめておきましょう。後で私が量って教えますから。まずは運動を―
- B-11ナイトエンジェル:
そうですか。では仕方ありません。服を脱いでください。
- B-7ストラトエンジェル:
え!?どうしてですか!?それは流石に……!
- B-11ナイトエンジェル:
つべこべ言わず脱げ。ほらっ!
- B-7ストラトエンジェル:
なんで服を脱がすんですか!!あっ……ああ!
- B-11ナイトエンジェル:
やっぱり……はぁ。正直に話してください。一体何があったんですか?
- B-7ストラトエンジェル:
…正直に言えば許してくれますか?
- B-11ナイトエンジェル:
……
- B-7ストラトエンジェル:
わ、分かりました。実は……
- B-11ナイトエンジェル:
私が言ったこと覚えてますよね?食事の量は減らさないでと。
- B-7ストラトエンジェル:
はい……
- B-11ナイトエンジェル:
あなたは夜、バナナ1本食べてはいけないということも。
- B-7ストラトエンジェル:
はいぃ……
- B-11ナイトエンジェル:
それなのに毎食の量を減らして空腹感だけを無駄に増やし、
結局は夜食に手を出したと? - B-11ナイトエンジェル:
しかもカップラーメンを2つ……さらに夜間作戦が終わるたびに?
- B-7ストラトエンジェル:
最初は一口だけのつもりでしたが……気付いたら……美味しくて……えへへ……
- B-11ナイトエンジェル:
は……?
- B-7ストラトエンジェル:
す、すみません……
- B-11ナイトエンジェル:
やってしまったことは仕方ありません……ですが……
- B-11ナイトエンジェル:
最初よりも太った感じですよ。
- B-11ナイトエンジェル:
はぁ……せっかく減らしたのに……
- B-7ストラトエンジェル:
こ、これからどうすればいいんでしょう……?
- B-11ナイトエンジェル:
あなたのことを想ってこの方法だけは使いたくなかったのですが…仕方ありません。
- B-11ナイトエンジェル:
ストラトエンジェル、今この瞬間から何が起きても私だけを信じてください。
- B-11ナイトエンジェル:
あなたが司令官に好かれたいのなら、なおさらです。
- B-7ストラトエンジェル:
そ、それはどんな方法なんですか?
- B-11ナイトエンジェル:
それはまだ言えません。
とっておきの方法ですが、少しでも疑えば成功できません…… どうですか?やりますか? - B-7ストラトエンジェル:
やります……!今度こそ必ず!言われたことをやり通します!
- B-11ナイトエンジェル:
ではこちらへ……
ストラトエンジェルさえちゃんとやってくれれば楽しい運動ですから。 - B-7ストラトエンジェル:
え?…………はい!ところでどこに行くんですか?
- B-11ナイトエンジェル:
黙ってついて来てください。
- B-7ストラトエンジェル:
そ、そんなに引っ張らないでください。
せめてどこに行くのかくらい―あっ…ああ~……! - 主人公:
- 俺は溜まりに溜まって山になった書類の処理に追われ、
椅子から立ち上がれずにいた。 - 主人公:
- でもこのペースなら今日中には―
- B-7ストラトエンジェル:
こ、ここは司令官様のお部屋ですけど!?な、ナイトエンジェル?
何かの間違いでは…… - B-11ナイトエンジェル:
間違っていません。……司令官、ナイトエンジェルです。
- うん、どうぞ。
- B-11ナイトエンジェル:
お仕事中に失礼します。
- 大丈夫。どうした?
- B-11ナイトエンジェル:
姉がダイエットをしたいというのですが、ちょっと協力して頂けませんか?
- B-7ストラトエンジェル:
それを司令官様に話したら意味がないじゃないですか!
- B-11ナイトエンジェル:
司令官も最近運動不足だとおっしゃっていましたよね?
この際、二人一緒に運動されてはいかがでしょう。 - 主人公:
- 確かに運動不足とは言ったけど……
- 俺じゃなくて、他の子の方がいいんじゃない?
- B-11ナイトエンジェル:
最初は私もそう思いましたが、司令官にお願いするのが一番効果的でして。
- B-11ナイトエンジェル:
なぜなら司令官に可愛く見られたいというのが目的ですので。
- 主人公:
- ストラトエンジェルを見ると、顔を少し赤くしてうな垂れていた。
- B-7ストラトエンジェル:
司令官様のためというのは本当ですが……こんな風に急に―
- B-11ナイトエンジェル:
あなたもモジモジしてないで積極的になりなさい。
- B-11ナイトエンジェル:
そういうのは一人で十分なんですよ……。えいっ。
- 主人公:
- ナイトエンジェルに押されて倒れこんできたストラトエンジェルを受け止めた。
- B-7ストラトエンジェル:
きゅ!急に押したら危ないじゃないですか!ナイトエンジェル!
- ストラトエンジェル、大丈夫か?
- B-7ストラトエンジェル:
あぁ、あうぅ……はい…大丈夫です。司令官様。
- B-7ストラトエンジェル:
ナイトエンジェル!とっておきの方法を教えてくれるって話は
どうなったんですか!? - B-11ナイトエンジェル:
見ていてイライラしたのでここに連れてきました。
私にできることはもうありませんので、後はお任せします。 - B-11ナイトエンジェル:
それから司令官……遊びではありませんので、
くれぐれも「真剣に」お願いしますね? - 主人公:
- ナイトエンジェルの鋭い視線が突き刺さる。
- う、うん…分かってる。
- B-11ナイトエンジェル:
では……そういうことですので、今回もよろしく頼みます。
- 主人公:
- そう言い終えると、ナイトエンジェルは部屋から出て行った。
- 主人公:
- 文字通り一瞬の出来事だったため、俺とストラトエンジェルは
しばらく呆然と立ちすくんでいた。 - B-7ストラトエンジェル:
あの…司令官様?ナイトエンジェルが言っていたとっておきの方法というのは…
どういう運動なのでしょう……? - 主人公:
- 運動、運動……?ダイエットの運動なんて俺もよく知らないが……おそらく…
- 主人公:
- 俺はストラトエンジェルの腰に回していた腕を引き寄せた。
- とりあえず何でもいいからやってみよう。
- B-7ストラトエンジェル:
あ……その、えっ……と……つまり……
- B-7ストラトエンジェル:
はい……よ、よろしくお願いします。司令官様。
- B-7ストラトエンジェル:
司令官様。お腹に力を入れてください!
- はぁ!はぁ!ちょっと待って…一回休んじゃだめ?
- B-7ストラトエンジェル:
だめです!ほら、起き上がって!腕を回してください!
- 主人公:
- 想像していた運動と全然違う……
- う、運動ってこれでいいのか!?
- B-7ストラトエンジェル:
はい!ナイトエンジェルが教えてくれました!
- B-7ストラトエンジェル:
一緒に運動してくれるんですよね!?頑張りましょ~!!
- 主人公:
- 誰か……この状況を見てるなら、助け―
- B-7ストラトエンジェル:
ほらほら!ぼーっとしないで~真剣に!画面に集中してくださ~い!
- B-7ストラトエンジェル:
真似してください。同じように!拳を握って~!ジャブ、パンチ、フック!
- -:
< 美女は辛いよ > END.