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Transcription
- 主人公:
- 復旧の進捗状況を確認するため、遺伝子保存区域へと向かうと、
冷気が充満していた…… - ティタニア・フロスト:
……
- やぁ。
- ティタニア・フロスト:
………
- 主人公:
- 挨拶を聞いているのかいないのか、ティタニアは地面を見つめていた。
- これは……
- 主人公:
- そこには無造作に置かれた保管容器があった。
- 主人公:
- すると、ティタニアからの冷気がさらに強まった感じがした。
- …ティタニア。これは―
- ティタニア・フロスト:
全部、くだらない。
- 主人公:
- ティタニアは落ちていた高級感のある容器を1つ拾いあげた。
- 主人公:
- そこには鮮明に「Titania Frost」と刻まれた認識票が
ぶら下がっていた。 - ……
- ティタニア・フロスト:
いっそ女王もこうなったほうがマシだった。
- 主人公:
- 俺を冷たく見つめる赤い瞳には憎悪と恨み、そして……わずかな悲しみを感じた。
- ティタニア・フロスト:
こんな苦痛だけの人生を送るよりは。
- ………
- 主人公:
- ティタニアの苦しみについてはよく知っている。
- 主人公:
- レアと同時期に製造されたが、不安定だった彼女はそこを補強するために
レアに対する強い被害意識と深い憎悪が植え付けられた。 - ティタニア・フロスト:
うっ……
- 主人公:
- そして不安定な遺伝形質を無理矢理成立させた副作用により、
ティタニアは常に全身を締めつけられるような苦痛を感じるようになってしまった。 - ティタニア…
- ティタニア・フロスト:
近寄るな。
- ……
- ティタニア・フロスト:
お前に……この女王を……苦痛しかないこの世界に……生き返らせた、うっ……
- ティタニア・フロスト:
生き返らせたお前に……この女王を慰める資格などがあると思うのか?
- 主人公:
- ティタニアの言う通り、彼女を復元し、苦しませてしまっているのは
俺の責任だ。 - 主人公:
- ……そう、責任。
- 慰める資格はなくても、責任は負う。君が少しでも幸せになれるように。
- ティタニア・フロスト:
……ふん。
- ティタニア・フロスト:
面白い。やってみせろ。できるものならな……
- うん。わかった。頑張ってみるよ。
- ティタニア・フロスト:
……お前。頭がおかしいんじゃないのか?
- たまにそう言われる。
- ティタニア・フロスト:
……
- 主人公:
- 呆れたという顔で俺を睨みつけていたティタニアは小さくため息をついた。
- ティタニア・フロスト:
もういい。お前と話していると、余まで頭がおかしくなりそうだ。
- 主人公:
- 苦痛のせいだろうか、ふらついたティタニアの細い腕を掴み、支えた。
- ティタニア・フロスト:
…放せ。
- ちょっと話を―
- ティタニア・フロスト:
嫌だ。
- 主人公:
- ティタニアは危なっかしい足取りでその場を立ち去った。
- ……
- 主人公:
- どんな理由があったとしても、ティタニアを復元したことは結果的には
傲慢な判断だったと思う。 - 主人公:
- どこかでバイオロイドの扱いにはもう慣れたと驕っていたのかもしれない…
- とりあえず……レアと話をしてみよう。
- 主人公:
- まだ残る冷気に胸を痛めつつ、俺もティタニアに続いて歩き出した。
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