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主人公
- バトルメイドは普段、俺の身の回りの世話をしてくれるが、俺が無職となってからは行政業務もするようになった。

Transcription

  1. 主人公:

    - バトルメイドは普段、俺の身の回りの世話をしてくれるが、俺が無職となってからは行政業務もするようになった。

  2. 主人公:

    - 今は以前のように俺が艦長室にこもっているわけでもないため、特に世話をする必要もない。

  3. 主人公:

    - 最初は秘書室も戦場さながらだったが、いくらか落ち着いてきた今はアルファとアルマンも少しは一息つける程度にはなったようだ。

    1. そうだ、思い出したついでに…
  4. 主人公:

    - 遊び回ってる俺が、代わりに働いてくれてる人の邪魔をするのは気が引けるが……こういうタイミングでもないと……

  5. 主人公:

    - 出かける準備をして艦長室のドアを開けると、アルマンが立っていた。

    1. ア、アルマン?
  6. アルマン枢機卿:

    ご機嫌いかがですか、陛下。

    1. まさか…?
  7. アルマン枢機卿:

    はい、陛下。そろそろ私に会いに来ると思いまして。

  8. アルマン枢機卿:

    ある程度業務も落ち着いてきましたから。

    1. うん、探す手間が省けたよ。入って。
  9. アルマン枢機卿:

    失礼します、陛下。

  10. 主人公:

    - 艦長室に入るや自然と机の横に立つアルマン。俺がベッドに腰かけたのを見て少し顔を赤らめた。

  11. アルマン枢機卿:

    あ……つい。

    1. 習慣ってのは怖いよな。わかるよ。
  12. アルマン枢機卿:

    ふふ、本当に。では、隣に失礼します。

    1. 仕事の方はどう?
  13. アルマン枢機卿:

    今のところは問題ありません。

  14. アルマン枢機卿:

    確認が必要な案件だけ別に分類しておきましたので、後でご確認をお願いします。

    1. …お!ほんと!?今見せて!
  15. アルマン枢機卿:

    ……

    1. うっ……
  16. 主人公:

    - 「仕事はさせないと言いましたよね?」と言わんばかりの笑顔に圧倒されてしまった……。

    1. 本当に会いに来ただけ?
  17. アルマン枢機卿:

    はい。陛下にお会いしなくなって大分日が経ちましたので。なんとなく……いつものように雑談でもしようかと。

  18. アルマン枢機卿:

    …ところで、陛下は私に何かご用でしたか……?

  19. 主人公:

    - そう聞くアルマンの表情はなんとなく神妙に見えた。

    1. 一緒にご飯でも食べようかと思って。
    2. ……こういうこと。
  20. アルマン枢機卿:

    あ……

  21. アルマン枢機卿:

    まだお食事前でしたか。ソワンさんに連絡してきます。

    1. いや、食堂に行って食べよう。
  22. アルマン枢機卿:

    ……

  23. アルマン枢機卿:

    はい、では…

  24. 主人公:

    - 俺が立ち上がると、アルマンも名残惜しそうに立ち上がった。

  25. 主人公:

    - ゆっくり食事をして焦らすとしよう。俺から仕事を奪ったことに対するささやかな復讐だ。

  26. 主人公:

    - 俺の心の声を知ってか知らずか、アルマンは顔を真っ赤にしている。一生懸命食事の後の流れを予測しているんだろう……。

  27. アルマン枢機卿:

    きゃっ…

  28. 主人公:

    - アルマンの両手首を掴んで、そのままベッドに押し倒した。

  29. アルマン枢機卿:

    へ、陛下…!?

    1. 予想してたんだろ?
  30. アルマン枢機卿:

    ……

  31. アルマン枢機卿:

    …はい。

    1. どれくらいの確率だった?
  32. アルマン枢機卿:

    …約17万のパターンのうち、8個を除くすべて……

  33. 主人公:

    - いつもの余裕そうで、少し意地悪そうな態度とは違い、アルマンは顔を真っ赤にして少し荒く呼吸していた。

    1. 期待してた?
  34. アルマン枢機卿:

    ……ぅぅ……。

    1. 答えて。
  35. アルマン枢機卿:

    …………

  36. 主人公:

    - 何度も瞬きをしながら、しばらくモジモジしていたアルマンは…………かすかに頷いた。

    1. じゃあ…俺はこの後どうするって予測が出てる?
  37. アルマン枢機卿:

    そ、それは……

  38. アルマン枢機卿:

    …まず、ほとんどの場合キスを―んっ。

  39. アルマン枢機卿:

    んんっ……はぁ…陛下……

  40. 主人公:

    - しばらく触れ合っていた唇と唇が離れる。

  41. 主人公:

    - アルマンはぼーっと物足りなそうな表情で俺を見上げた。

    1. その次は?
  42. アルマン枢機卿:

    …その次、は……

  43. 主人公:

    - まだ俺に両腕を掴まれたまま、もどかしそうに膝を擦り当ててくるアルマン。俺は黙ってアルマンが口を開くのを待った。

  44. アルマン枢機卿:

    陛下が…私に…はぅっ!?

  45. 主人公:

    - アルマンの予測は一度も外れなかった。疲れて眠ってしまうまで、ずっと……