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Transcription
- イグニス:
この服装は……
- イグニス:
さ、さすがに……破廉恥すぎませんか?
- ゴルタリオンXIII世:
何を言っておるのだ、業火の魔女よ。契約書にもしっかり明記している。
- ゴルタリオンXIII世:
魔王軍の威厳を損なわぬよう規定の衣装を着用する義務があると。
- ゴルタリオンXIII世:
まさか貴様、魔の契約を馬鹿にしているのか!
- イグニス:
これは度が過ぎると言っているのです。ちゃんと確認しなかった私も悪いですが…
- イグニス:
次の契約からは私も立ち会います。これ以上被害者を生まないためにも。
- ポックル大魔王:
ただ今戻りました、皆さん……。う~ん……?
- ポックル大魔王:
い、イグニスさん?その格好は…
- ゴルタリオンXIII世:
ふはははは!お戻りですか、大魔王様。
- ゴルタリオンXIII世:
ご覧ください。悪の女幹部に相応しいと思いませんか?
- ポックル大魔王:
あぁ…えっと……露出が…大丈夫ですか?
- イグニス:
…大丈夫です。ちゃんと確認せずにサインをしたのは私ですから。
- イグニス:
残りの四天王の方は見つかりましたか?
- ポックル大魔王:
いいえ……皆さんパーティーの準備で忙しいみたいで…
- ポックル大魔王:
収穫なしです……はぁ……
- ゴルタリオンXIII世:
残りの四天王には魔獣軍団と魔竜軍団の統率を任せる予定です、大魔王様。
- ゴルタリオンXIII世:
そこで、私が一人推薦してもよろしいでしょうか!
- ポックル大魔王:
またですか?
- イグニス:
誰がいい人でもいるのですか?
- ゴルタリオンXIII世:
むふふふふ……我々の宿敵、魔法少女一味を従える…!
- ゴルタリオンXIII世:
マジックジェントルマンです…
- ポックル大魔王:
社長ですか…?魔獣軍団と魔竜軍団どっちにも似合わない気がしますが。
- イグニス:
理由を聞いてもいいでしょうか?
- ゴルタリオンXIII世:
魔獣軍団の軍団長になるための必須条件は強靭な肉体と猛獣のような性格。
- ゴルタリオンXIII世:
ご存知かどうかは分かりませんが、マジックジェントルマンは夜になると
狂暴な獣になるらしいのです! - イグニス:
……
- ポックル大魔王:
そ、それはただの例えだと思いますが……
- ゴルタリオンXIII世:
真相がどうであれ、そのような身体能力があるならば!
魔獣軍団を率いるに最適の人材! - ゴルタリオンXIII世:
大魔王様が懐柔するのです。マジックジェントルマンを……!
- ポックル大魔王:
私がですか?どうやって……
- ゴルタリオンXIII世:
月並みではありますが「我の配下となれば、世界の半分をくれてやろう」
というのはどうでしょう。 - ゴルタリオンXIII世:
また、この世界に残った最後の男でもありますので、大魔王様の後継ぎを
確保するうえでも必要でしょうし……「婿に来い」というのも悪くはないでしょう。 - ポックル大魔王:
しゃ、社長と私の…後継ぎですか…?
- ゴルタリオンXIII世:
ふはははは!邪悪な魔法少女どもからマジックジェントルマンを奪い去るのです!
それこそ魔王軍の、まさに悪のやり方……!奪われた魔法少女どもは泣き喚き、 絶望することでしょう! - イグニス:
それはだめです。
- ゴルタリオンXIII世:
…何故だ?業火の。
- イグニス:
司令官は休暇中でいらっしゃいます。ご迷惑をおかけするわけにはいきません。
- ゴルタリオンXIII世:
だからこそ、世界の半分とポックル大魔王様の伴侶という名誉を餌に懐柔するのだ。
- ゴルタリオンXIII世:
ではマジックジェントルマンよりも魔獣軍団長の座にふさわしい人材でも
知っているのか? - イグニス:
いるにはいますが……う~ん……
- イグニス:
分かりました。では私がお一人推薦します。
その代わり、司令官の話はなかったことにしましょう。 - ゴルタリオンXIII世:
ぬふふふふ……その者が四天王に相応しい人材ならばそうしよう。
- ゴルタリオンXIII世:
それでよろしいですね?大魔王様!
- ポックル大魔王:
社長と私が……あ、まだ3番目の儀式もしてないのに……
- ポックル大魔王:
だ、旦那様って呼んじゃったり…あ、ダーリンもいいですね……えへ、えへへ……
- ゴルタリオンXIII世:
ポックル大魔王様?どうかされましたか?
- ゴルタリオンXIII世:
こ、これは……!魔法少女どもが大魔王様に強力な暗示でも
かけたというのか!?おのれぇぇい! - ゴルタリオンXIII世:
卑怯な奴らめぇぇ!
- イグニス:
はぁ……。さぁ、行きましょう。