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Transcription
- ポックル大魔王:
最後にここに貼れば…………よし!生態保存区域は終わりました。
- ポックル大魔王:
皆さんもチラシを貼り終えた頃でしょうか?
- ポックル大魔王:
えへへ、これでもうすぐ魔王軍が……
- ??:
おい、そこ。
- 懲罰のサディアス:
服装を見る限り、私と趣味が似ているようだが。
- 懲罰のサディアス:
許可なくチラシを貼るのは法律違反だ。ちゃんと許可は貰っているのか?
- ポックル大魔王:
サディアスさん!?そ、そんな法律があったんですか?初めて聞きました……
- 懲罰のサディアス:
下らないチラシを貼る奴らが多すぎて手に負えなくてな。
今回新たに制定された法律ではあるが、法は法だ。 - 懲罰のサディアス:
大人しくついてこい。抵抗したければ……好きにしろ。
- 懲罰のサディアス:
その代わり、私も好きにさせてもらうがな。
- ポックル大魔王:
ええっ…!ふえぇぇん……
- ポックル大魔王:
本当に知らなかったんですよう……
- ゴルタリオンXIII世:
大魔王様!いらっしゃいましたか!
- ゴルタリオンXIII世:
ふはははははは!我々を助けにいらっしゃった!勝ったな!がははははは!
- ポックル大魔王:
いいえ……私も捕まったんです。
- ポックル大魔王:
皆さんもチラシのせいで?
- イグニス:
……私は公然わいせつ罪で逮捕されました。
- イグニス:
パーティーに向けて規制が緩くなっているとはいえ、
やはり過度の露出だったようで…… - 疾走するアタランテ:
くっ……
- 疾走するアタランテ:
殺せ!
- 懲罰のサディアス:
これでもう9回目だぞ。事情聴取が終われば釈放してやるから、大人しくしてろ。
- 疾走するアタランテ:
こんな生き恥を晒してまで生きていたくない!殺せぇ!
- 疾走するアタランテ:
女神アルテミス様に仕える者がこんな恥辱を受けるなど……!
- ポックル大魔王:
あ……
- ポックル大魔王:
えっと、アタランテさんは何の罪で……?
- イグニス:
大の大人が寝間着で歩いているという理由で捕まったようです。
- イグニス:
特に罪を犯したわけではないですが、違う意味で心配だということで。
- イグニス:
布の面積を変に広げた私のせいです。
- ゴルタリオンXIII世:
業火の魔女よ、お前だけの過ちではない。我輩がもっと強く押せばよかったのだ。
- イグニス:
その場合、私がもっと強く反対しただけです。
- イグニス:
クマのシールだけというのは私以上に酷いですよ。あり得ません。
- 懲罰のサディアス:
待たせたな、取り調べの結果、全員初犯であり普段の行いも悪くないため
釈放とする。よかったな。 - 懲罰のサディアス:
だが、また許可なくチラシを貼ったら……言わなくても分かるな?
ちゃんと許可はもらえ。 - ポックル大魔王:
あの……今申請したらいつごろ許可が下りるでしょうか?
- 懲罰のサディアス:
少なくとも1ヶ月はかかるだろう。皆、パーティーの準備で手一杯だからな。
- ポックル大魔王:
え……?それじゃあ間に合わない……
- ポックル大魔王:
あと1人なのに…
- ゴルタリオンXIII世:
ご安心を、大魔王様。今、目の前に魔竜軍団の団長にふさわしい人材が
いるではありませんか。 - ポックル大魔王:
え?
- ゴルタリオンXIII世:
お前のことだ。
- 懲罰のサディアス:
は?まさか私か?
- ゴルタリオンXIII世:
そうだ。お前から感じる電撃のパワー。
- ゴルタリオンXIII世:
間違いなく滅絶の雷電竜のそれだ……ここに転生していたのだな。
- 懲罰のサディアス:
何をふざけている。
- ポックル大魔王:
ゴルタリオン?それくらいにしましょう。
サディアスさんの鞭から電気が……うひぃぃぃっ!? - ゴルタリオンXIII世:
ぬふふふふ……ふはははは!
- ゴルタリオンXIII世:
…とっておきの提案がある。
- 懲罰のサディアス:
言ってみろ。
- ゴルタリオンXIII世:
お前も魔王軍にならないか?
- ゴルタリオンXIII世:
希望条件を提示しろ。労働条件や希望年収、その他諸々……。
- 懲罰のサディアス:
言いたいことはそれだけか?
- 懲罰のサディアス:
公権力を馬鹿にした罪、決して軽くないぞ!
- ゴルタリオンXIII世:
ぐ、ぐわああああっ!
- ゴルタリオンXIII世:
不死の装甲!
- 疾走するアタランテ:
くっ…
- 疾走するアタランテ:
殺せ!
- イグニス:
それくらいにしておきましょう?ちょっとした誤解があっただけですよ。
- イグニス:
それはそうと、チラシが貼れないとなると…困りましたね。
人を探そうにも時間がありません。 - ポックル大魔王:
もう少しだったのに……皆さん、ごめんなさい。
- ポックル大魔王:
しっかり準備をしてから始めればよかったのに。
皆さんの貴重な時間を奪ってしまいました。 - ポックル大魔王:
魔王軍は解散します。
- 疾走するアタランテ:
…え?
- イグニス:
本気ですか?
- ポックル大魔王:
はい。もうどうせ間に合いませんし、皆さんにご迷惑をおかけするだけですから。
- ポックル大魔王:
ですので……ごめんなさい!私のせいです……!
- ポックル大魔王:
本当にすみません……!
- ゴルタリオンXIII世:
大魔王様。
- ゴルタリオンXIII世:
まだ終わっておりません!諦めないでください。
- ゴルタリオンXIII世:
まだ可能性は残っています。ここで終わらせるのはあまりにも勿体ない!
- ポックル大魔王:
ゴルタリオン…?
- ゴルタリオンXIII世:
魔竜軍団を率いるに相応しい人材を見つけたではありませんか!
これはもう魔王軍の復活は約束されているも同然です! - ゴルタリオンXIII世:
私が説得して契約を勝ち取って見せます!
- ポックル大魔王:
だって……さっきあんなに嫌がってましたよ……
- ゴルタリオンXIII世:
ここからは魔王様の腹心である私、ゴルタリオンを信じてお待ちください!
- ゴルタリオンXIII世:
本日中にいい結果を持ち帰ります!
- 懲罰のサディアス:
…何だ。さっきから何故ずっとついてくる?
- 懲罰のサディアス:
まだ足りなかったのか?
- ゴルタリオンXIII世:
さっきの提案の続きだ。
- ゴルタリオンXIII世:
魔王軍の仲間になれ。滅絶の雷電竜よ!
- 懲罰のサディアス:
お前も懲りないな。気でも狂ったのか?
- 懲罰のサディアス:
懲罰の時間だ!
- SD3Mポップヘッド:
ははは!警視正とそんなことがあったんだね。
- ゴルタリオンXIII世:
ぬふふふふ……そうだ!それでまずは滅絶の雷電竜の外堀から埋めに来た……
- ゴルタリオンXIII世:
どうだ我輩が持ってきた堕落の果実は!美味かろう?ポップヘッドよ…?
ぬふふふ…!ふはははは! - SD3Mポップヘッド:
やっぱり最上級リチウム電池は違うね!極上だよ!
- SD3Mポップヘッド:
うんうん、分かった!僕が警視正の説得を手伝ってあげる!
- 懲罰のサディアス:
ここまでついてくるとは……。それにこれは…賄賂でも受け取ったのか?
- 懲罰のサディアス:
説明してもらおうか、ポップヘッド。
- SD3Mポップヘッド:
ここにいる健全な青年が警視正と一緒に仕事をしたいんだってさ。
- SD3Mポップヘッド:
こんなに気合があるんだし受け入れてあげたらどう?ははは!
- ゴルタリオンXIII世:
ぬふふふふ……これが最後のチャンスだ、滅絶の雷電竜よ。
- ゴルタリオンXIII世:
魔王軍に入れ!
- 懲罰のサディアス:
……はぁ……頭の方が完全にいかれてしまったようだな?
- 懲罰のサディアス:
もう手加減はしてやらんぞ、この犯罪者め!
- 懲罰のサディアス:
…まだついてくるのか!そろそろ諦めろ!
- 懲罰のサディアス:
下らんごっこ遊びに付き合う暇などない!
- ゴルタリオンXIII世:
今度こそ最後のチャンスだ。
- ゴルタリオンXIII世:
それから……我輩は常に本気である。
- 懲罰のサディアス:
…何だ。何故ひざまずく。
- ゴルタリオンXIII世:
本気だと言った。
- ゴルタリオンXIII世:
頼む……
- ゴルタリオンXIII世:
魔王軍に入り、共にポックル大魔王様を支えてくれ!
- 懲罰のサディアス:
馬鹿め、何度言われても無駄だ……!
- 懲罰のサディアス:
顔を上げろ!魔王軍の復活など……そんな下らん……
- ゴルタリオンXIII世:
ポックル大魔王様が初めて魔王軍を再建するとおっしゃった!
- 懲罰のサディアス:
……!
- ゴルタリオンXIII世:
分かっている。大魔王様に別の目的があるということくらい!
- ゴルタリオンXIII世:
魔王軍を復活させる理由が世界征服ではないことくらい……!
- ゴルタリオンXIII世:
だが、それでも……!大魔王様は我輩に……!
- ゴルタリオンXIII世:
このゴルタリオンに初めて魔王軍を再建しようと言ってくださった…!!
- ゴルタリオンXIII世:
腹心として、手段と方法を選ばず、全力を尽くすのは当然!!
- 懲罰のサディアス:
こいつめ…!
- ゴルタリオンXIII世:
頼む!
- ゴルタリオンXIII世:
ポックル大魔王様の力になってくれ!この通りだ……
- 懲罰のサディアス:
……
- 懲罰のサディアス:
こっちにもお前のような奴が一人いる。
- 懲罰のサディアス:
自分はただの兵器だとか、人格モジュールを除去してほしいだとか言う奴なのだが…
…そいつもお前も腹が立つほど純粋すぎる…… - 懲罰のサディアス:
分かったから顔を上げろ。
- ゴルタリオンXIII世:
滅絶の雷電竜…!
- 懲罰のサディアス:
その呼び方だけはやめろ。恥ずかしくてしょうがない。
- 懲罰のサディアス:
パーティーが終わるまでだ。その後はどんな契約も受け付けん。
- ゴルタリオンXIII世:
…!それで十分だ!
- ゴルタリオンXIII世:
ではこの契約書にサインを。
- 懲罰のサディアス:
労働契約書?何だ、この細かい項目は。
- ゴルタリオンXIII世:
詳しく読む必要はない。形式的なものだ。サインだけすればいい。
- 懲罰のサディアス:
なんか不安だな……
- 懲罰のサディアス:
まぁ分かった。控えもサインすればいいんだな?
- ゴルタリオンXIII世:
ぬふふふふ…!大魔王様、滅絶の雷電竜を懐柔いたしました!
- ゴルタリオンXIII世:
ご覧ください!
- 懲罰のサディアス:
一瞬でも絆された私がバカだった…
- 懲罰のサディアス:
何だ、この服は。
- ゴルタリオンXIII世:
滅絶の雷電竜よ。お前がサインした契約書に規定されている服装だ!
- ゴルタリオンXIII世:
まさか読んでいないと言うつもりではなかろうな!
- 懲罰のサディアス:
こいつ……!形式的なものだとか言っていたのはどこのどいつだ……!
- 懲罰のサディアス:
はっ……。もういい。で?私は何をすればいいんだ?
- 懲罰のサディアス:
こうなったからには楽しませてもらう。
- イグニス:
また一人、犠牲者が生まれてしまいました……。
- イグニス:
契約の時は私も立ち会うと言ったじゃないですか、ゴルタリオンさん。
- ゴルタリオンXIII世:
ぐはははは!勤務時間外も立ち会わせるとは契約していないからな!
サービス残業など、もっての外よォ!ふははははは! - ゴルタリオンXIII世:
これこそ我が魔王軍のやり方!そう思いませんか、ポックル大魔王様!
- 疾走するアタランテ:
皆さん集まっているようですし、とうとう始まるのですね。
- 疾走するアタランテ:
オリンポスの神々よ、どうかこの者達の前途に祝福を…
- ポックル大魔王:
ゴルタリオン……ふぇぇぇ……私、絶対無理だと……
- ポックル大魔王:
再建なんか無理だと思ってたのに……本当にお疲れ様でした……
ありがとうございますぅぅ……うぅっ……。 - ポックル大魔王:
……それでは改めて……。えへへ!
- ポックル大魔王:
これにて魔王軍、復活です!
- ポックル大魔王:
これから戦闘員も募集して勢力を拡大していけば―
- ポックル大魔王:
あえ……?どこからかチェンソーの音が……?
- ポックル大魔王:
ええええええええええええええええええええ……!!!
- -:
< 私達は仲間でしょ? > BAD END.