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Transcription
- T-60ブルガサリ:
何食べる?選んで。
- 俺はこれにする。
- T-60ブルガサリ:
あ、私が好きなドーナツ。
- じゃあ違うのにする。
- T-60ブルガサリ:
そういう意味で言ったんじゃないの、食べて。
私が好きなのを司令官が選んだから嬉しくて言っただけ。 - T-60ブルガサリ:
あ、この眼鏡、似合いそう。
- T-60ブルガサリ:
司令官、これかけてみて。
- 主人公:
- ブルガサリが渡してきたフチなし眼鏡をかけてみた。
度は入っていない。伊達メガネか…… - 似合う?
- T-60ブルガサリ:
知的な感じがして好き。よく似合ってる。
- T-60ブルガサリ:
これも買うわよ。
- 俺が払うよ。
- T-60ブルガサリ:
- カフェと服屋ではブルガサリが払ってくれたので、
今度は俺が出そうとしたら…… - T-60ブルガサリ:
いいってば。今日は全部私に出させて。
- T-60ブルガサリ:
司令官は何も気にしないで。
- 大丈夫か?
- T-60ブルガサリ:
普段節約してるから大丈夫~
- T-60ブルガサリ:
こういうときに使おうと思って貯金しておいたんだから。気にしないで。
- 主人公:
- ふふーんと満足気な顔で俺を見つめるブルガサリ。
- ショッピング、好きなんだな?
- T-60ブルガサリ:
え?そうね……
- T-60ブルガサリ:
女の子でショッピングが嫌いな子っていないんじゃないかしら?
理由はそれぞれ違うだろうけどさ。 - T-60ブルガサリ:
私はこの時間が楽しくて好きなの。
- この時間?
- T-60ブルガサリ:
うん。好きな人と一緒にいられて楽しいし、
- T-60ブルガサリ:
何を着れば自分を可愛く見せられるか、
それと何を着させれば私の男がもっとカッコよくなるか、 - T-60ブルガサリ:
そういうのが全部楽しいの。
- そうか。……お?
- 主人公:
- ふと、ブルガサリが付けているヘアピンと似た紫色のヘアピンを見つけた。
- これは俺が買うよ。
- T-60ブルガサリ:
ヘアピン?たしかにペアルックにするならいいかもだけど……
- T-60ブルガサリ:
今の司令官の髪型には似合わないと思う。他のはどう?例えば……
- 違うよ。俺からのプレゼント。
- T-60ブルガサリ:
私にくれるの?
- こういうことするのがショッピングなんだろ?
- T-60ブルガサリ:
…そうよ。
- T-60ブルガサリ:
そういえば司令官のものばかり買ってたわね。私も何か買わなくちゃ。
- T-60ブルガサリ:
私に着てほしい服とかある?それともしてほしい髪型とか。
- 着てほしい服?
- 主人公:
- 近くに陳列されていた服のなかで、ある商品がやけに目に付いた。
- あれなんかどう?
- T-60ブルガサリ:
これ?そうね……
- T-60ブルガサリ:
まぁ、悪くないんじゃない?司令官のファッションセンスもなかなかじゃん。
- ありがとう。
- T-60ブルガサリ:
ちょっと試着を……へ?
- …ん?
- 主人公:
- 俺が選んだセーターを手に取ったブルガサリと俺は固まった。
- 主人公:
- 前を向けて陳列されていたから分からなかったのだが、
よく見ると後ろが大きく開いたデザインだった…… いや、後ろはないと言うべきか…… - 主人公:
- これをそのまま着たら……
- …いいね!
- T-60ブルガサリ:
何言ってるの!
- T-60ブルガサリ:
こんなのどうやって着るのよ。前もちゃんと隠せなさそうだし……
- それがこの服の魅力なんじゃない?
- T-60ブルガサリ:
……
- 主人公:
- 冷ややかな目で俺を見るブルガサリが、ムッとしてどこかを指差した。
- T-60ブルガサリ:
じゃあ司令官もあれ着て。
- どれ?
- 主人公:
- その指の先には……とんでもない服が陳列されていた。
- 俺が悪かったです。
- 主人公:
- いっそのことパンティーをはいた方がマシな服はちょっと……
ブルガサリの気持ちがよく分かった…… - 主人公:
- その後、俺たちは手を繋いで箱舟のあちこちを見て回った。
- 主人公:
- 気に入った香水を互いに試したり、
試食コーナーに立ち寄って軽く腹ごしらえをしたり、 - 主人公:
- アロマキャンドルのお店では心を落ち着かせるというロウソクをもらって、
写真シール機で写真を撮った。 - 主人公:
- ブルガサリが言っているように、俺もショッピングが好きになれそうだ。
- 主人公:
- ……と、その時までは思っていた。