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Transcription
- ??:
…尉?
- ??:
…少尉。
- T-50PXシルキー:
ハベトロット少尉!
- C-79Gハベトロット:
はにゃ!?どうしましたか、非常事態ですか!?
- C-79Gハベトロット:
ままま、待ってください!装備の点検を……!
- C-79Gハベトロット:
あれ…?
- T-20Sノーム:
大丈夫ですか、ハベトロット少尉?
- T-20Sノーム:
調子が悪いのでしたら、お戻りになって休んでいても大丈夫ですよ?
- T-50PXシルキー:
この前もまた立ったまま寝ていらっしゃいました。
- T-50PXシルキー:
軍需物資は私が担当しても構いませんし……無理をなさらないでください。
- C-79Gハベトロット:
だ、大丈夫です!
- C-79Gハベトロット:
今まで担当者がいなかったからお二人が代わりにやっていらしたんです。
早く私が業務を引き継がないと。 - C-79Gハベトロット:
次はあちらですよね?
- T-50PXシルキー:
…どう思いますか?ノーム兵長?
- T-20Sノーム:
最近は明け方まで延灯していらっしゃるそうです。
無理をしているに違いありません。 - T-50PXシルキー:
このままだといずれ倒れてしまいませんか?
- T-50PXシルキー:
……連絡しておいた方がいいですよね?
- T-20Sノーム:
…そうしましょう。家族が倒れるのを黙って見ているわけにはいきませんから。
- T-20Sノーム:
私が報告しておきます。
- C-79Gハベトロット:
ふぅ!やっと理解できた。そういうことか~!
- C-79Gハベトロット:
重要な部分に線を引いて……あっ!昨日まとめておいた内容も復習しなくちゃ。
- C-79Gハベトロット:
それから訓練教本と戦闘日誌を読んで、閣下が喜びそうなことも……
- C-79Gハベトロット:
……
- C-79Gハベトロット:
あああああああ!
- C-79Gハベトロット:
分かんない~分かんないよ~!何をしたら閣下は喜ぶの~!?
- C-79Gハベトロット:
記念パーティーよりすごいこととまではいかなくとも、喜んでほしい……
- C-79Gハベトロット:
マリー隊長とレッドフード連隊長なら…いや、みんななら何をするんだろ…
- C-79Gハベトロット:
うぅぅ~…
- C-79Gハベトロット:
とりあえず思いつくものを全部書いてみて消去法で1つずつ整理していこう。
それでもダメなら…… - C-79Gハベトロット:
う~ん……
- C-79Gハベトロット:
ただ大きいだけで……下着のサイズもなくて困ってたけど……
- C-79Gハベトロット:
こ、こ……これなら……喜ぶ…?
- C-79Gハベトロット:
…はうぅぅぅぅぅ~!
- C-79Gハベトロット:
無理だよぉ!そんな私が司令官閣下とあんなことやこんなことを…!
- C-79Gハベトロット:
ま、まずはアイデアを整理して……!
- C-79Gハベトロット:
う~ん……でも、どうせ消去法で消していくんだったら……
- C-79Gハベトロット:
“私をプレゼント”も入れて……
- C-79Gハベトロット:
ぜ、全部書いてみた……あとはこれを1つずつ消していくだけ!
- C-79Gハベトロット:
……
- C-79Gハベトロット:
はっ!また寝そうになっちゃった!まだやることが残ってるのに…
- C-79Gハベトロット:
寝たら……むにゃ……だめなのに……
- C-79Gハベトロット:
もうしゅこし…
- 主人公:
- 灯りがついていたので部屋を覗いてみたらハベトロットが寝ていた。
- ……
- 主人公:
- 数日前、ノームとシルキーにハベトロットのことで何か心配なことがあれば
教えてくれと頼んでおいた。 - 立ったまま寝てたって報告入ってたからな……
- 主人公:
- 業務完了報告がなかったので、もしやと思い来てみたら……
- まだ残ってたのか。……プレゼントリスト?
- 主人公:
- 机の上にある紙が目に入った。料理大会、バレンタイン、アイドル……
それ以外にも色々と書かれていて、線で消されていた。 - 主人公:
- 気持ちは嬉しいが、俺のせいでこんな風になってると思うと、
申し訳なさと心配の方が先に立った。 - 体は大事にしないと。
- 主人公:
- 熟睡しているハベトロットに、俺が着ていたコートをかけてやった。
- 主人公:
- メモでも残そうと思い、もう一度リストに目をやると……
やけに目に付くプレゼントがあった。 - 主人公:
- それを見て起こさないように笑った後、ペンで丸をつけておいた。
- おやすみ、ハベトロット。
- 主人公:
- 俺はそっと灯りを消し、部屋を去ったのだった。