シーンビューアの使い方
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Transcription
- 主人公:
- 約束の時間になった。
- 主人公:
- 俺は最後にもう一度服の乱れを整え、パネルの電源を入れた。
- 主人公:
- 短いロード画面のあと、
- クイックキャメル:
こんにちは、司令官。
- こんにちは、キャメル。
- クイックキャメル:
久しぶりに顔見れてすごく嬉しいな。
- 俺もだよ。そっちはちょうど昼かな?
- クイックキャメル:
そうだよ。あ、そっか!そういえば時差があったね。今そっちは何時?
- 夜の10時。
- 主人公:
- 箱舟とアラスカには10時間程度の時差がある。
- クイックキャメル:
あ、そうなんだ。ごめんね。そこまで考えてなかったよ。
デートはまた今度にする? - 大丈夫。今日は昼寝しておいたから。
- 主人公:
- 申し訳なさそうにするキャメルはそれを聞くと、やっと可愛く笑ってくれた。
- 最近変わりないか?
- クイックキャメル:
うん。特に変わったことはないよ。司令官は?
- 昔に比べればのんびりしてるよ。
- クイックキャメル:
よかった。昔は忙し過ぎて顔もまともに見れなかったもんね。
- ごめんな。
- クイックキャメル:
へ?何で?どうして謝るの?
- やっとデートできるようになったのに、こんなので。
- クイックキャメル:
やだ~。そんなこと気にしてたの?
- クイックキャメル:
もちろん司令官に実際に会ってデートするのが一番いいに決まってるけど、
- クイックキャメル:
こうやって顔を見て話せるだけでも私はすごく嬉しいよ。
- 主人公:
- するとキャメルがこちらに手を伸ばした。
- 主人公:
- 彼女の意図を理解し、俺は画面の中のキャメルの手のひらに
俺の手のひらを合わせた。 - クイックキャメル:
離れていても心は通じてるから。
- ……うん。
- クイックキャメル:
でも……やっぱり……会いたいな。
- 主人公:
- キャメルは少し寂しそうな顔を見せて、またすぐに笑顔に戻った。
- クイックキャメル:
へへ、楽しいデート中にダメだよね!ごめん。
今を生きろ!今のこの瞬間を楽しめ~イエ~イ! - うん。それにもうすぐ会えるしな。
- クイックキャメル:
あ~ん。待ち遠しいな~
- 昼ご飯は食べたか?
- クイックキャメル:
まだ。そろそろ食べなきゃね。
- 戦闘食糧か?何が一番好き?
- クイックキャメル:
そうだな……72番が一番好きかな。
- クイックキャメル:
主食もまあまあ美味しいし、一応フルーツとプリンも入ってるしね。
- じゃあ一緒に食べようか?72番ならここにもあるから。
- クイックキャメル:
あ……
- クイックキャメル:
うん!すぐに持ってくるね、司令官!
- 主人公:
- それぞれ昼食と夜食を食べた後、キャメルは別動隊陣地を、
俺は箱舟を散歩した。 - もしかして戦闘があったのか?
- 主人公:
- キャメルの背後に映る野戦陣地がめちゃくちゃなことになっていた……。
俺が聞くと、彼女は苦笑いを浮かべる。 - クイックキャメル:
あはは。ち、違うよ。あのバカたちが派手にやらかしてさ。それだけ!
- 主人公:
- それ以上は聞くなという雰囲気が画面越しに伝わり、
深くは聞かないことにした。 - クイックキャメル:
そっちは夜なのに忙しいみたいだね。
わざわざ灯りまでつけて作業してるところをみると。 - 早く工事を終わらせれば、その分安全になるからな。
- クイックキャメル:
あっ!お店もあるんだね!すご~!あ~私も早く行きたいな!
- じゃあちょっとだけ中に入ってみようか?
- クイックキャメル:
う~ん…大丈夫。私のせいで面倒なことになっちゃってもあれだしさ。
- クイックキャメル:
それにもし欲しいのがあったら、そっちに行くまで我慢しなきゃだし。
- ??:
何をされてるんですか?キャメルさん。
- 主人公:
- するとキャメルのもとに誰かがやってきた。
- X-00ティアマト:
誰とお話しされてるんですか?
- クイックキャメル:
司令官だよ。
- X-00ティアマト:
あ、司令官とデートするって言ってましたもんね。
- X-00ティアマト:
あの……
- X-00ティアマト:
何でもありません。すみません。お邪魔しました。
- 主人公:
- ティアマトは何か言いかけてやめた。
- 主人公:
- 彼女が何を言おうとしたのか大体予想はついた。
でも、今のこの時間はキャメルのもの。俺はあえて何も言わなかった。 - クイックキャメル:
ティアマト。司令官とお話したい?
- X-00ティアマト:
あ……あえ、いえ、違います。そうでは……
- X-00ティアマト:
……すみません。はい。
- クイックキャメル:
へへへ。謝ることないよ。も~可愛いんだから……
- クイックキャメル:
司令官、ちょっといい?
- キャメルがいいなら。
- クイックキャメル:
司令官も大丈夫だって。ほら。
- 主人公:
- 映像が動き、ティアマトが大きく映った。
- X-00ティアマト:
あの……司令官。
- X-00ティアマト:
うぅ……その、私は、元気です。ストライカーズのみんなも元気です。
アンガーオブホードの皆さんもいい方ばかりです。 - クイックキャメル:
何人かを除いてはね。
- X-00ティアマト:
あはは……
- ケガしたりしてないか?
- X-00ティアマト:
ケガは大丈夫です……ですが、問題が……あります。
- え?何かあった?
- X-00ティアマト:
会いたい………………です。
- クイックキャメル:
……
- X-00ティアマト:
戦闘、探索、偵察、すべて問題ありません。
- X-00ティアマト:
ですから無事に戻ったら……ご褒美に…よくできましたキャンディ……
- X-00ティアマト:
だけじゃ足りません…………抱きしめてください。
- うん。分かった。約束する。
- X-00ティアマト:
えへへ……、ありがとうございます。
- X-00ティアマト:
ありがとう、キャメルさん。
- 主人公:
- そう言うと、画面はキャメルに戻った。
- クイックキャメル:
ほ~んと可愛いんだから。
- だな。
- クイックキャメル:
あ~!司令官。い~けないんだ~!
- クイックキャメル:
私とデート中なのに~!他の子可愛いって言った~。
- クイックキャメル:
イエローカードだよ!
- ごめん…
- クイックキャメル:
本当に悪いって思ってる~?だったら……
- クイックキャメル:
無事に戻ったら私のこともぎゅっ~て抱きしめてよね!
- クイックキャメル:
いい?
- 分かった。絶対に抱きしめてやる。だから無事に戻ってこいよ。
- クイックキャメル:
へへへ。
- クイックキャメル:
うん。絶対に何事もなく、帰るからね。