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Transcription
- 主人公:
- 俺達はそれぞれ野戦陣地の外れと箱舟の外にやって来た。
- クイックキャメル:
も~広くないから絶対誰かと会っちゃうね~。
- クイックキャメル:
そのたびにみんな「司令官と話させろ」って言うし~。
- クイックキャメル:
も~!司令官のデート相手は私なのに。
- 俺がダメって言ってるって言えばいいだろ。
- クイックキャメル:
そんなこと言えないよ。
- クイックキャメル:
私が好きな人が誰かから悪く思われちゃうのは、
私が悪く思われるのより嫌だもん。 - うっ!……今キュンとした!
- クイックキャメル:
へへ。
- 主人公:
- キャメルが地面に座った。それを見て俺も地面に座る。
- クイックキャメル:
そっちは夜だから暗いね。
- クイックキャメル:
危なくはない?
- 暗いけど安全は確保されてるから大丈夫。
- クイックキャメル:
寒くない?
- 涼しいくらいだよ。
- クイックキャメル:
我慢してるじゃん、ダメだよ司令官。
司令官が風邪ひいちゃったらみんなが悲しむじゃん。 - クイックキャメル:
残念だな。隣にいたら手 暖めてあげられるのに。
- じゃあ手を組んでみて?
- クイックキャメル:
こうやって?
- そう。俺も今同じようにしてる。
- クイックキャメル:
あぁ……何しようとしてるのか分かったかも。
- クイックキャメル:
お互いに手を繋いでる感じになるってことだね?
- クイックキャメル:
何だろって思っちゃったじゃん。
- ごめん。今はこんなことしかしてやれない。
- クイックキャメル:
冗談だよ。ありがとう。
- クイックキャメル:
司令官が私のためにって色々考えてくれるのが……嬉しい。
- クイックキャメル:
司令官って思ったより手が細くてきれいなんだね。
- キャメルの手はがっしりしてる。
- クイックキャメル:
あぁ~……それは冗談でもちょっとショックかも。
- クイックキャメル:
でも…温かい。えへへ……。
- 俺も。
- 主人公:
- キャメルは組んだ手に頬ずりをした。
- 主人公:
- まるで俺の手にそうするように。
- 主人公:
- キャメルの「離れていても心は通じている」という言葉を思い出す。
- 主人公:
- 見ることしかできないが……その姿を見ているだけでも愛おしかった。
- クイックキャメル:
そうだ……あのさ……司令官。
- ん…?
- クイックキャメル:
周り……誰もいないよね?
- うん。
- 主人公:
- するとキャメルは辺りをきょろきょろと見て、
- 主人公:
- ゆっくりと服を脱ぎ始めた…………!
- クイックキャメル:
えへへ……ちょ、ちょっと恥ずかしいね。
- 主人公:
- 明らかに誰かを誘惑するために作られたデザインの下着……!
それを見せるキャメルは顔を真っ赤にして笑った。 - …………………………(ごくり)
- クイックキャメル:
司令官……ガン見しすぎ……。
- クイックキャメル:
へへ……でも……嬉しい。
- クイックキャメル:
ねぇ……その……もっと……エッチなとこ……見たい?
- はい。
- クイックキャメル:
へへ。
- 主人公:
- 俺が即答するとキャメルは蠱惑的な笑みを浮かべて、
- 主人公:
- ゆっくりと下着に手を伸ばした。
- 主人公:
- 相手が脱いだなら、自分も脱ぐのが礼儀というものだ。
俺もキャメルの後に続いてベルトに手をかけた。 - T-75ウェアウルフ:
わは~キャメル。すっご……。やっぱヤるときゃ周りなんか気にせず
突っ走るのが女ってもんよねぇ。 - E-16タロンフェザー:
あぁ~……これはもう司令官様も我慢できませんよ!
- E-16タロンフェザー:
司令官様がどんな反応してナニしてらっしゃるのか想像つきますけど、
見たいですね~。…えへ、えへへ…… - A-15サラマンダー:
おら、ハイエナ、ツナ缶よこしな。
- T-40ハイエナ:
嘘でしょぉ……。
- T-40ハイエナ:
今回はウチの一人勝ちだと思ったのに……
- T-75ウェアウルフ:
フェザー、あれは撮らないの?
- E-16タロンフェザー:
私が撮影するのはあくまで司令官様、そのお相手は許可を頂けた場合のみです。
今回のキャメルは撮りませんよ。 - E-16タロンフェザー:
常識くらいありますので。
- A-15サラマンダー:
じゃあ、カーン隊長の写真は許可得て撮ってんの?
- A-15サラマンダー:
隊長グッズも結構出回ってるみたいだったけど?
- E-16タロンフェザー:
……いいですか?そういうことはわざわざ言うものじゃありません。
世の中には暗黙の了解、グレーゾーンというものがあります。 - 迅速のカーン:
何のことだ?
- E-16タロンフェザー:
た、隊長。
- 迅速のカーン:
お前達集まって何を……
- 迅速のカーン:
…………キャメル……
- 迅速のカーン:
はぁ……覗いてないで各自装備の確認でもしていろ。
- 迅速のカーン:
それにしても……キャメル……。ううむ……凄いな……
- 迅速のカーン:
あとそれから、フェザー……
- 迅速のカーン:
お前の常識……信じてるぞ。
- 主人公:
- 野外で服を脱いだせいで冷えた体を風呂に浸かって温めた。
- はぁ。
- 主人公:
- パネルにはキャメルの顔だけが映っていた。
- 主人公:
- 彼女も風呂に入っている状況だ。
- 主人公:
- 彼女の顔が赤いのは単に湯に浸かっているから…
という理由だけではないだろう……。 - クイックキャメル:
うぅ……私……外であんなこと……夢中になっちゃって……止まらなかった……
- クイックキャメル:
やっぱ……色々溜まってたのかな。
- 俺はああいうのもいいと思う。とっても。
- クイックキャメル:
司令官がよかったなら……私もいいや。えへへ。
- 主人公:
- さっきまでの羞恥心は一瞬で消え、彼女は穏やかな顔で俺を見つめた。
- クイックキャメル:
司令官、最近運動始めた?
- クイックキャメル:
筋肉すごい!かっこいい!
- クイックキャメル:
- 俺が筋肉が目立つようにポーズをとって体を見せると、
キャメルが画面から消えた。 - 主人公:
- そしてブクブクと泡の音だけが聞こえた。
- 主人公:
- 潜って叫んでるのか……?
- 主人公:
- 可愛いな……
- 本当のデートもいいけど、リモートのデートも悪くないな。
- クイックキャメル:
そう?
- いつもより余裕を持って楽しめる気がする。
- クイックキャメル:
私はもっと激しく楽しみたいんだけどな。
- クイックキャメル:
でも、確かにずっと司令官の顔を見てられるからいいね。
- 一緒に風呂に入ったら、こうやってのんびりしてないだろうしな。
- クイックキャメル:
……変態。
- クイックキャメル:
でも……私もそう思ったから私も変態?
- クイックキャメル:
変態が二人、裸でいたら…何も起こらないはずもなく……だよね?
- 主人公:
- キャメルが悪い笑顔でそう言うと…カメラの角度を調節し、全身を映した。
- 主人公:
- そして、当然のごとく第二ラウンドが始まった。