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主人公
- キャメルの周辺は暗くなり、俺の周辺は明るくなっていた。
Transcription
- 主人公:
- キャメルの周辺は暗くなり、俺の周辺は明るくなっていた。
- クイックキャメル:
もう夜の10時だね。
- こっちは朝の8時だ。
- クイックキャメル:
ごめんね、予定とか大丈夫だった?
- 大丈夫。キャメルとデートする時間は完全に空けといたから。
- 主人公:
- 画面にはベッドに横になってこちらを見つめるキャメル。
- 主人公:
- そして俺もベッドに横になってキャメルのことを見ていた。
- クイックキャメル:
今だから言うけど、最初はね……。
遠隔デート?せっかく司令官とデートできるのに何それ。って思ってた。 - クイックキャメル:
でも実際やってみたらすごく楽しくて、一日があっという間に過ぎちゃった。
- クイックキャメル:
もちろんちゃんと会ってデートするのが一番なんだけどね。
- クイックキャメル:
でも今日のデートも一生忘れないと思う。
- クイックキャメル:
離れていても心は通じてる。ねぇ、私の想い、司令官にちゃんと伝わってるかな?
- うん、伝わってる。
- クイックキャメル:
何で分かるの?
- 俺も今キャメルと同じ気持ちだから。
- クイックキャメル:
へへへへ……。
- クイックキャメル:
ねえ、司令官……
- 主人公:
- キャメルは目を閉じて唇を俺に近づける。
- 主人公:
- 俺も同じ気持ちだからか、すぐに目を閉じて唇を近づけた。
- 主人公:
- チュッ!という音と同時に目を開けると、キャメルが笑顔で俺を見つめていた。
- クイックキャメル:
戻ったら……足りなかった分……ちゃんと穴埋めしてよね?
- 主人公:
- 俺達はそのあとも取るに足らないただの雑談を続けた。
- 主人公:
- でも……だからこそ伝えたいことを素直に言うことができた。
- 主人公:
- 次第にキャメルがいる場所は夜が更けていって、彼女もウトウトし始めた。
- もう寝ようか。
- クイックキャメル:
うん。司令官も仕事あるしね。
- クイックキャメル:
デートは2人とも寝るまでがデートだよ?
- クイックキャメル:
だから……おやすみって言って。
- おやすみ、キャメル。
- クイックキャメル:
うん。おやすみ。司令官…………………………………
……ダーリン。 - 主人公:
- キャメルはそう言うと、布団を頭までかぶった。
- 主人公:
- “ダーリン”が恥ずかしかったみたいだ。
- 主人公:
- 可愛いな……
- 主人公:
- そして、俺が目を閉じるとすぐに寝息が微かに聞こえてきた。
- 主人公:
- 俺もその寝息を聞きながら眠りにつく。
- 主人公:
- 俺達は確かに離れていたが、心はそばにいると感じることができた。