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主人公
- キャメルの周辺は暗くなり、俺の周辺は明るくなっていた。

Transcription

  1. 主人公:

    - キャメルの周辺は暗くなり、俺の周辺は明るくなっていた。

  2. クイックキャメル:

    もう夜の10時だね。

    1. こっちは朝の8時だ。
  3. クイックキャメル:

    ごめんね、予定とか大丈夫だった?

    1. 大丈夫。キャメルとデートする時間は完全に空けといたから。
  4. 主人公:

    - 画面にはベッドに横になってこちらを見つめるキャメル。

  5. 主人公:

    - そして俺もベッドに横になってキャメルのことを見ていた。

  6. クイックキャメル:

    今だから言うけど、最初はね……。遠隔デート?せっかく司令官とデートできるのに何それ。って思ってた。

  7. クイックキャメル:

    でも実際やってみたらすごく楽しくて、一日があっという間に過ぎちゃった。

  8. クイックキャメル:

    もちろんちゃんと会ってデートするのが一番なんだけどね。

  9. クイックキャメル:

    でも今日のデートも一生忘れないと思う。

  10. クイックキャメル:

    離れていても心は通じてる。ねぇ、私の想い、司令官にちゃんと伝わってるかな?

    1. うん、伝わってる。
  11. クイックキャメル:

    何で分かるの?

    1. 俺も今キャメルと同じ気持ちだから。
  12. クイックキャメル:

    へへへへ……。

  13. クイックキャメル:

    ねえ、司令官……

  14. 主人公:

    - キャメルは目を閉じて唇を俺に近づける。

  15. 主人公:

    - 俺も同じ気持ちだからか、すぐに目を閉じて唇を近づけた。

  16. 主人公:

    - チュッ!という音と同時に目を開けると、キャメルが笑顔で俺を見つめていた。

  17. クイックキャメル:

    戻ったら……足りなかった分……ちゃんと穴埋めしてよね?

  18. 主人公:

    - 俺達はそのあとも取るに足らないただの雑談を続けた。

  19. 主人公:

    - でも……だからこそ伝えたいことを素直に言うことができた。

  20. 主人公:

    - 次第にキャメルがいる場所は夜が更けていって、彼女もウトウトし始めた。

    1. もう寝ようか。
  21. クイックキャメル:

    うん。司令官も仕事あるしね。

  22. クイックキャメル:

    デートは2人とも寝るまでがデートだよ?

  23. クイックキャメル:

    だから……おやすみって言って。

    1. おやすみ、キャメル。
  24. クイックキャメル:

    うん。おやすみ。司令官………………………………………ダーリン。

  25. 主人公:

    - キャメルはそう言うと、布団を頭までかぶった。

  26. 主人公:

    - “ダーリン”が恥ずかしかったみたいだ。

  27. 主人公:

    - 可愛いな……

  28. 主人公:

    - そして、俺が目を閉じるとすぐに寝息が微かに聞こえてきた。

  29. 主人公:

    - 俺もその寝息を聞きながら眠りにつく。

  30. 主人公:

    - 俺達は確かに離れていたが、心はそばにいると感じることができた。