シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- 主人公:
- 急な作戦会議の呼び出しで、ようやく挟まっていたポイから解放された。
- 主人公:
- なんでも司令官の判断を要する案件だとか……
- 主人公:
- 集められていたのはマリー、レオナ、ラビアタ、
それにドクターもいるということは何か技術面の議題もあるのだろうか。 - 不屈のマリー:
では全員揃ったところで、議題に入らせてもらう。
新たな戦略目標の選定についてだが…… - 主人公:
- ああ、それでカーンはいないのか。ホードは基本的に―
- 迅速のカーン:
仕留める獲物は選ばない。標的が決まったら教えてくれ。他に要件は?
- 迅速のカーン:
そうか。では訓練に戻らせてもらう。
- 主人公:
- という有様で実際の戦術を話し合う段階になるまで出てこない。
- 主人公:
- ちなみにもう一人、この場にいない指揮官といえば―
- 滅亡のメイ:
はぁ?何であろうと区別なく消し炭にしてあげるわ。
つまらない相談で私の時間を無駄にしないでくれる? - 滅亡のメイ:
ちょっと、そんな重要な事柄を私抜きで決めようとしてたの?
いったいどういう了見よ? - 主人公:
- の二択でとても扱いに困るのだが、今日のところは前者のようだ。
- 不屈のマリー:
先日、080チームが回収したデータから、旧ブラックリバーの研究施設が
判明した。距離は現在地からそう遠くない。 - ラビアタプロトタイプ:
ついさっきスレイプニールが偵察から戻ったんです。
それでご主人様には最終的な判断を仰ぎたくて。 - 不屈のマリー:
大佐の空撮画像がこれだ。施設の主要部分は地下に隠蔽されている様子だが……
- 鉄血のレオナ:
周囲に散乱しているのは鉄虫の残骸か?相当な数だな。
- 不屈のマリー:
ああ。今なおAGSが防衛を続けている。
- 不屈のマリー:
それもこれだけの数の鉄虫が撃退されるほどの火力で、だ。
- ドクター:
自閉モードで警備してるから外部からコマンド送り込むのは無理なんだよね。
スカディーお姉ちゃんも「続きは最後のハッキングで」って言ってるよ。 - 鉄血のレオナ:
つまり攻略には相応のリスクが伴う、と。
にもかかわらず司令官まで呼び出して話し合うということは― - 鉄血のレオナ:
相応の対価が施設内に隠匿されているわけだな?
- ドクター:
そうなの!まだオルカが未回収の三安の遺伝子データがここで保管されてるんだ。
- ラビアタプロトタイプ:
ブラックリバーの施設に三安のデータが?
- ドクター:
うん。連合戦争のあれやこれやで結局どこにデータが秘匿されたのか
分からなかったモデル。 - ドクター:
「T-4ケシク」だよ!
- 迅速のカーン:
成る程、それで私が呼び出されたわけか。
- 不屈のマリー:
ケシクモデルについては情報が散逸してしまって詳細が分からない。
が、誰もが知っている逸話が一つだけある。 - 鉄血のレオナ:
「迅速のカーン」はもともと量産機だった「T-4ケシク」から改装された
指揮官モデルだ、という経緯だな。 - 不屈のマリー:
中でも現ホードを率いる君は
後の生産ラインでカーン型として量産されたバイオロイドではなく、 件のケシクが改装を受けた「当人」だという話だな。 - 迅速のカーン:
……
- ラビアタプロトタイプ:
いま議題になっているのは、問題の施設を攻略するリスクと、オルカにおける
ケシクモデルの将来的、戦略的な有効性を秤にかけてどう評価するか、なの。 - ドクター:
もちろん有効に決まってるよね?
だってカーンお姉ちゃんの元になった子なんでしょ? - ドクター:
回収できればオルカにカーンお姉ちゃんがもうひとり増えるようなもんじゃない!
- 鉄血のレオナ:
それについては私は疑問だ。
- どういうことだ?
- 鉄血のレオナ:
気になって我々シスターズ・オブ・ヴァルハラが第二次連合戦争期から
受け継いだデータを閲覧してみたが、 「T-4ケシク」との交戦記録は「C-2カーン」と平行して報告されている - 不屈のマリー:
……ふむ、つまりドクターが期待するほどの潜在力が全てのケシクにあったなら、
既存のケシクモデルがすべてカーンに改装されていたはずだ、と? - 鉄血のレオナ:
その通り。非礼を承知で確認させてもらうが、
貴官がケシクからカーンに改装されたのは、他の量産機にはない突然変異的な 要素を見出されたからではないか? - 迅速のカーン:
……レオナ隊長の言う通りだ。私はケシクモデルの本来の運用意図を
逸脱した結果、改装処置を受けることになった。 - 迅速のカーン:
私自身にとっては、ケシクだった頃の記憶はもう他人のような認識だが……
それでも戦術上の客観的な評定はできる。 - 迅速のカーン:
ケシクモデルは、現在のオルカで有効な戦力にはならない。
あまつさえリスクを払ってまで回収する価値はない。 - ドクター:
そんなことないよ!
- ラビアタプロトタイプ:
ドクター……
- ドクター:
お兄ちゃんはいままで大勢の姉妹たちを蘇らせてくれた。
でもただの一度だって「価値がない」なんて言ったことはない! - 主人公:
- ドクターの痛切な声に、あらためて俺がオルカで背負っている責任の重大さを
思い知らされる…… - ドクター:
私はもっとたくさんの仲間に新しい世界を見てほしい。
私たちのお兄ちゃんと出会ってほしい! 一人でも多く! - ドクター:
データのまま忘れられちゃうなんて嫌だよ!
- 不屈のマリー:
ドクター、これは感情論ではない。必要なのは冷静な戦略的判断だ。
- ドクター:
でも!
- 主人公:
- ラビアタが目配せを送ってくる。
そうだな。これは俺が口を挟んでもいい事柄だろう。 - ケシクモデルのデータ以外に、ブラックリバー施設から回収できそうな資材は?
- 不屈のマリー:
……それはもちろん、皆無ということはないでしょう。
- ラビアタプロトタイプ:
むしろこれだけの長期間、鉄虫を寄せ付けず防衛されていた拠点です。
- ラビアタプロトタイプ:
AGSの予備部品に弾薬の自動生産施設、人間用のシェルターには食料の備蓄も
期待できますね。 - それなら攻略する価値は充分にあるな
- 鉄血のレオナ:
……それが司令官の判断であれば異論はない。
寒冷地での作戦行動は我が隊の独壇場だしな。 - 不屈のマリー:
いや、ヴァルハラ隊にはここ連日の哨戒任務を任せきりにしている。
あまり私の兵たちを艦内の暖房に慣れさせてはならない。 そろそろ喝を入れる頃合いだ。 - 主人公:
- なぜかこの場にいないレプリコンとブラウニーの悲鳴が聞こえた気がした。
すまない…… - ドクター:
じゃあ私とスカディーお姉ちゃんもついていくね!
メインサーバーの安全確保ができたら、後は任せて! - 主人公:
- そうと決まれば俺も指揮モジュールの準備をしなければ。忙しくなりそうだ。