Transcription

1. T-50PXシルキー:

   え？大丈夫なんですか？ホードさんの装備品って勝手に開封すると怒られるんですが……

2. T-4ケシク:

   ご心配なく！ホード隊の兵站管理は私の役目ですので。あ申し遅れました。私ケシクと申します。今後ともよろしくお願いします。

3. T-50PXシルキー:

   スチールラインのシルキーです。えへへ、ホードの支援機さんですか～。何というか、色々と不思議な人たちばかりの印象でしたが、ケシクさんはそんなことないみたいですね。

4. T-4ケシク:

   あ～、やっぱりオルカの中でも傍目にはそういう感じなんですか、今のホードって……

5. T-50PXシルキー:

   いえいえ、実際は皆さん陽気で優しい人たちばかりです。じゃ、装備はこちらに置いておきますね。

6. T-4ケシク:

   はい受領いたします。お疲れ様です！

7. T-4ケシク:

   ……さてさて。出撃までもう時間ないし、急いで確認しないとね。

8. T-4ケシク:

   キャメルさんの180ｍｍ砲、問題なし……HK2070ハンドガンに銃剣って、意味わかんないけどうん、作動には問題なし……

9. T-4ケシク:

   サラマンダーさんのバーニングウォーカー……油圧、燃料、すべてOk……なんか凄い改造されてるなぁこれ。ドクターさんもだけど、オルカって本当に天才メカニックが揃ってるんだなぁ……

10. T-4ケシク:

    こっちの弾帯はタロンフェザーさんのだね……でもこの記録メディアの数って何だろ？データはぜんぶオルカに直接転送するはずなのに、なんか別途に録るものあるのかな？

11. T-4ケシク:

    あとこれは……リボルバー式滑空砲？何これ、見たことないんだけど……ああそうか、これがカーン隊長の武器か。

12. T-4ケシク:

    手動装填で、光学照準器もなし？え？これ本当に現用兵器なの？こんな特大の銃剣、もうポールウェポンとかそういう類だよ……バランスも何もないじゃん。本当に狙って撃って当てられるの？

13. T-4ケシク:

    ああやめやめ、考え込んでないで仕事進めないと……Mod.101連結擲弾……

14. T-4ケシク:

    え？これ炸薬増量してる？雷管も既製品じゃない……うわ危ない、ハイエナさんこんなの投げてたの！？

15. T-40ハイエナ:

    ちょっとあんた、何やってんのさ？

16. T-4ケシク:

    あ？はい、もうすぐ出撃なので皆さんの装備品の点検を……

17. T-40ハイエナ:

    ウチの爆弾に触ったの？勝手に？

18. T-4ケシク:

    で、でも、兵站管理は私の役目で―

19. T-40ハイエナ:

    ヘータンだか何だか知らないけどさ、オルカのホードじゃ他人の得物を弄るのは絶対にナシってルールなの。聞いてなかった？

20. T-4ケシク:

    それは……はい、すみません……

21. A-15サラマンダー:

    おいおい何の騒ぎだい？……あっちゃぁ、そっか。そっから説明しないとかぁ。

22. A-15サラマンダー:

    ねえケシク、あたしら我流で自分の装備をベストと思う状態に調整してるんだわ。お互い武器はショーツの下のもんより敏感ってわけ。

23. T-4ケシク:

    ……そうとは知らず……すみません……

24. A-15サラマンダー:

    100年前とは違うんだろうけど、今のあたしらには今の流儀があって、それで一番うまくやってんの。

25. A-15サラマンダー:

    すぐに慣れろとは言わないからさ、呑み込めるまではちょっと気をつけてくれるかな。

26. T-4ケシク:

    ……はい

27. クイックキャメル:

    おーい、そろそろ出撃だよ。支度できてる？

28. A-15サラマンダー:

    ほら急いで。一番の御法度は遅刻だからさ。

29. T-4ケシク:

    は、はい！