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Transcription
- ドリアード:
やれやれ、この区画の鉄虫は一掃できたみたいですね。
- ダフネ:
ええ、後は農地の整備と作物の確認だけです。
こんな形で私たちの出番が巡ってくるなんて嬉しいですね。 - ドリアード:
えへへ、こんなに立派な農園を仕切らせていただけるなんて。
戦いが終わって平和になるまでは夢のまた夢だと思ってました。 - ダフネ:
そうですね。でもこの農場は、どこか寂しいというか……作物たちが悲しげです。
- ドリアード:
ずっと誰にも収穫されず、肥料や燃料に転用されながら、
次の世代を育ててきたなんて……。 - ダフネ:
私たちが慈しんできた庭園はみんな滅亡戦争で滅びてしまったけれど、
それでも草花たちは最後まで輝いていました。 みんな注がれた愛情に応えてくれてたもの。 - ダフネ:
これからは私たちが優しくしてあげましょう。
ほんの一時ですが、愛情を込めて扱ってあげましょうよ。 - ドリアード:
愛情……ですか。
でもオルカの皆さんは、トウモロコシについてだけはその…… 私たち庭師の愛情とはちょっと違う方向性というか…… - ダフネ:
あ~、あれは、ええ。一体何なんでしょうね?
どこからあんなおかしな噂が出回ったのか…… - シザーズリーゼ:
……トウモロコシ……これが、実物……
- シザーズリーゼ:
うう……やっぱりダメ……何度見ても無理。絶対無理! 死んじゃう!
- シザーズリーゼ:
愛の試練といえど、いくら何でも残酷すぎるわ……
こんなに太くて長いだなんて! - ダフネ:
あの、お姉さま?あまり変な噂を真に受けるのはどうかと……
- シザーズリーゼ:
へぇ?噂だって言い切るのね。じゃあ自分だけは真実を知ってるっていうの?
- シザーズリーゼ:
ねぇそれってどういう意味?なんでそんな冷静でいられるの?
ねぇ詳しく聞かせなさいよダフネ! - ダフネ:
いえ、その……そ、そんな筈はないんじゃないかなって、
ちょっと思ってみただけで…… - ブラックリリス:
あらあら姉妹喧嘩とは感心しないわねストーカー。
そんなに取り乱すなんて、本当に無様。 - シザーズリーゼ:
よくもまあヘラヘラと笑っていられるわね害虫。
このトウモロコシを見ても何とも思わないだなんて。 本当に脳に神経が繋がってるのかしら? - ブラックリリス:
ウフフ、哀れなこと。現実と程遠い場所で妄想にばかり浸っているのね。
- ブラックリリス:
いいこと?私たちコンパニオンは24時間態勢でご主人様にお仕えしているの。
いついかなる場合にもご不便のないように。 - ブラックリリス:
当然、ご入浴やお着替えのサポートもさせていただいているわ。
だから根も葉もない噂ではなく、本当のご主人様の姿を知っています。 近頃の馬鹿げた騒動なんて呆れて笑うしかないわ。 - シザーズリーゼ:
バカな害虫。どれだけ役得に恵まれていようと、あんたにはどうしようもなく
医学の知識が欠けているようね。 - シザーズリーゼ:
この際だから特別に教えてあげるわ。いいこと?
人間男性の器官というのは交感神経による血圧の変化で― - シザーズリーゼ:
大きさが!変わるのよ!
- ブラックリリス:
……それはそれとして、限度というものが……
- シザーズリーゼ:
ものすごく変わるわよ。
- ブラックリリス:
……
- シザーズリーゼ:
嘘だと思うなら確かめてみなさい。
そんな幸運に恵まれるチャンスがあるならね。 - ブラックリリス:
だ、だから何だというの?結局は包容力の問題よ!
ただ愛が試されるというだけのこと。ええ、怯える理由なんてどこにもないわ! - シザーズリーゼ:
そういえばあんたは頑丈さが取り柄だったわね。核弾頭でも平気なんですって?
- シザーズリーゼ:
でもそれって外からの攻撃の話よね。
お腹の内側から攻め立てられたらどうなるの?ねぇ想像してみなさいよ…… - シザーズリーゼ:
絶対、壊れるわ。あんた。
- ブラックリリス:
……だから何だっていうの?
- シザーズリーゼ:
……?
- ブラックリリス:
壊れたからって何だというの?もとよりこのブラックリリス、
五臓六腑の一欠片までご主人様に捧げた身! - ブラックリリス:
いざご主人様より滾る情熱を承るとあらば、七孔噴血すれども悔いはなし!
トウモロコシ望むところ!何本だろうと完食して差し上げるわ! - ブラックリリス:
あんた如きとは覚悟が違うのよストーカー!
- シザーズリーゼ:
ムキィィィィ!!
- ダフネ:
あ、あの、お二人とも?あちらから生き残りの鉄虫が……
- シザーズリーゼ&ブラックリリス:
ブッ潰してやるわ蟲ケラがぁぁぁッ!!
- ドリアード:
(……ああ、こんなタイミングで出てくるなんて……なんて不幸な鉄虫でしょうか)