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主人公
- 拠点を歩いていると目を瞑ってベンチに座っているワーグを見つけた。あれは……録音機の内容を聞いているのかな?

Transcription

  1. 主人公:

    - 拠点を歩いていると目を瞑ってベンチに座っているワーグを見つけた。あれは……録音機の内容を聞いているのかな?

    1. こんにちは、ワーグ。元気?
  2. ワーグ:

    ……おかげさまでな。

    1. アクアランドには行った?
  3. ワーグ:

    同じこと言わせるな……そんな無意味な行為に時間を浪費するつもりはない。

    1. 本当は遊び方を知らないだけじゃないの~?
  4. ワーグ:

    フン、答える価値もない。

    1. 人は不利になると肯定も否定もしない答え方をするらしい。
  5. ワーグ:

    ……

    1. 沈黙も然り。
  6. ワーグ:

    何が望みだ?

    1. オルカで楽しく過ごしてほしい。それだけ。
  7. ワーグ:

    私は今でも十分に楽しい。

  8. 主人公:

    - もし本当にそうなら笑顔でそう言ってほしいのだが……

  9. 主人公:

    - 俺はワーグと喧嘩がしたいわけではない。だから……

    1. 一緒にアクアランドを見て回ろう。
  10. ワーグ:

    ……

    1. 強要じゃない。嫌なら嫌って言ってくれ。
  11. 主人公:

    - 以前ワーグが言っていた「無条件に強要するのは暴力と変わらない」という言葉を思い出して、さらに付け加える。

    1. 新しい事を知れば少しだけ人生は豊かになる。俺はそう思ってる。
  12. ワーグ:

    ……

  13. ワーグ:

    ふん…その考えが身に付けば、私の人生はさぞ豊かになるのだろうな。

    1. え?
  14. ワーグ:

    同行するという意味だ。

  15. 主人公:

    - ワーグはベンチから立ち上がり、俺の目の前までやってきた。

  16. ワーグ:

    何してる。案内しろ。

    1. やっぱり遊び方を知らなかっただけなんだろ?
  17. ワーグ:

    ……貴様は言葉の選択を誤り、災いを招いたことがあるだろう。

    1. くっ…!否定したいが否定できない!
  18. 主人公:

    - 適当な発言のせいで起きた災いの数々を思い出した……

  19. ワーグ:

    どうでもいいことを言ってないで早く足を動かせ。

  20. 主人公:

    - ワーグに急かされ俺たちは歩き出した。

  21. 主人公:

    - 少し歩いたあたりで、俺はワーグにそれとなく聞いてみる。

    1. 手でも繋ぐ?
  22. ワーグ:

    嫌だ。

  23. 主人公:

    - 「ダメ」ではなくて「嫌だ」かぁ……

  24. 主人公:

    - 俺はワーグの言葉に少し落ち込みながらアクアランドへと向かった……

  25. 主人公:

    - アクアランドといえばやはりメインはプールゾーンだ!

    1. みんなの楽しそうな姿を見てたら遊びたくなってくるだろ?
  26. ワーグ:

    ……

    1. …ならない?
  27. ワーグ:

    ……

  28. ワーグ:

    私は水に浮かばん。

  29. ワーグ:

    ……重たいから。

    1. あぁ…そうか……
  30. 主人公:

    - ワーグの体重が異常に重たかったことを思い出した。骨格と筋肉を強化しているんだったか……

  31. 主人公:

    - 贅肉もなさそうだし、筋肉の密度もきっと凄いのだろう。

    1. それでアクアランドに行きたくなかったとか……?
  32. ワーグ:

    貴様の基準で私を勝手に判断するな。

  33. ワーグ:

    そんな下らん理由ではない。

  34. ワーグ:

    忘れたのか。無意味な行為に時間を浪費するつもりはないと。

  35. 主人公:

    - そうか、そうか。君がそう言うんならそうなんだろう。

    1. 大丈夫だって。アクアランドはプール以外も色々あるから。
  36. ワーグ:

    ……何か誤解しているようだが……

  37. 主人公:

    - ワーグが怒り出す前に次の場所へ移動するとしよう。

  38. 主人公:

    - ARゲームゾーンにやって来た。

  39. ワーグ:

    ここには入りたくない。

  40. 主人公:

    - 入口から拒否された。

  41. 主人公:

    - 面白いのに……

  42. ワーグ:

    ここを楽しいと思う者たちを否定しているわけではない。

  43. ワーグ:

    ただ私はこういう場所で楽しさを感じられる性格ではない……それだけだ。

  44. 主人公:

    - ここまで言われてしまえばこれ以上勧めるわけにもいかない。

  45. 主人公:

    - 俺たちは次の場所に向かった。

  46. 主人公:

    - フードコート!

  47. ワーグ:

    食事なら済ませている。腹は空いてない。

    1. で、デザートはどう?
  48. ワーグ:

    必要以上の食事はしないようにしている。体を重くするだけだ。

    1. 今でも十分重たいんじゃ……
  49. ワーグ:

    今何と言った?

    1. すみませんでした。
  50. 主人公:

    - これは明確に俺の失言だったため、すぐに謝った。

  51. 主人公:

    - 雰囲気を切り替えるために急いで次の場所へ移動した。

  52. 主人公:

    - スポーツジム!

  53. ティエ・チュァン:

    新入りだ!

  54. マイティR:

    ようこそ!どういった目的で運動しますか?それに合わせたトレーニングと最適な食事を提案させていただきます!

  55. スカディー:

    さらに自分を追い込みたいのなら、特別にこのサプリもサービスでお付けします。

  56. 主人公:

    - スポーツジムに足を踏み入れた途端、オルカの筋トレマニアたちが歓喜の声を上げてワーグを取り囲んだ。

  57. 主人公:

    - その姿はまるで獲物を見つけた狼の群れのようだった……

  58. 主人公:

    - しかし、ワーグは猛獣に囲まれた状況でも眉一つ動かさずにいた。

  59. ワーグ:

    そうだな…強くなりたい。

  60. ワーグ:

    可能か?

  61. ティエ・チュァン:

    強くなりたい?いいね~!ここは武術の師範である私の出番ね!

  62. マイティR:

    武術と言ってもこの方はすでに武器をお使いですし、ここでの強さというのは、身体能力を強化させたいという意味に解釈するべきでしょう!

  63. スカディー:

    力が欲しいのですね?ふふ……それなら私の特別トレーニングメニューとサプリ、睡眠療法を並行して行えば、短期間で満足のいく成果を得ることができます。

  64. ティエ・チュァン:

    いやいや……武術っていうのはすべてに通ずるんだよ?筋トレも出来て強くもなれるんだし、ここは私の出番だって!

  65. マイティR:

    スポーツジムは武術を学ぶ場所ではなく運動をするための場所です。ワーグさん、ここはプロのトレーナーを頼るべきです。

  66. スカディー:

    さぁさぁ、あの二人は放っといて私についてきてください。

  67. ティエ・チュァン:

    おっと、横取りする気かな?そうはさせないよ!

  68. 主人公:

    - おお!何たることか!期待のニューフェイスの登場により、筋トレマニア達の友情がこんなにも簡単に崩れるだなんて!

  69. 主人公:

    - ヒートアップしていく筋トレマニア達……これ以上の長居は火に油を注ぐことにしかならない。俺はワーグをつれて次の場所へ移動した。

  70. - プールがオープンしたおかげで、大浴場の入口は初日に比べると閑散としていた。

    1. 適当に時間を潰しておくから、ゆっくりお風呂に入ってきな。
  71. ワーグ:

    分かった。

  72. - ワーグは小さく頷くと、大浴場に入っていった。

  73. 宝蓮:

    あれ~?ダーリンだ!ふふふ……、私の手の温もりが忘れられなくてぇ…また来ちゃったんですかぁ?

    1. まぁ、そんなとこ。今日もお願いしていい?
  74. 宝蓮:

    もちろんでぇす!こちらに横になってください。

  75. 宝蓮:

    今日も全身マッサージですか~?それとも……ダーリンの好きな…ア・レ?

    1. 今日は連れがいるから全身マッサージだけでいいよ。
  76. 宝蓮:

    それは残念ですねぇ……

  77. 宝蓮:

    でも……ダーリンのためにいつも準備してるってコト……覚えててください♡

  78. 主人公:

    - 俺は宝蓮の言葉を忘れないよう、しっかりと胸に刻んだ……近いうちにまた来よう……

  79. 主人公:

    - 宝蓮が全身マッサージを開始して、少し経った。すると……

  80. ワーグ:

    入浴してきた。

    1. え?もう?
  81. 主人公:

    - 時計を確認するとワーグが大浴場に入ってから20分も経っていなかった。

    1. 早くない?
  82. ワーグ:

    体を洗うだけだろう。これが普通ではないのか?

    1. 洗うだけじゃなくてゆっくりするために大浴場を作ったんだけど…
  83. ワーグ:

    私は洗うだけで充分だ。

  84. 主人公:

    - まぁ、本人がこんな風に言っているのに、また風呂に入ってこいと言うわけにもいかない……

    1. マッサージとかどう?気持ちいよ?
  85. ワーグ:

    他人に体を触られるのは嫌いだ。

    1. そか…。宝蓮、マッサージの続きはまた今度でいい?
  86. 宝蓮:

    もちろんです。また来てください。

  87. 主人公:

    - 残念だけど、今日はマッサージを受けに来たわけじゃないからな……

  88. 主人公:

    - 俺は初心に返り、改めてワーグが楽しめそうな場所を考えることにした。う~む……………