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Transcription
- 天香のヒルメ:
ふんふふふ~ん♪
- 金蘭S7:
そんなに嬉しいのですか?
- 天香のヒルメ:
嬉しいに決まっているではないか!大浴場だぞ?妾はこの日をずっと待っていたのだ!
- 天香のヒルメ:
尻尾を満足に広げられない狭苦しいシャワー室で、必死に体と尻尾を洗っていた
苦痛の日々ともこれでおさらばだ! - 天香のヒルメ:
今日一日、大浴場でゆっ…………くりと尻尾の手入れをするつもりだ。
- 金蘭S7:
お手伝いしましょうか?
- 天香のヒルメ:
大丈夫だ!言っただろう。今日一日大浴場で過ごすのだ。
1時間や2時間で終わる作業でもない、そなたの手を借りることなどできん。 - 天香のヒルメ:
ふふふ……プールがオープンしたおかげでもう混んでおらん。
- 天香のヒルメ:
まずは軽く体を洗って……
- イグニス:
あの……すみません。ヒルメさん。
- 天香のヒルメ:
何だ?
- イグニス:
申し訳ありませんが、ヒルメさんは大浴場の立ち入りができない時間です。
- 天香のヒルメ:
何だとぉ!?なんで!?
- イグニス:
湯船に毛がたくさん浮いて、それを掃除するのに時間がかかってしまうので。
- 天香のヒルメ:
納得いかん!これは差別だ差別!妾はこの差別に強く抗議する!
- イグニス:
納得いかないかもしれませんが……施設の混乱を防ぐために決まったルールです。
ですので利用客が― - 天香のヒルメ:
わ、妾がこの日をどれだけ待ったと思っている!
- 天香のヒルメ:
……ひ、酷い!酷すぎる!
- 金蘭S7:
ヒルメ!
- 金蘭S7:
待ってください!
- イグニス:
あぁ……話はまだ終わってないのに……
- イグニス:
人の話は最後まで聞かないと……
- 天香のヒルメ:
……
- 金蘭S7:
ヒルメ。
- 天香のヒルメ:
妾がこの日をどれだけ待ち望んでいたのか……
- 天香のヒルメ:
わざわざこの日のために色々揃えたのだぞ……
- 天香のヒルメ:
それなのに妾は立ち入りできないだと……?
- 天香のヒルメ:
しかも妾の尻尾のせいだなんて……!
- 天香のヒルメ:
生まれた時からこうであったのに!どうしろというのだ……!
そもそもこの尻尾の手入れをしたくて大浴場を提案したのに……! - 天香のヒルメ:
アリス…あやつの迫害にも耐えながら……寝る間も惜しんで頑張ってきたのに……!
- 天香のヒルメ:
ひとりにしてくれ……
- 金蘭S7:
ヒルメ……
- セラピアス・アリス:
誰が迫害したですって?
- 天香のヒルメ:
ひぃっ!?
- セラピアス・アリス:
散歩をしていたら聞き慣れた声が聞こえたので、やって来てみたら
あまりにバカバカしい話が聞こえたんだけど…… - セラピアス・アリス:
何かの聞き間違いかしら?あやつの迫害……?
- 天香のヒルメ:
き、聞き間違いだ!ただの聞き間違い!
- セラピアス・アリス:
……
- 天香のヒルメ:
……聞き間違いです。
- セラピアス・アリス:
まぁ、その話はまた今度詳しく聞かせてもらいましょう。
- セラピアス・アリス:
ちょうどよかったわ。偵察しないといけない場所があったのだけど、
私は忙しくて誰かに頼もうと思ってたの。 - セラピアス・アリス:
座標を転送するので、今すぐ行ってきてもらえるかしら?
- 天香のヒルメ:
だが、妾は今休暇中……
- セラピアス・アリス:
……
- 天香のヒルメ:
……だが、忙しいということなら仕方ない……
- 天香のヒルメ:
……仕方ないです。
- 金蘭S7:
あ、あのぉ……拙が代わりに行くというのは……
- セラピアス・アリス:
ダメ。
- 金蘭S7:
ですが、いくらなんでもこれはあまりに……
- セラピアス・アリス:
なら、一緒に行ってきなさい。
- 金蘭S7:
え?
- セラピアス・アリス:
ごちゃごちゃ言ってないでさっさと行きなさい。
- セラピアス・アリス:
誰かが代わりに行くのはダメだけど、一緒に行くのは構わないわ。
- 金蘭S7:
……
- 金蘭S7:
あ……
- 金蘭S7:
はい。行ってまいります。
- 天香のヒルメ:
……どのみち妾はこうなる運命だったのだ……
- 金蘭S7:
元気を出してください、ヒルメ。
- 金蘭S7:
それはそうと……
- 金蘭S7:
なんだか匂いがしませんか?
- 天香のヒルメ:
し!失礼な!!妾は風呂に入れなくとも、シャワーはちゃんと毎日浴びておるっ!!
- 金蘭S7:
いいえ、そういう意味ではなくて……
- 金蘭S7:
ヒルメは何も匂いませんか?
- 天香のヒルメ:
何が……?
- 天香のヒルメ:
……ん!?はっ!この匂いは!?
- 金蘭S7:
あっ!ヒルメ!慌てないでください!
- 金蘭S7:
気を付けてください!転びますよ!
- 天香のヒルメ:
温泉だ!!!
- 金蘭S7:
この温泉は……
- 天香のヒルメ:
どうした?何か問題でもあるのか?
- 金蘭S7:
いえ。何でもありません。
- 金蘭S7:
- これはどう見ても自然にできた温泉ではなく、人工的に作られた温泉ですね……
- 天香のヒルメ:
お風呂グッズを持ってきて正解だったな!
- 天香のヒルメ:
ふふ~ん!尻尾専用のシャンプーを使う日がついに来たぞぉ~!
- 金蘭S7:
……
- 金蘭S7:
ヒルメ。私も尻尾を洗うのをお手伝いしてもいいですか?
- 天香のヒルメ:
一日かかるぞ?
- 金蘭S7:
いいですよ。ヒルメの尻尾を…一度でいいので触ってみたいのです。
- 天香のヒルメ:
ふふふ!妾のこの美しい尻尾を見ればそう思ってしまうのも当然だ!!
- 天香のヒルメ:
いいだろう。今日の妾は気分がいい!特別に……
- 天香のヒルメ:
いや……金蘭だから許そう。
- 金蘭S7:
ありがとうございます。
- 金蘭S7:
あの……ヒルメ?
- 天香のヒルメ:
どうした?
- 金蘭S7:
アリスさんをあまり悪く思わないでください。
- 金蘭S7:
アリスさんもあれでヒルメのことが嫌いなわけではないのですよ。
- 天香のヒルメ:
だが、妾にはいつも高圧的な態度で接してくるではないか。
- 天香のヒルメ:
妾は飴と鞭ではなく、飴のみで成長するタイプなのだ……
- 金蘭S7:
ふふ、ですがあれは……アリスさんなりの愛情表現なんだと思います……
- 天香のヒルメ:
愛情を表現したいなら素直に表現してくれてもいいと思わないか?
- 天香のヒルメ:
正直に「自分が温泉を作ったから行ってこい」と言うだけだろう?
言ったら死んだりするのか? - 金蘭S7:
……気付きました?
- 天香のヒルメ:
妾が落ち込んでいたら急に偵察に行けと言い、その場所に行ったら
ちょうど都合よく温泉があるだなんて。気付かない方がおかしいだろう? - 天香のヒルメ:
まさか妾がこんなことにも気が付かんほどの間抜けだと思っているのか?アリスは。
- 天香のヒルメ:
これは謝ってもらわないと気が済まん。
- 天香のヒルメ:
……
- 天香のヒルメ:
今度、アリスが好きな物を教えてくれ。
- 金蘭S7:
ふふ……たまに思いますが、ヒルメもアリスさんと少し似た所がございますね。
- 天香のヒルメ:
ば、バカを言うな!アリスと妾のどこが似ているというのだ!
- 天香のヒルメ:
気分が悪くなった。温泉に浸かって体と心を清める!
- 金蘭S7:
ふふ。そうしましょうか。
- 金蘭S7:
今日はゆっくりしましょう。
- ブラックリリス:
どうしてコンパニオンの立ち入りが禁止されているのですか?
- ブラックリリス:
コンパニオンもオルカの一員です。こんな差別は納得できません。不当です!
- ポイ:
ポイは別にシャワーでいいんだけど……
- CSペロ:
ちょっと、あなたは黙って。
- CSペロ:
お姉さんが今話してるでしょう。
- イグニス:
……最後まで聞いてください。
- イグニス:
体毛の多い方が大浴場を利用されると、湯船に毛が浮いて大変なことになるんです。
- イグニス:
ですので、体毛の多い方々は利用客が少ない時間帯に入るようお願いしています。
- ブラックリリス:
つまり、その時間帯以外は大浴場の利用を我慢しろということですか?
- セラピアス・アリス:
我慢しなくてもいい方法があるとしたら、どうしますか?
- ブラックリリス:
アリス。それはどういう意味ですか?
- セラピアス・アリス:
大浴場ほどではありませんが、外に温泉を作…発見しましてね。
- セラピアス・アリス:
大浴場を利用できない時間にお風呂に入りたくなったら、
そこを利用するのはどうでしょう? - ブラックリリス:
あなたからそんな良い提案をされるだなんて、何だか気味が悪いですね。
- セラピアス・アリス:
当然ですがタダではありません。利用する代わりに、その温泉を掃除してください。
- セラピアス・アリス:
自分が利用したら掃除するだけなので別に損はないと思いますけど?
- ブラックリリス:
……そうですね。悩むほどのことではないですね……分かりました。
その提案、乗りましょう。 - セラピアス・アリス:
話が早くて助かります。では後ほど位置情報を送ります。
- ブラックリリス:
ところでアリス。
- ブラックリリス:
ヒルメは最近どうですか?
- ブラックリリス:
もしうまく馴染めてないようでしたら、私たちの方に所属を戻しても構いませんが。
- セラピアス・アリス:
うちのヒルメは確かに昔はコンパニオン所属だったかもしれませんが、
今はれっきとしたバトルメイドです。 - ブラックリリス:
ふふ。そうですか?
- ブラックリリス:
そこまで大事に思っているのなら、もう少し素直に可愛がってあげても
いいんじゃないんですか? - セラピアス・アリス:
そんなことをしたら、すぐに調子に乗って付け上がるでしょう?
- ブラックリリス:
そうですか。
- ブラックリリス:
とにかく、温泉は使わせてもらいます。
- ブラックリリス:
ヒルメは繊細な子です。少しは優しくしてあげてくださいね。
- ブラックリリス:
もしヒルメが泣くようなことがあったら、すぐにコンパニオンに戻すよう
要請しますからね。 - セラピアス・アリス:
なんだか執着しすぎじゃないです?
- ブラックリリス:
過去の話とはいえ、家族でしたから。家族を大切に思うのは当然ではないですか?
- セラピアス・アリス:
もう一度言います……
- セラピアス・アリス:
未熟なところもありますが、ヒルメは私たちバトルメイドの所属です。
- セラピアス・アリス:
私の大事な妹に手を出そうだなんて思わないことです。
- -:
<この狐はうちの狐>END.