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ソワン
- オルカの総料理長が嫌になったわけではありませんわ……

Transcription

  1. ソワン:

    - オルカの総料理長が嫌になったわけではありませんわ……

  2. ソワン:

    - 皆さんの献立を考え、キッチンの人員と食材を管理する。そして、ご主人様のお食事を私自らがお作りし、美味しいと言って頂いた時は単なるやりがいを超え、至高の喜びを感じますわ。

  3. ソワン:

    - ですが、食事というのは毎日三食用意しなければなりません。特別な日には追加の料理を準備したり……一日たりとも休める日はありませんわ。

  4. ソワン:

    - 今まで休まずにやってきましたが……

  5. ソワン:

    はぁ……疲れましたわ……

  6. 炉端のポルティーヤ:

    はい?

  7. ソワン:

    ……明日使う食材の下ごしらえは終わりましたか。と聞いたのですわ。

  8. アウローラ:

    あっ、はい!全部終わりました!

  9. アウローラ:

    アクアランドで食事をする方が増えたおかげで、キッチンに少し余裕ができましたね。

  10. アウローラ:

    ふふ~♪時間ができたら私もアクアランドで遊べますかね~?

  11. ソワン:

    遊びに行きたいのでしたら、何日かまとめて休暇を取ってもいいですわ。

  12. アウローラ:

    ああ!なんでもありません!ちょっと言ってみただけです!気にしないでください!

  13. アウローラ:

    アハハー!キッチンのお仕事は何でこんなに楽しいんだろー!キッチンのお仕事だーい好き!

  14. ソワン:

    ……自動調理機について技術部の皆さんと会議をしてきますわ。

  15. ソワン:

    下ごしらえが終わったのでしたら後片付けをして、夕飯の準備まで休んでいていいですわ。

  16. アウローラ:

    は!はい!

  17. 炉端のポルティーヤ:

    ……

  18. 炉端のポルティーヤ:

    あの……アウローラさん?

  19. アウローラ:

    どうしました?

  20. 炉端のポルティーヤ:

    あの……今さっき料理長が……

  21. 主人公:

    - 夕食を終えて、食器を片付けているソワンにそれとなく言ってみた。

    1. ソワン、1週間くらい休みを取ってゆっくりしたら?
  22. ソワン:

    ……突然、何のことでしょうか。

    1. ほら、ソワンってオルカに来てからまともに休んでないなって思って。
  23. ソワン:

    ……お伺いしたいことは山ほどありますが……

  24. ソワン:

    私が休んでいる間、キッチンはどうされるお考えでしょうか?

    1. フードコートがあるから、なんとかなると思う。他の子たちもいるし。
  25. ソワン:

    フードコートの食べ物は栄養が偏りやすいですし、キッチンを管理する者がいないと効率が一気に低下しますわ。

  26. ソワン:

    再考をお願いしますわ。

    1. その心配は解るけど……
  27. 主人公:

    - ソワンの態度に俺は頭をぽりぽり掻いた。

    1. 今まで大変だったろ?この機会に少しでも休んでほしいんだよ。
  28. ソワン:

    私がこの程度で倒れるとお思いですか?

    1. う~ん……そうじゃなくて……
  29. ソワン:

    ……どうせキッチンのどなたかが、私がため息を吐いていたのを見て、ご主人様に伝えたのでしょう?

  30. 主人公:

    - 図星だったため、何も言えなかった。

  31. ソワン:

    少々気を抜いていただけですわ。気にしなくても大丈夫ですわ。

  32. 主人公:

    - ソワンがここまで頑なに断るとなれば……

    1. 司令官として命令だ。ソワン。1週間ゆっくり休め。
  33. 主人公:

    - この手を使うしかない。

  34. ソワン:

    ご主人様……

    1. 皆が休むためにアクアランドを作ったのに、お前だけ休めないのはおかしいだろ。
  35. 主人公:

    - どんなに忙しい部署も交替で休ませているのに、ソワンだけ休みがないというのは許せない。

    1. キッチンへの出入りを1週間禁じる。もちろんキッチンの他の子も交替で休ませる。
  36. 主人公:

    - 俺はきっぱりと言い放った。

  37. ソワン:

    ご主人様がそこまで仰るのでしたら……そのようにいたしますわ。

  38. ソワン:

    ですが、今日の仕事を最後まで片付けてから休暇に入らせてください。

    1. 分かった。
  39. ソワン:

    ありがとうございます。

  40. 主人公:

    - ソワンは軽く頭を下げると俺の部屋を出ていった。

  41. 主人公:

    - ……ちょっと強く言い過ぎたかな?

  42. ソワン:

    ポルティーヤさん。

  43. 炉端のポルティーヤ:

    は、はい、料理長……

  44. ソワン:

    ご主人様に余計なことを伝えたのはあなたですか?

  45. 炉端のポルティーヤ:

    ……すみません。

  46. ソワン:

    言いたいことが山ほどありますが、今は時間がありません。それはまた別の機会にいたしますわ。

  47. ソワン:

    献立を変更しますわ。

  48. ソワン:

    私のチェックが必要な新作料理は全てキャンセルし、既存の料理で固めた献立にいたしますわ。

  49. ソワン:

    それから食材も発注し直しますので在庫も把握しないといけませんわ。

  50. ソワン:

    やはり……私が抜けた分、人手が足りなくなるのは大変でしょうね。

  51. ソワン:

    ……あ、そういえばあの方がいましたわ。

  52. ゴルタリオンXIII世:

    ぬははははっ!魔界軍団長ゴルタリオンXIII世!

  53. ゴルタリオンXIII世:

    師匠の召喚に応じ、ここに降臨した!

  54. ゴルタリオンXIII世:

    問おう!どうした、師匠!

  55. ソワン:

    休暇を頂いてしまったため、一週間ほどキッチンの人手が足りませんわ。その間、キッチンに入って手伝っていただけますか?

  56. ゴルタリオンXIII世:

    もちろんだ!言ったではないか!ポックル大魔王様の敵でない限り、全力で馳せ参ずると!

  57. ソワン:

    では、キッチンの皆さんを手伝ってあげてください。

  58. ソワン:

    言うなれば皆さんはゴルタリオンの先輩にあたります。頼みますよ。

  59. ゴルタリオンXIII世:

    任せておけ!

  60. ゴルタリオンXIII世:

    よろしく頼むぞ!先輩たちよ!