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Transcription
- 主人公:
- ラビアタと紅蓮の三人で会議をしていると、スカディーが俺の部屋にやってきた。
- スカディー:
みなさん、ごきげんよう。
- スカディー:
信号の分析結果が出ました。
- ラビアタプロトタイプ:
もう?流石ね。
- スカディー:
ブラックリバーのデータベースから信号を送ったアカウントの割り出しに
成功しました。 - スカディー:
アカウントの持ち主はブラインドプリンセスで間違いありません。
- スカディー:
滅亡戦争後に登録されたアカウントです。最高レベルの権限を持っていることから、
ブラックリバーの役員クラスの権限を持つ存在から承認されているはずです。 - ブラックリバーの役員クラスか。
- 主人公:
- 人間?それともバイオロイドかAGS?
- C-77紅蓮:
バイオロイドやAGSの可能性が高いと思われます。
- C-77紅蓮:
人間がブラインドプリンセスに権限を与えた可能性もありますが……
- 主人公:
- 紅蓮が渋い顔をしていた……彼女が言いたいことはわかる。
- 主人公:
- 今まで見てきた人間達の行いを思い返せば……
- 主人公:
- 軍事用バイオロイドでもないブラインドプリンセスに、
最高レベルの権限を与えるなんて想像できない。 - C-77紅蓮:
ですので、師団長クラスのモデルがレジスタンスと一緒にいると仮定できます……
- C-77紅蓮:
その場合、ブラインドプリンセスがいる場所は軍事施設である可能性が
高くなります。 - イギリスのブラックリバーの配置図が必要だな。
- C-77紅蓮:
はい、アーセナル少将にデータを要請しておきます。
- スカディー:
それから……妨害電波が強すぎて位置を特定することはできませんでしたが、
大まかな発信位置は確認できました。 - スカディー:
イギリス南部です。
- よりによって…
- C-77紅蓮:
そんな……困りましたね。
- 主人公:
- 南部の鉄虫勢力は異常な多さだと報告されている。
- C-77紅蓮:
スカイナイツの偵察結果によれば、イギリス南部の海岸沿いは
要塞化されているとのことです。 - C-77紅蓮:
防空網がこちらの想像以上で……スレイプニールさんですら接近が難しく、
警戒兵力もおびただしい数が待ち受けているとのこと…… - C-77紅蓮:
南部からの上陸は不可能だと考えるべきです。
- 主人公:
- だから南部だけはやめてほしかったんだけど…上手くいかないものだな……
- 主人公:
- これは救出を諦めるしか……
- 主人公:
- すると、今まで黙っていたラビアタが目を輝かせながら声を上げた。
- ラビアタプロトタイプ:
ご主人様、方法があるかもしれません!
- ラビアタプロトタイプ:
リストカットのデータにヒントがありました!
- ラビアタプロトタイプ:
データによれば、デルタがチャネルトンネルを封鎖したと記録されています。
ここを利用できるかもしれません! - チャネルトンネル?
- ラビアタプロトタイプ:
はい、遥か昔…バイオロイドがこの世に生まれる前に造られた
フランスのカレーとイギリスのドーバーを結ぶ海底トンネルです。 - ラビアタプロトタイプ:
このトンネルを使えばフランスからイギリスに移動できます。
- ラビアタプロトタイプ:
さらにカレーはデルタ勢力を追い払ったばかりのリールと非常に近い場所ですので、
トンネルの確保は比較的容易だと思います! - C-77紅蓮:
確かに、海底トンネルを利用して本土に移動すれば、
鉄虫と衝突することもなさそうですね。 - C-77紅蓮:
これなら生存者を捜索した後、フランスに戻るのも容易です。
- C-77紅蓮:
ですがトンネルの状態は大丈夫でしょうか?海底トンネルは海からの圧力のせいで
定期的なメンテナンスが必要だと聞きますが…… - C-77紅蓮:
相当の年月使われていないはずです……。私達が使える状態なのでしょうか?
- ラビアタプロトタイプ:
言われてみれば……確かにそこは心配ね。
- まずはトンネルの偵察だな。
- C-77紅蓮:
そうですね。トンネルの状態が悪かった場合、時間の無駄になってしまいますからね。
- C-77紅蓮:
マングースチームが出撃しますか?
- いや、作戦から帰ってきたばかりだろ。少し休んで。
- 主人公:
- こういう任務にぴったりな隊員がいる。
- 主人公:
- 俺はその隊員を呼び出した。
- ALファントム:
こちらファントム、作戦区域に到着しました。
- ALファントム:
マリオネットがいますね。
- カレーはまだデルタの勢力圏内だ。気を付けてくれ。
- ALファントム:
大丈夫です。数が多くないところを見ると、主力部隊はすでに撤退した後のようです。
- ALファントム:
ではトンネルに移動します。
- ALファントム:
トンネルに到着しました。ここにもマリオネットがいます。
- ALファントム:
それから…トンネルが何重にも…綺麗に封鎖されています。
マリオネットがそこを警備していますね。 - 警備?
- ALファントム:
映像を送ります。
- 主人公:
- ファントムが送ってきた映像には、トンネルの入り口を塞ぐバリケードと
警備に当たるマリオネット達が映っていた。 - 主人公:
- トンネルの中は管理が行き届いているようで、ファントムの言う通り
非常に綺麗な状態だった。 - C-77紅蓮:
どうやらデルタが定期的に管理していたようですね。
- これなら問題はなさそう?
- C-77紅蓮:
はい。見る限り、周辺の壁はところどころ補強されていますし……
- C-77紅蓮:
何の問題もなさそうですね。
- よし。確認したい部分は確認できた。気をつけて戻ってきてくれ。
- ALファントム:
はい、すぐに戻ります。
- 主人公:
- ファントムが姿を消し、その場から離れたのを確認した後、
俺はヨーロッパにいる指揮官達に連絡した。 - 始めよう。
- 主人公:
- トンネルを使えるということが確認できた。早速救出作戦を開始しよう。
- 主人公:
- まずは……カレーの占領だ。