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Transcription
- サイクロプスプリンセス:
これで終わりか?
- ブリュンヒルド:
どうかしら。とりあえず目に付くものは全部燃やしたから……
この辺りで動いてるのは私達以外ないみたいね。 - サイクロプスプリンセス:
ふむ…
- サイクロプスプリンセス:
思ったより鉄虫の数が少なくはないか?
- ブリュンヒルド:
確かに。張り合いがなかったわね。
- サイクロプスプリンセス:
となると……鉄虫の兵力配置が予想とは違うということになる……
- サイクロプスプリンセス:
枢機卿の予知が外れたということか?
- ブリュンヒルド:
というより……予想外の事態が発生してるって思った方がいいわね。
- サイクロプスプリンセス:
例えば?
- ブリュンヒルド:
う~ん…
- ブリュンヒルド:
…さぁ、分からないわ。
- サイクロプスプリンセス:
そうか。まぁ、よい。
- サイクロプスプリンセス:
少し休んでから戻るとしよう。
- ブリュンヒルド:
そ。私はもう少しこの辺りを見てくるわ。
- ブリュンヒルド:
……もしかしたらブラインドプリンセスがいるかもしれないし。
- サイクロプスプリンセス:
ここにきて単独行動か?危険だ。
- ブリュンヒルド:
はっ、危険?この光景を見てもそう思うの?敵を全部焼き殺したのは私よ。
- サイクロプスプリンセス:
ふむ……何か事情があるのは分かっておったが……
- サイクロプスプリンセス:
あとで鉄虫が群れでやって来るかもしれんし、いくらお前が強いとしても
戦いというのは何が起こるか分からん。一人にさせるわけにはいかない。 - ブリュンヒルド:
だから…大丈夫だって言ってるでしょ?
- サイクロプスプリンセス:
ふむ…焦る気持ちは分かる。だが、ここでお前が単独行動をしても手間と時間が
かかるだけで、聖女の余が早く見つかるわけではない。 - サイクロプスプリンセス:
少し冷静になれ……肩に力が入り過ぎている。遠くから見てもわかるぞ。
- ブリュンヒルド:
……ふん。
- サイクロプスプリンセス:
それからその他人を寄せ付けぬ演技、ほどほどにしたらどうだ?
- ブリュンヒルド:
はぁ…?演技……?意味が分からないんだけど。
- サイクロプスプリンセス:
ふっふっふっ!余の邪眼はその程度の嘘、容易く見抜ける!
- サイクロプスプリンセス:
演技の経験なら余の方がずっと長いぞ?
- ブリュンヒルド:
…そうでしょうね。でも、演技とか好き勝手言ってくれてるけど、
全部そっちの勘違いだったらどうするのよ? - サイクロプスプリンセス:
ふむ…
- サイクロプスプリンセス:
話したくないのなら、余もこれ以上は詮索しない……
- サイクロプスプリンセス:
もし今後話したくなったら、余のもとへ来るがいい。
- サイクロプスプリンセス:
余に資格はないが、悩みがあれば聞いてやろう!カウンセラーというやつだ!
- ブリュンヒルド:
……
- ブリュンヒルド:
ははっ、どっかの竜殺者と同じこと言ってるわね。
- サイクロプスプリンセス:
ふふ…、当然であろう。竜殺者と余は運命の赤い糸で結ばれているのだからな!
- サイクロプスプリンセス:
同じことを言うのは当然のことだ!
- ブリュンヒルド:
…はいはい。そうですか。
- ブリュンヒルド:
悩み……ね。
- ブリュンヒルド:
……気が向いたらね。そんなことないでしょうけど。
- サイクロプスプリンセス:
ふふふ。
- ブリュンヒルド:
…ちょっと、何よ。その笑い方……
- サイクロプスプリンセス:
本当は言いたくて仕方がないくせに、平気なフリしおって。
- サイクロプスプリンセス:
素直に余の言うことを聞くのが恥ずかしいのだな?可愛い奴め。
- ブリュンヒルド:
…うるさいわよ。
- サイクロプスプリンセス:
ふふ……
- ブリュンヒルド:
だから!その笑い方やめてってば!恥ずかしいとか…全然そういうのじゃないから!
- サイクロプスプリンセス:
わかったわかった。お前はツンデレというやつだな。
- ブリュンヒルド:
…もう、いい加減にして!
- ブリュンヒルド:
私、先に戻るから!!
- ブリュンヒルド:
ただいま。
- ブリュンヒルド:
……はぁ、疲れた。
- 慈悲深きリアン:
あっ、お疲れ様。どうだった?
- サイクロプスプリンセス:
鉄虫がいたが、特に問題はなかった。
- サイクロプスプリンセス:
少し待ってみたが増援もない。
- サイクロプスプリンセス:
だが、一つ気になることがある……敵の数が少なすぎた。
- 慈悲深きリアン:
少なすぎ?…ていうことは……
- 慈悲深きリアン:
何か問題が発生してるってことだね。
- 慈悲深きリアン:
何はともあれ、偵察ご苦労様。鉄虫が少なすぎる件は注意を払うしかないね。
- 慈悲深きリアン:
そんじゃあロンドンに出発しよう!
- 慈悲深きリアン:
鉄虫、ぜんっぜんいなかったね……
- アイアス:
予想の二割程度という感じでしたね。
- アイアス:
やはり、何かあったのでしょうか?
- 慈悲深きリアン:
う~ん……何だろ……とりあえず、ポーツマスまで行けば何か分かるかも。
- ALファントム:
ちょっと待て……
- ALファントム:
人の気配を感じる。
- サイクロプスプリンセス:
…うむ、確かに。何者かが余をコソコソ見ているな。
- サイクロプスプリンセス:
余の威光に恐れ慄いているのか?隠れてないで出てくるがいい!
- ???:
そんな、誤解です。
- サイクロプスプリンセス:
ほう、何が誤解だと言うのだ?
- ???:
私、隠れてませんし……コソコソ見ていません。
- ???:
だって、私、目が見えませんから。
- サイクロプスプリンセス:
…な!……何だと……お前は…!?
- ???:
ふふ、この声は…小さな私ですね?
イギリスにいただなんて、どうして今まで気が付かなかったんでしょう。 - サイクロプスプリンセス:
小さな……こほん!間違ってはいないが、腹が立つな……。
- サイクロプスプリンセス:
どうやらポーツマスに行く必要はなくなったな。
- ALファントム:
…どうして?
- サイクロプスプリンセス:
なぜなら、あの女がまさに余のもう一つの姿、真祖の聖女……
- サイクロプスプリンセス:
ブラインドプリンセスだからだ。
- 慈悲深きリアン:
ブラインドプリンセス!?でも、どうしてポーツマスじゃなくてロンドンにいるの?
- ブラインドプリンセス:
ポーツマス……レジスタンスの情報を頼りにいらっしゃったようですね。
- ブラインドプリンセス:
おっしゃる通り、私はつい最近までポーツマスにいました。ですが……
- 慈悲深きリアン:
何かあったんだね?
- ブラインドプリンセス:
……
- ブラインドプリンセス:
はい。色々なことがありました。
- ブラインドプリンセス:
立ち話もなんですし……どこかに座って話しませんか?
ちょっと長くなりそうなので…… - ブラインドプリンセス:
そうだ、レジスタンスの臨時本部に案内します。
- ブラインドプリンセス:
少ないですが、食べ物と薬もありますよ。
- 慈悲深きリアン:
ほんと?助かるかも!とりあえずそうしよう。
- 慈悲深きリアン:
案内して!