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Transcription
- ブラインドプリンセス:
ここがレジスタンスが現在使用している場所です。
- 慈悲深きリアン:
結構ちゃんとしてて綺麗だね。
- ブラインドプリンセス:
元々は病院でしたので。
- ブラインドプリンセス:
もし怪我をされているなら医薬品を管理している者に言ってください。
- アイアス:
ありがとうございます。こちらは大丈夫です。
- アイアス:
それより、ポーツマスの事が気になります。
- ブラインドプリンセス:
はい、その事ですが……色々ありまして。
- ブラインドプリンセス:
私が言うのもちょっと変ですが……私はビスマルクの人気バイオロイドでした。
- ブラインドプリンセス:
ですので…映画が大ヒットしてから、世界各地のファンのために
ワールドツアーを行っていました。 - サイクロプスプリンセス:
うむ、非常に充実した日々であった。
- サイクロプスプリンセス:
余の名前を叫ぶファン……フラッシュの嵐……今でも鮮明に覚えている。
- ブラインドプリンセス:
ふふ……本当に素晴らしい日々でした……
- ブラインドプリンセス:
第二次連合戦争さえ起きなければ……ですが。
- ブリュンヒルド:
ハッ、ある意味最高のタイミングだったってことね。
- ブラインドプリンセス:
ふふ、その表現がピッタリです。
- ブラインドプリンセス:
戦争が勃発したことで空港も港も……封鎖されてしまいました。
- ブラインドプリンセス:
私は会社の重要な資産でしたので、ビスマルクのイギリス支社に
避難することになりました…… - ブラインドプリンセス:
そうやって戦争の終結を待っている時に……鉄虫が現れました。
- ブリュンヒルド:
それでレジスタンスを組織したの?
- ブラインドプリンセス:
…はい。
- ブラインドプリンセス:
ですが、鉄虫の数はとても多くて……私達はまともに戦うことができませんでした。
- ブラインドプリンセス:
さらに私達には防衛に適した拠点もなく、補給もままならない状況でした。
- ブラインドプリンセス:
ですから当然、すぐに私達は劣勢に追い込まれてしまいました。
- ブラインドプリンセス:
その時です。マーリンと名乗るバイオロイドから連絡が入ったのです。
- ブラインドプリンセス:
…状況はどうですか?
- レジスタンスのレプリコン:
死亡者2名、負傷者5名です。
- ブラインドプリンセス:
…分かりました。次の戦闘は戦線をもう少し下げますか。
- ブラインドプリンセス:
ハイドパークは諦めて、バッキンガム宮殿で防御を固めます。
- レジスタンスのレプリコン:
ですが、それでは病院が砲撃の射程圏内に入ってしまいます。
- レジスタンスのレプリコン:
かえって被害が増えてしまうのでは。
- ブラインドプリンセス:
では、鉄虫は私が引き付けましょう。
- ブラインドプリンセス:
皆さんは私が戻ってくるまで戦線の維持に集中してください。
- レジスタンスのレプリコン:
はい?それはつまり鉄虫の群れの中心に飛び込むことと同じでは……
- レジスタンスのレプリコン:
そ、それは危険です!もし集中砲火でも受けたら……
- ブラインドプリンセス:
心配いりませんよ。私、丈夫にできてますから耐えられるはずです。
- ブラインドプリンセス:
それに、鉄虫と真正面から戦えるのは私しかいません。
- レジスタンスのレプリコン:
それはそうですが……無謀すぎます。
いっそのこと生存者を連れてロンドンから撤退しましょう。 - レジスタンスのレプリコン:
プリンセスさんが怪我でもされたら、レジスタンスが崩壊します!
- ブラインドプリンセス:
ですが私が無理をしなければ、どっちみちレジスタンスは全滅してしまいます。
- レジスタンスのレプリコン:
それは……そうですが……
- ポップヘッド?:
会話の内容からして最高のタイミングで到着したみたいね!
- レジスタンスのレプリコン:
ポップヘッド?
- ブラインドプリンセス:
いや、この声は…ちょっと違うような……
- ポップヘッド?:
当たり!
- マーリン:
ハロー!私ちゃんの名前はマーリン!ちょっと事情があってここまで来れないから、
ポップヘッドを送ったのは許してね。 - マーリン:
聞いた感じ、なんだか大ピンチって感じだね~
- マーリン:
でも安心して、そんなあなたにこのマーリンちゃんがピンチを脱するイイ方法を
教えてあげよう。 - ブラインドプリンセス:
…そんな方法があるのですか?
- マーリン:
私ちゃんのところにおいで!
- マーリン:
キャメロットってとこよ。
- 慈悲深きリアン:
マーリン?聞いたことない名前だね……
- 慈悲深きリアン:
バミューダチームの子かな?
- ブリュンヒルド:
…私の持ってるデータでもそんな名前はないわ。
- ブリュンヒルド:
だからバミューダチームじゃないわね。
- 慈悲深きリアン:
ふむ…
- 慈悲深きリアン:
あっ、途中で割り込んじゃってごめん。話を続けて。
- ブラインドプリンセス:
いえ、そんなことで謝らないでください。私も水をいただけました。
- ブラインドプリンセス:
とにかく…マーリンは私たちを助ける代わりに、マーリンがいるキャメロットの
防衛を手伝ってほしいという提案をしてきました。 - ブラインドプリンセス:
拠点と物資を提供するという提案を断る理由などありませんでした。
ですから、私達はポーツマスに移動し、キャメロットを新たな拠点として レジスタンス活動を続けました。 - ブラインドプリンセス:
マーリンは優れた戦略的見識を持っていて、私たちのことを色々と
支えてくれました。 - ブラインドプリンセス:
おかげで私たちは唯一無二の友人……親友として、
互いになくてはならない存在となりました。 - ブラインドプリンセス:
ですが……その友情は突然終わりを告げたのです。
- ブリュンヒルド:
鉄虫に殺されたとか?
- ブラインドプリンセス:
……いいえ。それよりも酷いかもしれません。
- ブラインドプリンセス:
いつものように…仲間達の遺体を埋葬した後のことでした。
- ブラインドプリンセス:
レプリコン、ちょうどいいところに来ましたね。今回の戦闘結果は……
- ブラインドプリンセス:
…あ。
- ブラインドプリンセス:
……
- レジスタンスのバイオロイド:
……大丈夫ですか?
- ブラインドプリンセス:
はい……、大丈夫です。
- ブラインドプリンセス:
どうしました?
- レジスタンスのバイオロイド:
マーリンさんが話があるそうで、皆さんに集まってほしいそうです。
- ブラインドプリンセス:
マーリンが?
- ブラインドプリンセス:
何でしょう……?分かりました。
- マーリン:
ハロハロー!みんな集まったかな?
- マーリン:
今日はみんなに伝えたいことがあってね!急にごめんね!
集まってもらっちゃってサ! - ブラインドプリンセス:
どうしたんです?マーリン……
- マーリン:
あ、ちょうどリーダーも来てくれたみたいね!
- マーリン:
あのね……今まで一生懸命戦ってくれたお礼が言いたくってね。
- マーリン:
おかげでキャメロット周辺にいる鉄虫の数を20%も減らすことができたわ!
- ブラインドプリンセス:
…あんなに一生懸命頑張ってたったの20%ですか。
- マーリン:
そんなに気を落とさないでよ~!少なくとも私ちゃんの予想は超えてるから。
- マーリン:
とにかく、状況がかなり変わったってこと!
- マーリン:
みんなが周りにあった鉄虫の生産ラインを破壊してくれたおかげで、
今はキャメロットの防衛施設だけでも鉄虫を防げるようになったんだから。 - ブラインドプリンセス:
では……これからはもう戦わなくてもいい…ということですか?
- マーリン:
そゆこと。これも全部みんなのおかげよ。
- マーリン:
だからね…うん。
- マーリン:
そうなるとみんなと一緒に行動する必要はもうないってことじゃん?
- ブラインドプリンセス:
…はい?
- マーリン:
いや、そうなのよ。キャメロットを稼働させるのにも色々と資源が必要じゃない?
- マーリン:
限られた資源をわざわざ共有する必要ってないと思うのよ。
- マーリン:
うん、私ちゃんはナイと思うんだ!
- ブラインドプリンセス:
それは…どういう意味ですか?
- ブラインドプリンセス:
ここを守るために命懸けで戦ってきた私達を裏切るということですか?
- マーリン:
ヤだな~、そんな短絡的な言い方……私ちゃんは好きじゃないなぁ~
- マーリン:
裏切りって表現は印象が良くないよ~?気を付けてね。
いくら私ちゃんでも傷つくよ? - マーリン:
私ちゃんだってみんなと一緒にいたいわよ?
何年も一緒に戦ってきて、助け合ってきた仲間じゃん?でも…… - マーリン:
私ちゃんの最優先目標ってさ、キャメロットを守ることなのよね。
- マーリン:
だからみんなが嫌いってわけではないけど、計算してみた結果、
これが一番合理的な選択なのよ。 - マーリン:
生きられる人は生きてた方がいいじゃん?
- ブラインドプリンセス:
あなた……!本気で言ってるの…!?
- マーリン:
あ~ほらほら、感情的にならないで~
- マーリン:
私ちゃんも流石にあなたとは戦いたくないわ。
あなたって暴れ出すと手に負えなくなるじゃん。 - マーリン:
親友の血なんて見たくない。
- ブラインドプリンセス:
この音は……
- ブラインドプリンセス:
AGS。
- マーリン:
そう。話をしている間に警備AGSをここに集めたの。
みんなは今完全に包囲されてるってこと。 - マーリン:
笑顔でお別れしましょ、マイベストフレンド。
- ブラインドプリンセス:
こんな仕打ちをしておいて……よくベストフレンドだなんて言えますね……!
- ブラインドプリンセス:
こんな外道なこと……
- マーリン:
……もちろん、今はそう思うかもしれない……
- マーリン:
でもこれも全てあなたのための選択なの。
- ブラインドプリンセス:
意味が解りません!今私たちを死に追いやっているくせに!
- マーリン:
ほらほら、詳しく話したらネタバレになっちゃうじゃん?
だから今はこのくらいで勘弁して? - マーリン:
とにかく、こっちもあんまり時間ないのよ!
警備AGSがいつまでもこんなとこにいたら危ないでしょ? - マーリン:
バイバイ!アディオス!アデュー!元気でね!
- マーリン:
また会う日はないと思って!さよ~なら~!
- ALファントム:
……
- ALファントム:
酷い……
- ALファントム:
使い勝手のいい駒として利用されたということか……
- ブラインドプリンセス:
マーリンはキャメロットの警備AGSを使って私たちを都市の外へと追い出しました。
そして、その周囲にはご丁寧にバリケードまで張り巡らせたのです。 - ブラインドプリンセス:
私は残ったメンバー達とロンドンに戻りました。
ロンドンには少ないですが物資が残っていましたので。 - ブラインドプリンセス:
例えばこういったものですね。
- サイクロプスプリンセス:
それは…缶詰か?
- ブラインドプリンセス:
はい、パンの缶詰です。…私のサイン会で配っていました。
- サイクロプスプリンセス:
…は?配った?缶詰を?
- ブラインドプリンセス:
パンの缶詰です。
- サイクロプスプリンセス:
そんなものストーリーには出てないぞ……何故缶詰なんかをプレゼントに……
- サイクロプスプリンセス:
いやいや、今そんなことを気にしても意味がない……
- サイクロプスプリンセス:
はぁ……それはまた今度聞くとして、そのように追い出されて
どれほどの時間が経過した? - ブラインドプリンセス:
そこまで経っていません。一、二週間程度です。
- サイクロプスプリンセス:
本当についこの前の事ではないか。相当急いでロンドンに戻ってきたのだな。
- サイクロプスプリンセス:
そも、そんな状況でよく救助信号を送れたな?
- ブラインドプリンセス:
救助信号…?
- ブラインドプリンセス:
なんですか?それ?
- 慈悲深きリアン:
え?発信してないの?
- ブラインドプリンセス:
はい、何も発信していませんよ?
- ブラインドプリンセス:
う~ん、レジスタンスの誰かが送ったのでしょうか…?
- ブラインドプリンセス:
あら?ということは皆さんはレジスタンスに合流しにきたのではなく、
私たちを助けにいらっしゃったのですか? - ブラインドプリンセス:
イギリスにまだ別の生存者グループがあるということですか?
- 慈悲深きリアン:
違うよ。私たちはフランスから来たの。正確には海底トンネルを使ってね。
- ブラインドプリンセス:
フランス?信じられない……
- ブラインドプリンセス:
私たちを助けるために海まで渡ってきたなんて。
- ブラインドプリンセス:
感謝の言葉もありません。
- サイクロプスプリンセス:
ふっ!ノブレス・オブリージュというものだ!世界で最も高貴な存在の余が
弱き者に救いの手を差し伸べるのは当然であろう! - ブラインドプリンセス:
…ふふ、そうですね。その通りだと思います。
- ブラインドプリンセス:
では、そちらのリーダーはどなたなのですか?
- サイクロプスプリンセス:
う~む……どうやら説明することが多そうだな。
- サイクロプスプリンセス:
まずは、竜殺者の生まれ変わりである最後の人間について話そう……
- 慈悲深きリアン:
ふむ…
- アイアス:
どうしましたか?
- 慈悲深きリアン:
ううん。大したことじゃないよ。
- 慈悲深きリアン:
確かにブラインドプリンセスのアカウントで発信された信号ではあるけれど……
通信内容で自分がブラインドプリンセスだとは一言も言ってないなって思って…… - 慈悲深きリアン:
だから、そのマーリンとの混乱に乗じて誰かが信号を送ったのかなって……
- アイアス:
ブラインドプリンセスが嘘を吐いている可能性も考えられます。
- 慈悲深きリアン:
もちろんその可能性もあるね。でもこんな状況で嘘を吐くメリットなんてあるかな?
- アイアス:
それはそうですね。
- 慈悲深きリアン:
でも…な~んか引っかかるんだよねェ……
- 慈悲深きリアン:
ねぇねぇ、一つ聞きたいことがあるんだけど。
- ブラインドプリンセス:
はい、何でしょ―
- 慈悲深きリアン:
爆発?
- ブラインドプリンセス:
そんな…鉄虫の襲撃です!
- ブラインドプリンセス:
私が出ます。皆さんは安全な場所へ!
- サイクロプスプリンセス:
何を言う!余も戦うに決まっておろう!
- サイクロプスプリンセス:
言っただろう。高貴な存在が救いの手を差し伸べるのは当然であると!!
- 慈悲深きリアン:
私たちにも戦わせて。鉄虫と戦うのは慣れてるから心配しなくていいよ!
- ブラインドプリンセス:
…では……お願いしてもいいですか?
- ブラインドプリンセス:
戦えないメンバーを守ってあげてください。